【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において、当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものです。(1) 業績の状況<当第2四半期連結累計期間の概況>当第2四半期連結累計期間においては、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響が緩和されつつあるものの、地政学的リスクの高まりによる原材料価格の高騰、世界的な金融引き締めによる為替相場の変動等により、世界経済は依然として先行き不透明な状況にあります。このような状況において当社グループは、事業構造改革による収益基盤の改善を進めつつ、SaaS(*1)をはじめとするクラウド関連製品・サービスを拡大させ、顧客のDX(*2)に資する最適なソリューションを提供してまいります。
当第2四半期連結累計期間の各セグメントの業績は、次の通りとなりました。
① オープンシステム基盤事業半導体不足の解消に伴い、ハードウェアの需給が緩和し、オンプレミス向けの製品・サービスが復調傾向となりました。この結果、Red Hat Enterprise Linux(*3)をはじめとするRed Hat, Inc.関連商品(*4)は好調な増収となりました。また、主力自社製品である「LifeKeeper」(*5)はオンプレミス向けの復調に加え、クラウド向けも伸長したことから堅調な増収となりました。これらにより、売上高は4,999百万円(前年同期比16.2%増)、セグメント利益は56百万円(同270.2%増)となりました。
② アプリケーション事業金融機関向け経営支援システム販売は減収となりました。一方、システム開発・構築支援はAPI(*6)関連や証券系業務システムの案件が増加したことにより好調な増収となりました。また、「Gluegentシリーズ」(*7)も順調な増収となりました。これらにより、売上高は3,060百万円(前年同期比3.8%増)となりました。利益面では、増収により前年同期比で改善したものの、人件費の増加、Med Tech(*8)事業を中心に新製品・サービスへの投資を強化したことにより、セグメント損失は169百万円(前年同期は246百万円の損失)となりました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は8,066百万円(前年同期比11.2%増)、営業損失は106百万円(前年同期は225百万円の損失)、持分法による投資利益の計上により経常損失は78百万円(前年同期は207百万円の損失)となりました。また、減損損失及び事業譲渡損失を計上したことにより、親会社株主に帰属する四半期純損失は176百万円(前年同期は339百万円の損失)となりました。当社グループの重視する経営指標であるEBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却額)とROIC(年率換算数値、税引後営業利益÷(株主資本+有利子負債))は、次の通りとなりました。EBITDA:△60百万円(前年同期は△157百万円)ROIC(年率換算数値):△11.8%(前年同期は△16.1%)
(*1) SaaSSoftware as a Serviceの略。ソフトウェアをクラウドサービスとして提供すること。(*2) DXデジタルトランスフォーメーションの略。企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。(*3) Red Hat Enterprise Linuxオープンソースソフトウェア&サービス・プロバイダーRed Hat, Inc.が開発するLinux OS。(*4) Red Hat, Inc.関連商品オープンソースソフトウェア&サービス・プロバイダーRed Hat, Inc.が開発するオープンソースの製品。(*5) LifeKeeper本番稼働のサーバーとは別に同じ環境の予備サーバーを待機させ、万が一の障害の際には自動的に予備サーバーに業務を引き継がせる役割を担うソフトウェア。(*6) APIソフトウェアやアプリケーション同士が互いに情報をやり取りするための仕組み。(*7) GluegentシリーズIDの管理をクラウドで行うサービス「Gluegent Gate」をはじめ、クラウド型ワークフローの「Gluegent Flow」、Google Calendarにチームメンバーの予定管理機能等を付加した「Gluegent Appsグループスケジューラ」等、企業におけるクラウドを利用した業務効率化等を支援するサービス。(*8) Med TechMedical(医療)とTechnology(技術)を組み合わせた造語。
(2) 財政状態の分析①資産流動資産は、現金及び預金の増加211百万円等の要因により、5,331百万円(前連結会計年度末比2.6%増)となりました。固定資産は、ソフトウェア仮勘定の減少29百万円等の要因により、778百万円(同5.4%減)となりました。この結果、総資産は、6,114百万円(同1.5%増)となりました。②負債流動負債は、契約負債の増加304百万円等の要因により、4,674百万円(前連結会計年度末比7.8%増)となりました。固定負債は、長期借入金の減少33百万円等の要因により、406百万円(同7.9%減)となりました。この結果、負債合計は、5,081百万円(同6.3%増)となりました。③純資産純資産合計は、利益剰余金の減少263百万円等の要因により、1,033百万円(前連結会計年度末比16.9%減)となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ211百万円増加し2,717百万円となりました。(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間
当第2四半期連結累計期間
増減
営業活動によるキャッシュ・フロー
△218
259
477
投資活動によるキャッシュ・フロー
△86
117
203
財務活動によるキャッシュ・フロー
△193
△139
54
当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは259百万円の収入となりました。これは、契約負債の増加229百万円等によるものです。投資活動によるキャッシュ・フローは117百万円の収入となりました。これは、デリバティブ取引による収入103百万円等によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは139百万円の支出となりました。これは、配当金の支払額86百万円等によるものです。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。 (5) 研究開発活動当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、472百万円です。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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