【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における売上高は1,242,971千円、2023年5月15日公表の通期業績予想に対し42.7%の進捗となりました。
第1四半期連結会計期間より、報告セグメントとして従来の3事業に「データアナリティクス事業」を加え、4つのセグメントに変更いたしました。
「ソフトウェアプロダクト事業」は、組込みネットワークソフトウェア及びセキュリティ関連ソフトウェア製品、データベース製品、高速起動製品等の主に自社開発によるデバイス組込み用ソフトウェアの開発及び販売等に関するセグメントであります。 「ソフトウェアディストリビューション事業」は、海外ソフトウェアの輸入販売、テクニカルサポート、及びカスタマイズ開発に関するセグメントであります。
「ソフトウェアサービス事業」は、株式会社エイムにおける、組込みソフトウェア等の受託を中心とした各種ソフトウェアの設計、開発、及びデータコンテンツのライセンス販売等に関するセグメントであります。
「データアナリティクス事業」は、株式会社ライトストーンにおける、統計・数値データ解析ソフトウェアの販売等に関するセグメントであります。
セグメント別の売上内訳及び事業状況は、以下のとおりであります。
セグメント
当第2四半期連結累計期間
前第2四半期連結累計期間
売上高(注)
(千円)
売上割合
(%)
売上高(注)
(千円)
売上割合
(%)
ソフトウェアプロダクト事業
283,362
22.8
239,892
30.7
ソフトウェアディストリビューション事業
514,683
41.4
421,982
54.0
ソフトウェアサービス事業
113,610
9.1
119,865
15.3
データアナリティクス事業
331,316
26.7
-
-
合計
1,242,971
100.0
781,739
100.0
(注)売上高は、セグメント間取引を消去しております。
■ソフトウェアプロダクト事業 当事業は、高速起動製品における国内外の車載機器関連および海外民生機器の既存顧客からのロイヤルティ売上、また、データベース製品における産業機器の既存顧客からのロイヤルティ売上を中心に、売上高283,362千円(前年同四半期比18.1%増)、セグメント損失26,393千円(前年同四半期は73,544千円の損失)となりました。
■ソフトウェアディストリビューション事業
当事業は、BIOS製品におけるPC及び産業機器の既存顧客からのロイヤルティおよび受託開発売上、Bluetooth製品における既存顧客からのライセンス売上および受託開発売上、ネットワークマネジメント製品における既存顧客からのライセンス売上、ソフトウェア検証・品質向上ツールおよびセキュリティ検証ツールにおける既存顧客からのライセンス売上を中心に、売上高514,683千円(前年同四半期比22.0%増)、セグメント損失40,151千円(前年同四半期は91,494千円の損失)となりました。
■ソフトウェアサービス事業
当事業は、既存顧客からの各種受託開発売上、データコンテンツ「YOMI」に関する車載機器向けを中心としたライセンス売上を中心に、売上高113,610千円(前年同四半期比5.2%減)、セグメント損失225千円(前年同四半期は7,553千円の損失)となりました。
■データアナリティクス事業
当事業は、教育機関の既存顧客からのパッケージソフト売上を中心に、売上高331,316千円、セグメント損失6,281千円となりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の業績は売上高1,242,971千円(前年同四半期比59.0%増)、営業損失
73,050千円(前年同四半期は172,590千円の損失)、経常損失62,899千円(前年同四半期は163,144千円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失58,904千円(前年同四半期は166,354千円の損失)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は1,297,879千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、増加した資金は184,531千円(前年同四半期は38,292千円の減少)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純損失の減少、売上債権の増減額の増加、及び未払又は未収消費税等の増減額の増加によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、減少した資金は292,212千円(前年同四半期は99,679千円の減少)となりました。これは主に、子会社株式の取得による支出の増加によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、減少した資金は110,735千円(前年同四半期は増減なし)となりました。これは長期借入金の返済によるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題は、特にありません。
(4)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、19,803千円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)経営方針・経営戦略等若しくは経営指標等
当第2四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略若しくは経営指標等について新たな定め又は重要な変更は、特にありません。
(6)資本の財源及び資金の流動性についての分析
(流動資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は、1,872,980千円(前連結会計年度比366,708千円減)となりました。その主な要因は、有価証券の減少であります。
(固定資産)
当第2四半期連結会計期間末における固定資産は、865,887千円(前連結会計年度比284,562千円増)となりました。その主な要因は、のれんの増加であります。
(流動負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は、388,258千円(前連結会計年度比6,521千円増)となりました。その主な要因は、未払金及び未払消費税等の増加であります。
(固定負債)
当第2四半期連結会計期間末における固定負債は、112,552千円(前連結会計年度比16,809千円減)となりました。その主な要因は、繰延税金負債の減少であります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産は、2,238,057千円(前連結会計年度比71,858千円減)となりました。その主な要因は、利益剰余金の減少であります。
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