【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
当社は、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識基準」という)等を第1四半期会計期間の期首から適用しております。そのため、以下の経営成績に関する説明は、増減額及び前年同四半期比(%)を記載せずに説明しております。収益認識会計基準の適用の詳細については、「第4 経理の状況 1 四半期財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」をご参照ください。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、昨年から続く新型コロナウイルス感染症拡大の影響が長期化する中で、度重なる緊急事態宣言の発出及びまん延防止等重点措置を受け個人消費が大きく抑制される等、厳しい事業環境が続きました。全国で緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置が解除された10月1日以降はワクチン接種の進展による社会・経済活動の制限緩和などの影響もあり、企業収益や設備投資等一部に持ち直しの動きが見られましたが、新たな変異株の出現などにより、景気の先行きは予断を許さない状況となっております。
このような経営環境下において、当社としましては、コーポレート・ビジョンである「Diversity with Brilliance」を引き続き忠実に推進し、ジュエリーチェーンのパイオニアとしての豊富な実績を基に、お客様にご満足いただける質の高い接客技術の向上、顧客ニーズにあった魅力的な商品開発力の強化、粗利率の改善などへの積極的な取組みにより、いかなる環境の変化にも対応できる強固な事業基盤の構築に努めております。
以上の結果、当第3四半期累計期間の売上高は5,247百万円、営業利益は632百万円、経常利益633百万円、四半期純利益386百万円となりました。
(2)財政状態に関する説明
(資産)
当第3四半期会計期間末における総資産は、7,789百万円となり、前事業年度末と比べ270百万円減少いたしました。これは主に、現金及び預金の減少によるものであります。
(負債)
当第3四半期会計期間末における負債合計は、2,956百万円となり、前事業年度末と比べ305百万円増加いたしました。これは主に、支払手形及び買掛金の増加によるものであります。
(純資産)
当第3四半期会計期間末における純資産合計は、4,833百万円となり、前事業年度末と比べ576百万円減少いたしました。これは主に、配当金の支払いによるものであります。
この結果、自己資本比率は62.0%(前事業年度末は67.1%)となりました。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。