【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が続くなか、経済社会活動が正常化の動きが見られたものの、感染再拡大の懸念や急激な円安の進行、ロシア・ウクライナ情勢に起因する世界的な原材料価格の高騰等、景気の動向は先行き不透明な状況で推移しております。このような環境のもと、当社グループは主力事業であるグリーン事業において、新規顧客の獲得や販売促進のためのマーケティング活動に注力し、経営成績は計画通り推移しております。
この結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は10,058,599千円(前年同四半期比20.8%増)、営業利益は1,613,036千円(同14.1%増)、経常利益は1,637,030千円(同10.7%増)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,147,480千円(同10.1%増)となりました。
各セグメントの経営成績は次のとおりであります。
各セグメントの経営成績の数値につきましては、セグメント間の内部取引高を含めて表示しております。
〔グリーン事業〕
グリーン事業につきましては、レンタルグリーンの契約が計画通り推移し、増収増益となりました。
以上の結果、当セグメントの売上高は7,248,557千円(前年同四半期比26.6%増)、営業利益は1,452,877千円
(同23.7%増)となりました。売上高営業利益率は、関東エリアは21.7%(前年同四半期23.6%)、関西エリアは
26.0%(同25.6%)、海外エリアは11.4%(同7.7%)となりました。
〔卸売事業〕
卸売事業につきましては、前期コロナ禍を背景に高く推移しておりました植物の需要が落ち着きはじめ、燃料
費、電気料等の資源・エネルギー価格上昇や人件費の増加に伴い、増収減益となりました。
以上の結果、当セグメントの売上高は1,065,600千円(前年同四半期比6.6%増)、営業利益は79,090千円(同13.0%減)となりました。
〔小売事業〕
小売事業につきましては、前期コロナ禍を背景に高く推移しておりました植物の需要が落ち着きはじめ、燃料
費、電気料等の資源・エネルギー価格上昇や人件費の増加に伴い、増収減益となりました。尚、ガーデンセンターやグリーンショップ、フラワーショップ、ネットショップ等の小売事業は、「母の日」や季節的要因により第4四半期が最も繁忙期となります。
以上の結果、当セグメントの売上高は2,056,983千円(前年同四半期比8.8%増)、営業利益は48,272千円(同58.8%減)となりました。
(2)財政状態の分析
(総資産)
当第3四半期連結会計期間末における総資産は12,425,847千円となり、前連結会計年度末に比べ1,046,599千円の増加(9.2%増)となりました。
このうち流動資産は7,311,475千円となり、前連結会計年度末に比べて349,893千円の増加(5.0%増)となりました。これは主に、受取手形及び売掛金が519,197千円増加したこと等によるものであります。
また、固定資産は5,114,372千円となり、前連結会計年度末に比べて696,706千円の増加(15.8%増)となりました。これは主に、投資その他の資産が607,647千円増加したこと等によるものであります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は2,207,872千円となり、前連結会計年度末に比べて120,363千円の増加(5.8%増)となりました。これは主に、買掛金が252,856千円増加したこと等によるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は10,217,975千円となり、前連結会計年度末に比べて926,235千円の増加(10.0%増)となりました。これは主に、利益剰余金が1,042,884千円増加したこと等によるものであります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はあ
りません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
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