【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
なお、文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間における世界GDPは中国経済が消費持ち直しに伴い回復傾向と見られていますが、不動産不況が影響し回復力は弱いと見られています。また、米国では今後も消費と投資が底堅く推移を続け、回復が続くものと思われます。我が国では輸入物価の落ち着きに伴い、回復傾向が続くものと思われますが実質所得低下の影響が懸念されます。
この間、建設市場におきましては、住宅着工件数が前年度比減の傾向ですが公共建設投資は前年度比増の傾向となっております。しかしながら、資材と労務需給不足等への懸念が2024年問題と合わせ一段と高まっています。当社グループにおきましても、主たる原材料のPC鋼線の価格上昇傾向は一定の落ち着きを見せていますが、セメント・骨材の値上げの可能性を否定出来ません。また、当期は期首の出荷予測数量が少ない事に加え、前期同様に受注案件の工程遅延が発生しており、厳しい状況が続いております。
このような状況下で当社の当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高1,015百万円(前年同四半期比7.4%減)、営業損失235百万円(前年同四半期は営業損失126百万円)、経常損失226百万円(前年同四半期は経常損失123百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失229百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失111百万円)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①スパンクリート事業
当事業は、第1四半期に続き出荷数量の低迷が続いており、販売金額・数量共に当初見込んでいた数量に未達でありました。その結果、売上高は442百万円(前年同四半期比49.0%減)、セグメント損失238百万円(前年同四半期はセグメント損失130百万円)となりました。
②不動産事業
当事業は、オフィスビル3棟は高稼働率を維持し、安定的に推移しているものの一部テナントの退去があり、売上高110百万円(前年同四半期比7.8%減)、セグメント利益57百万円(前年同四半期比4.9%減)となりました。
③プレキャスト事業
当事業は、原材料・エネルギー費・輸送費等の価格高騰が続く中、製造工程の見直し等により、製造原価の削減を試みましたが、主な契約先からの安値受注を余儀なくされた案件の影響により、売上高463百万円(前年同四半期比322.6%増)、セグメント損失55百万円(前年同四半期はセグメント損失56百万円)となっております。
(2)資産、負債及び純資産の状況
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は契約資産及び未成工事支出金が増加したものの、受取手形及び売掛金並びにその他(前払費用)の減少により、前連結会計年度末に比べ337百万円減少し、2,895百万円となりました。
固定資産は建物及び構築物等の有形固定資産が減少したものの、無形固定資産及び投資その他の資産の増加により、前連結会計年度末に比べ15百万円増加し、3,825百万円となりました。
この結果、総資産は、6,720百万円となり、前連結会計年度末に比べ322百万円減少いたしました。
流動負債は受注損失引当金及び工事未払金が増加したものの、買掛金及び短期借入金の減少により、前連結会計年度末に比べ109百万円減少し、720百万円となりました。
固定負債は再評価に係る繰延税金負債及び長期預り敷金の増加により、前連結会計年度末に比べ50百万円増加し、454百万円となりました。
この結果、負債は1,174百万円となり、前連結会計年度末に比べ58百万円減少いたしました。
純資産は前連結会計年度末に比べ263百万円減少し、5,545百万円となりました。
これは主に四半期純損失252百万円計上したことによるものであります。なお、2023年6月23日開催の第61回定時株主総会決議に基づき2023年8月31日付で無償減資を実施し、資本金が3,195百万円減少、その他資本剰余金が2,698百万円増加、繰越利益剰余金が496百万円増加しております。
この結果、自己資本比率は82.6%(前連結会計年度末は82.3%)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ163百万円減少して2,229百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、減少した資金は100百万円(前年同四半期は53百万円の減少)となりました。
これは主に、売上債権の減少額63百万円、棚卸資産の減少額30百万円等の増加があったものの、税金等調整前四半期純損失247百万円、仕入債務の減少額36百万円等の減少が上回ったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、減少した資金は38百万円(前年同四半期は64百万円の減少)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出45百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、減少した資金は24百万円(前年同四半期は0百万円の減少)となりました。
これは主に、短期借入金の返済による支出によるものであります。
(4)優先的に対処すべき事実上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。また、新たに対処すべき課題もありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、3百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)生産、受注及び販売の実績
当第2四半期連結累計期間における、スパンクリート事業の生産、受注及び販売の実績は、生産数量38,412㎡、受注数量95,841㎡、販売(売上)数量34,772㎡、受注残高数量73,483㎡となりました。
プレキャスト事業の生産、受注及び販売の実績は、生産数量2,504㎥、受注数量28㎥、販売(売上)数量3,440㎥となりました。
(7)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの経営戦略の現状と見通しに重要な変更はありません。
(8)資本の財源及び資金の流動性についての分析
資金状況は、前連結会計年度末に比べ営業活動によるキャッシュ・フローで100百万円減、投資活動によるキャッシュ・フローで38百万円減、財務活動によるキャッシュ・フローで24百万円減等の計163百万円の資金減少となり、当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物の残高は2,229百万円となりました。
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、6,720百万円となりました。純資産につきましては、5,545百万円となり、この結果、自己資本比率は82.6%になりました。
(9)経営者の問題認識と今後の方針について
当第2四半期連結累計期間において、経営者の問題認識と今後の方針について重要な変更はありません。
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