【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
本項に記載した将来事象に関する予測・見通し等は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社が判断したものであり、それらには不確実性が内在し将来の結果とは大きく異なる可能性があります。
当社は「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しております。以下の財政状態及び経営成績の状況は、2021年12月期の遡及修正後の数値で前年同四半期連結累計期間との比較・分析を行っておりますが、遡及修正後の数値は未監査となっております。
(1) 財政状態及び経営成績の状況当社は「インターネットで可能性をつなげる、ひろげる」というミッションのもと、表現活動を支援するための様々なウェブサービス及びスマートフォンアプリを提供しています。当第3四半期連結累計期間は、ホスティング事業のレンタルサーバーサービス「ロリポップ!」が、顧客単価の増加を受け堅調に推移しました。一方で、消費行動の変化や、外出抑制の解除による影響を受け、EC支援事業のオリジナルグッズ作成・販売サービス「SUZURI」の流通額が前年を下回ったほか、ハンドメイド事業の「minne」の流通額は前年並みとなりました。また、金融支援事業では「FREENANCE」の請求書買取額が大幅に増加いたしました。その結果、当第3四半期連結累計期間における業績は、売上高7,809,746千円(前年同期比5.3%増)、営業利益570,489千円(前年同期比18.3%減)、経常利益599,904千円(前年同期比17.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益418,619千円(前年同期比20.3%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
① ホスティング事業ホスティング事業には、個人からビジネスまで幅広い用途にご利用頂けるレンタルサーバーサービス「ロリポップ!」及びドメイン取得代行サービス「ムームードメイン」等が属しております。「ロリポップ!」におきましては、ブログ収益化・副業スタートパックの拡販やドメインとの連携強化による上位プランの契約獲得に注力していることから、他プランからの契約乗り換えや、低単価プランにおける解約が増加し、契約件数は424,528件(前年同期末比0.2%減)となりました。一方で、昨年実施した価格改定の効果が継続しているほか、上位プランの契約比率が高まった結果、顧客単価は457円(前年同期比13.4%増)となりました。「ムームードメイン」におきましては、ドメイン更新率の上昇により顧客単価は増加したものの、新規の契約数が減少し登録ドメイン数は1,155,961件(前年同期末比1.7%減)となりました。以上の結果、当第3四半期連結累計期間におけるセグメント売上高3,840,489千円(前年同期比8.6%増)、セグメント利益は1,318,905千円(前年同期比22.4%増)となりました。
② EC支援事業EC支援事業には、月額制ネットショップ作成サービス国内店舗数No.1の「カラーミーショップ」及びオリジナルグッズ作成・販売サービス「SUZURI」等が属しております。「カラーミーショップ」におきましては、無料で海外販売を始められる「Buyee Connect for カラーミーショップ」などのアプリストア強化や、noteストア連携などの機能強化を実施いたしました。契約件数は、初期費用無料・月額利用料無料でネットショップを開設できるフリープランの利用が増加したことから50,282件(前年同期末比11.7%増)となりました。また、2022年4月に実施した価格改定の効果が継続しており、月額有料プランの顧客単価は4,250円(前年同期比21.9%増)となりました。売上は、前年並みとなった一方で、利益面では、「カラーミーショップ大賞 2022」等のイベント開催やインフラ強化を行ったことにより営業費用が増加いたしました。「SUZURI」におきましては、夏のTシャツセール第2弾の実施や、SNS時代のクリエイターコミュニティ「餅屋」との共同プロジェクトなどを開始し、登録会員数は130万人(前年同期比30.6%増)となりました。一方で、消費者の行動変化の影響を受け、四半期連結累計期間における流通金額は20.9億円(前年同期比16.9%減)となりました。以上の結果、当第3四半期連結累計期間におけるセグメント売上高は2,347,786千円(前年同期比5.1%減)、セグメント利益は557,156千円(前年同期比37.2%減)となりました。
③ ハンドメイド事業ハンドメイド事業には、国内最大級のハンドメイドマーケットサービス「minne」が属しております。「minne」では、シニア層のネットショッピング利用を促進するため、全国の直営ドコモショップで「minne byGMOペパボ 講座」を展開したほか、「リバティ・ファブリックス」の生地を使ったハンドメイド作品コンテストを藤久株式会社と共同開催し、当第3四半期連結累計期間における流通額は112.4億円(前年同期比0.5%増)となりました。利益面では、利用者の購入を促進するため、プロモーション等の販促強化を実施したことから、営業費用が増加いたしました。以上の結果、当第3四半期連結累計期間におけるセグメント売上高は1,233,016千円(前年同期比0.6%増)、セグメント利益は69,913千円(前年同期比58.6%減)となりました。
④ 金融支援事業金融支援事業には、連結子会社であるGMOクリエイターズネットワーク株式会社が運営するフリーランス向けファクタリングサービス「FREENANCE」が属しております。「FREENANCE」におきましては、企業連携による提携企業数が増加し、3者間取引による利用が拡大したことから、当第3四半期連結累計期間における請求書買取額は57.1億円(前年同期比200.6%増)となりました。以上の結果、当第3四半期連結累計期間におけるセグメント売上高は386,201千円(前年同期比167.7%増)、セグメント利益は4,652千円(前年同期間におけるセグメント損失は113,258千円)となりました。
⑤ その他その他には、習い事やチーム・教室運営における連絡や集金をクラウド上で一元管理できるサービス「GMOレンシュ」等の新規事業が属しております。2021年12月期に連結子会社であるGMOクリエイターズネットワーク株式会社が運営するWebコンテンツ制作事業や当社が運営するブログサービス「JUGEM」が属しておりましたが、それぞれ事業譲渡いたしました。以上の結果、当第3四半期連結累計期間におけるセグメント売上高は2,251千円(前年同期比93.2%減)、セグメント損失は29,692千円(前年同期間におけるセグメント損失は3,661千円)となりました。
また、当第3四半期連結会計期間における財政状態の概況は次のとおりであります。当第3四半期連結会計期間末における総資産は10,692,432千円(前連結会計年度末比1,822,210千円増)となりました。これは、主に関係会社預け金が400,000千円及び売掛金が178,055千円減少した一方で、未収入金が918,251千円、有形固定資産が187,163千円及び収益認識会計基準等の適用により前払費用が1,281,261千円増加したことによるものであります。負債は8,066,262千円(同2,149,277千円増)となりました。これは、主に未払金が213,064千円及び未払法人税等が153,634千円減少した一方で、短期借入金が800,000千円及び収益認識会計基準等の適用により契約負債(前連結会計年度末は前受金)が1,671,269千円増加したことによるものであります。純資産は2,626,170千円(同327,067千円減)となりました。これは、主に親会社株主に帰属する四半期純利益計上に伴い利益剰余金が418,619千円増加した一方で、配当金の支払により利益剰余金が360,874千円、自己株式が60,107千円、その他有価証券評価差額金が137,458千円及び収益認識会計基準等の適用により利益剰余金の期首残高が173,461千円減少したことによるものであります。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3) 研究開発活動当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は22,388千円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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