【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染拡大による各種行動制限が緩和され、徐々に経済活動の正常化への動きが見られましたが、その影響は未だに続いております。またウクライナ情勢やコロナ禍に起因する急激な円安による原材料・原油価格等の物価高騰が続いており、未だに収束の兆しが見えないことから、先行き不透明な状況が続いております。
一方で、新型コロナウイルス感染症拡大防止の重要な施策である、新型コロナワクチンの複数回接種が本格化すると共に感染者数が減少することで、ポストコロナに向けて経済正常化の動きが加速していくものと考えられます。
当飲食業界におきましても、経営環境は厳しいものとなりましたが、当社グループは飲食事業において、以下の通り店舗の新規オープンを実施いたしました。
2022年8月、愛知県名古屋市の商業施設「mozo ワンダーシティ」内にて、いしがまやハンバーグ業態のフードコートスタイル初出店となる「ハンバーグ&ステーキ いしがま工房」をオープンいたしました。石窯で焼き上げる肉の旨味がたっぷり詰まった究極のハンバーグと厳選されたこだわり牛のステーキをご堪能いただけます。
プラットフォームシェアリング事業については、外食企業向けの更なるプラットフォーム強化を進めると共に、異業種のブランドホルダーに対する出店支援コンサルティング業務の提供も増加しており、今後につきましても、あらゆる可能性を模索しながら、事業の拡大に努めたいと考えております。
フランチャイズ事業については、ハンバーグ業態にて、西日本最大級の総合スーパーであるイズミが展開するショッピングセンター「ゆめタウン」への出店を行っており、また、ティーラテ専門店「CHAVATY」業態でのフランチャイズを開始することができ、フランチャイズ事業の商材の多様化を推進することができました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は、2,244百万円(前年同期比120.5%増)、営業損失193百万円(前年同期は営業損失535百万円)、経常損失197百万円(前年同期は経常利益414百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失158百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益461百万円)となりました。
なお、当社グループはセグメント情報の記載を省略しているため、セグメントごとの経営成績の記載を省略しております。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における資産合計は6,966百万円となり、前連結会計年度末と比較して415百万円減少しております。
流動資産合計は4,488百万円となり、前連結会計年度末と比較して556百万円減少しております。減少の主な要因は、現金及び預金が375百万円減少したこと等によるものであります。
固定資産合計は2,478百万円となり、前連結会計年度末と比較して141百万円増加しております。増加の主な要因は、有形固定資産が97百万円増加したこと等によるものであります。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債合計は6,206百万円となり、前連結会計年度末と比較して200百万円減少しております。
流動負債合計は1,707百万円となり、前連結会計年度末と比較して29百万円減少しております。減少の主な要因は、未払法人税等が32百万円減少したこと等によるものであります。
固定負債合計は4,498百万円となり、前連結会計年度末と比較して170百万円減少しております。減少の主な要因は、長期借入金が169百万円減少したこと等によるものであります。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は759百万円となり、前連結会計年度末と比べ214百万円減少しております。減少の主な要因は、利益剰余金が208百万円減少したことによるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。