【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況当第1四半期連結累計期間における当社グループの業績は、売上高は1,470,353千円(前年同期比8.8%増加)、営業利益は95,197千円(前年同期比32.3%減少)、経常利益は86,329千円(前年同期比37.9%減少)、親会社株主に帰属する四半期純利益は44,408千円(前年同期比50.2%減少)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
① クリエイタープラットフォーム事業(CP事業)CP事業におきましては、前第2四半期連結会計期間に連結子会社化したエフ・アイ・ティー・パシフィック株式会社の業績が引き続き寄与し、当第1四半期連結累計期間の売上高は全体としては堅調に推移しましたが、インターネットメディアへの広告出稿は厳しい状況が続いており、利益率の高いネット広告売上は縮小傾向となっています。当第1四半期累計期間におけるデータ・コンテンツ提供売上※2は、530,189千円となり、前年同期比11.5%の増加、システム売上※4は、293,068千円となり前年同期比53.9%増加となりました。一方で、ネット広告売上※1は、338,331千円となり、前年同期比22.0%減少、出版ビジネス売上※3は、129,077千円となり、前年同期比5.7%の減少となりました。以上の結果、当セグメント売上高は1,280,340千円(前年同期比4.7%増加)、セグメント利益は55,913千円(前年同期比53.2%減少)となりました。
② クリエイターソリューション事業(CS事業)CS事業におきましては、特にリサーチソリューションで、前年同期と比較して大型案件の受注が好調であり、売上高、営業利益ともに大きく増加しました。以上の結果、当セグメント売上高は190,013千円(前年同期比47.6%増加)、セグメント利益は39,283千円(前年同期比84.8%増加)となりました。
※1 ネット広告売上とは、主に以下による広告売上 ・運用型広告:アドネットワーク(異なる複数の広告媒体を束ねてネットワーク配信する仕組み)による売上 ・アフィリエイト広告:成果報酬型のインターネット広告。商品購入や資料請求などの、最終成果またはクリックが発生した件数に応じて広告費用を支払う。 ・提案型広告:Webメディア側による企画・提案または顧客の要望に基づいて制作する広告 ・純広告:バナー広告、メール広告など※2 データ・コンテンツ提供売上とは、主にEC物販、記事提供、データ販売、コンテンツ提供、その他各種商品・サービスの販売による売上※3 出版ビジネス売上とは、主に雑誌販売による売上※4 システム売上とは、主にメディア向け・EC向けのシステム及びデータセンター管理用システムの提供構築・運営支援による売上
(2) 財政状態の分析 (資産)当第1四半期連結会計期間末における総資産は5,662,125千円(前連結会計年度末比増加378千円)となりました。主な増減は、現金及び預金の減少132,845千円、売上債権の増加139,203千円であります。(負債)当第1四半期連結会計期間末における負債総額は1,526,478千円(前連結会計年度末比増加37,494千円)となりました。主な増減は、買掛金の増加72,008千円、長期借入金の減少38,663千円であります。(純資産)当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は4,135,646千円(前連結会計年度末比減少37,116千円)となりました。主な増減は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上44,408千円、配当金の支払い58,709千円、自己株式の取得20,396千円であります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第1四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
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