【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
当社は、前第3四半期累計期間より四半期財務諸表を作成しているため、前年四半期累計期間との比較分析は行っておりません。(1) 業績の状況当第1四半期累計期間の国内経済は、前事業年度でも堅調な動きが確認された小売業の販売額は、8月の経済産業省「商業動態統計速報」でも、引き続き増加基調が継続しており、消費に活発さが見られます。消費者物価は上昇基調にありますが、雇用・所得環境の改善を伴いながらの回復が期待されます。一方で世界情勢は、引き続き緊張状態が継続しており、資源や食料品などの供給懸念の継続と、中国経済の減速など、我が国経済の先行きの背景に不透明な影響を与えております。このような中、当社サービスの主たる顧客にあたる流通業界においては、活性化する消費活動への対応に加え、Afterコロナに望まれる購買スタイルへの対応を進めております。同時にこれに対応する物流業界は、社会インフラとしての役割を維持するため、2024年問題への対応を進めております。当社は、特に深刻化している物流現場の人手不足の解消は、喫緊の社会課題と強く認識しております。そのために、積極的な人材投資を行い、流通業や物流業の変化に対応した新技術の研究開発と活発な新規サービスの提案を実施致しました。 この結果、当第1四半期累計期間の業績は、売上高は500,448千円、営業利益111,994千円、経常利益111,993千円、四半期純利益83,805千円となりました。 なお、当社は、在庫管理システム事業を単一セグメントにしているため、セグメント別の記載を行っておりませんが、サービス別の業績は、以下のとおりであります。
(クラウドサービス)
当サービスにおいては、新規取引先の増加などにより順調に推移し、当第1四半期累計期間における売上高は383,410千円となりました。 (開発・導入サービス)当サ―ビスにおいては、既存取引先からの継続開発案件の受注などがあったことにより順調に推移し、当第1四半期累計期間における売上高は93,520千円となりました。 (機器販売サービス)当サービスにおいては、専用プリンター及び帳票などのサプライ品販売を行い、当第1四半期累計期間における売上高は23,517千円となりました。
(2) 財政状態の分析
(資産の部)当第1四半期会計期間末における総資産の残高は、前事業年度末に比べて35,724千円増加し、2,001,021千円となりました。当第1四半期会計期間末における流動資産の残高は、前事業年度末に比べて6,565千円減少し、1,713,800千円となりました。この主な要因は、前期の未払賞与及び配当金を支払ったことにより現金及び預金が減少したことによるものであります。 当第1四半期会計期間末における固定資産の残高は、前事業年度末に比べ42,289千円増加し、287,220千円となりました。この主な要因は、「ロジザード ZERO」の基本機能のバージョンアップを行っていることによりソフトウェア仮勘定が増加したことによるものであります。 (負債の部)当第1四半期会計期間末における負債の残高は、前事業年度末に比べて9,818千円減少し、261,481千円となりました。この主な要因は、前期の未払賞与を支払ったことにより未払費用が減少したことによるものであります。
(純資産の部)当第1四半期会計期間末における純資産の残高は、前事業年度末に比べて45,542千円増加し、1,739,540千円となりました。この主な要因は、利益剰余金が剰余金の配当により減少したものの、四半期純利益の計上により利益剰余金が増加したことによるものであります。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第1四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期累計期間において、当社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発費 当第1四半期累計期間における研究開発費の総額は、12,771千円であります。これは主に新コンセプトのWMSの研究開発に要した費用です。
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