【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
当社は、連結子会社龍騎士供応鏈科技(上海)有限公司の清算が結了し、子会社がなくなったことから、当第3四半期累計期間より四半期連結財務諸表を作成しておりません。したがって、前年四半期累計期間との比較分析は行っておりません。
(1) 業績の状況当第3四半期累計期間の国内経済は、新型コロナウイルスによるストレスフルな生活から脱却していく過程にあると認識され、活動に活発さが見られます。3月の内閣府の消費動向調査においても消費者態度指数に持ち直しの動きが見られると判断され、消費需要は以前を取り戻しつつあると推測しております。一方で世界情勢は、引き続き緊張状態が継続しており、資源や食料品などの物価上昇の継続と、インフレ対策での金融引き締めにともなった金融機能の不安定化など、国内外経済の先行きの背景に不透明な影響を与えております。このような中、当社サービスの主たる顧客にあたる流通業界においては、Withコロナに望まれる購買スタイルへの対応を進めております。同時にこれに対応する物流業界は、社会生活のインフラとして、ECのみならず多様な物流ニーズに応えようとしております。当社としましては、これからも予断を許さない情勢を注視しつつ、適切に対応してまいりますが、国内においては物流の人手不足は深まるばかりであり、喫緊の課題に変化はないと考え、積極的な営業活動を行ってまいりました。この結果、当第3四半期累計期間の業績は、売上高は1,392,561千円、営業利益243,694千円、経常利益243,619千円、四半期純利益163,522千円となりました。 なお、当社は、在庫管理システムの単一セグメントであるため、セグメント別の記載を行っておりませんが、サービス別の業績は以下のとおりであります。
(クラウドサービス)
当サービスにおいては、新規取引先の増加などにより順調に推移し、当第3四半期累計期間における売上高は1,088,388千円となりました。
(開発・導入サービス)当サービスにおいては、ロジザード Plusからロジザード ZEROへの移行やクラウドサービスの導入作業支援などを行い、当第3四半期累計期間における売上高は247,457千円となりました。
(機器販売サービス)当サービスにおいては、専用プリンター及び帳票などのサプライ品販売を行い、当第3四半期累計期間における売上高は56,715千円となりました。
(2) 財政状態の分析
(資産の部)
当第3四半期会計期間末における総資産の残高は、前事業年度末に比べて43,401千円増加し、1,872,762千円となりました。当第3四半期会計期間末における流動資産の残高は、前事業年度末に比べて68,812千円増加し、1,627,062千円となりました。この主な要因は、売掛金の回収などにより現金及び預金が増加したことによるものであります。
当第3四半期会計期間末における固定資産の残高は、前事業年度末に比べて25,410千円減少し、245,699千円となりました。この主な要因は、製品開発の一部において、将来の収益獲得が見込めなくなったと判断した案件が生じたことによるソフトウエア仮勘定の除却の発生及びソフトウエアの減価償却費により無形固定資産が減少したことによるものであります。 (負債の部)当第3四半期会計期間末における負債の残高は、前事業年度末に比べて81,892千円減少し、200,917千円となりました。この主な要因は、未払法人税等及び未払賞与を支払ったものであります。(純資産の部)当第3四半期会計期間末における純資産の残高は、前事業年度末に比べて125,294千円増加し、1,671,844千円となりました。この主な要因は、利益剰余金が剰余金の配当により減少したものの、四半期純利益の計上により利益剰余金が増加したことによるものであります。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期累計期間において、当社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発費
当第3四半期累計期間における研究開発費の総額は、23,056千円であります。これは主に新コンセプトのWMS(Warehouse Management System(倉庫管理システム))の研究開発に要した費用です。
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