【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況当第1四半期連結累計期間における当社グループの業績は、売上高は1,351,561千円(前年同期比6.1%増加)、営業利益は140,682千円(前年同期比10.4%増加)、経常利益は138,959千円(前年同期比16.0%増加)、親会社株主に帰属する四半期純利益は89,096千円(前年同期比6.3%減少)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
① クリエイタープラットフォーム事業(CP事業)CP事業におきましては、当第1四半期連結累計期間に、事業譲受によりビジネスパーソン向けのメディア「決算が読めるようになるノート」等3つのサイトの運営を開始しました。また事業開発により映像業界向けの新ビジネスメディア「Branc(ブラン)」事業の運営を開始し、事業拡大を図っております。当第1四半期累計期間におけるネット広告売上※1は、アフィリエイト広告及び提案型広告が好調を維持していることから433,656千円となり、前年同期比15.6%増加となりました。また、前第4四半期連結会計期間において事業取得した「JTOPIA」事業及び当第1四半期連結会計期間において事業取得した「決算が読めるようになるノート」事業などの貢献等によりデータ・コンテンツ提供売上※2は、475,409千円となり、前年同期比12.6%の増加となりました。システム売上※4は、オウンドメディアの受託開発が好調で、190,478千円となり前年同期比15.0%増加となりました。一方で出版ビジネス売上※3は、136,941千円(前年同期比2.5%減少)となり前年同期とほぼ横ばいの水準となっています。以上の結果、当セグメント売上高は1,222,805千円(前年同期比11.4%増加)、セグメント利益は119,429千円(前年同期比38.5%増加)となりました。
② クリエイターソリューション事業(CS事業)CS事業におきましては、リサーチソリューション及びECソリューションとも、前年同期と比較して、粗利率の高い大型案件の受注が少なく、売上高、営業利益ともに減少となりました。以上の結果、当セグメント売上高は128,756千円(前年同期比26.9%減少)、セグメント利益は21,252千円(前年同期比48.4%減少)となりました。
※1 ネット広告売上とは、主に以下による広告売上 ・運用型広告:アドネットワーク(異なる複数の広告媒体を束ねてネットワーク配信する仕組み)による売上 ・アフィリエイト広告:成果報酬型のインターネット広告。商品購入や資料請求などの、最終成果またはクリックが発生した 件数に応じて広告費用を支払う。 ・提案型広告:Webメディア側による企画・提案または顧客の要望に基づいて制作する広告 ・純広告:バナー広告、メール広告など※2 データ・コンテンツ提供売上とは、主にEC物販、記事提供、データ販売、コンテンツ提供による売上※3 出版ビジネス売上とは、主に雑誌販売による売上※4 システム売上とは、主にオウンドメディア等の構築・運営支援による売上
(2) 財政状態の分析 (資産)当第1四半期連結会計期間末における総資産は5,010,234千円(前連結会計年度末比減少159,172千円)となりました。主な増減は、現金及び預金の減少173,729千円であります。(負債)当第1四半期連結会計期間末における負債総額は1,081,787千円(前連結会計年度末比減少258,920千円)となりました。主な増減は、未払法人税等の支払による減少99,507千円であります。(純資産)当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は3,928,447千円(前連結会計年度末比増加99,748千円)となりました。主な増減は、自己株式の処分21,125千円、利益剰余金の増加77,205千円であります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第1四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
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