【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績
当第1四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、経済社会活動の正常化が進む中で、持ち直しの動きが見られる一方、海外情勢等による原材料価格やエネルギー価格の上昇、供給面での制約、金融資本市場の変動等による下振れリスクに加え、急激な為替変動が進むなど全体としては楽観できない状況であります。
このような状況下、当社グループが提供する各種サービスにおいては、これらの影響を直接的に受けることはなく、「デジタル人材事業」「受託開発事業」「コンテンツプロパティ事業」を積極的に展開し、取り組んでまいりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は2,467,214千円(前年同四半期比27.4%増)、営業利益は376,222千円(前年同四半期比67.3%増)、経常利益は504,026千円(前年同四半期比62.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は317,273千円(前年同四半期比52.0%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
<デジタル人材事業>
デジタル人材事業は、ゲーム・スマートフォンアプリ・WEB・IT企業などに対し、プログラミング・グラフィック開発スキルを持った当社社員(クリエイター&エンジニア)が顧客企業に常駐し、開発業務を提供しております。
当第1四半期連結累計期間においては、企業のDX推進などによる技術ソリューションに対する旺盛な需要を背景に、新規・既存案件とも順調に推移いたしました。なお、稼働プロジェクト数は2,152(前年同四半期稼働プロジェクト数は1,910)となりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は1,455,741千円(前年同四半期比14.1%増)、セグメント利益は249,449千円(前年同四半期比1.7%減)となりました。
<受託開発事業>
受託開発事業は、主にデジタル人材事業を通じて顧客から持ち込まれるスマートフォンアプリ開発案件、クラウドプラットフォーム構築、CRM(Customer Relationship Management)構築~導入~運用など、案件を持ち帰り形式にて受託し、納品するサービスを提供しております。売上種別としては、「新規開発」「保守・運用開発」「追加開発」「ラボ型開発」の4つに大別されます。
子会社の株式会社エクスラボ、EXTREME VIETNAM Co.,LTD.、株式会社EPARKテクノロジーズ、エス・エー・エス株式会社、酒田エス・エー・エス株式会社についても当該事業に含まれます。
当第1四半期連結累計期間においては、企業のデジタル投資への拡大を背景に受注獲得が順調に進んだ結果、開発リソースの安定的稼働が採算性の向上に寄与しました。
この結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は890,347千円(前年同四半期比28.1%増)、セグメント利益は155,695千円(前年同四半期比587.4%増)となりました。
<コンテンツプロパティ事業>
コンテンツプロパティ事業は、当社が保有するゲーム・キャラクター等の知的財産を活用し、様々な事業展開を行うセグメントであり、具体的には、ゲーム運営のほかに、当社が保有するゲームタイトル又はキャラクターなどを様々な商材へ使用許諾を行うライセンス事業が含まれております。
子会社の株式会社Dragami Gamesは当該事業に含まれます。
当第1四半期連結累計期間においては、当社がライセンス許諾したスマートフォン版ゲームアプリ『ラングリッサー』のゲーム販売額に応じたロイヤルティ収益が発生した他、株式会社Dragami Gamesのゲーム販売額も発生しております。
この結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は170,898千円(前年同四半期比59.7%増)、セグメント利益は139,178千円(前年同四半期比32.4%増)となりました。
② 財政状態
総資産・負債・純資産の状況
(総資産)
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、7,533,428千円となり、前連結会計年度比414,534千円の増加(前連結会計年度比5.8%増)となりました。これは主に、現金及び預金が262,770千円、仕掛品が48,298千円、投資有価証券が108,495千円、それぞれ増加したことによるものです。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債は、2,496,847千円となり、前連結会計年度比203,415千円の増加(前連結会計年度比8.9%増)となりました。これは主に、短期借入金が200,000千円、未払金が32,017千円増加した一方、未払法人税等が110,009千円、賞与引当金が58,894千円減少したことによるものです。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産は、5,036,580千円となり、前連結会計年度比211,118千円の増加(前連結会計年度比4.4%増)となりました。これは主に、利益剰余金における配当金の支払いに伴い165,045千円減少した一方、親会社株式に帰属する四半期純利益の計上に伴い317,273千円増加したことによるものです。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3)研究開発活動
該当事項はありません。
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