【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況当第2四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く経済環境は、中国ロックダウンや半導体供給不足による生産停滞・納期延伸がありましたが、第2四半期以降はそれらのマイナス要因に一部改善の兆しが見られました。一方で原材料費用・物流コストの高騰、急激な円安の進行および世界各国でのインフレの影響による労務費上昇は継続しており、引き続き先行き不透明な厳しい状況が続いております。当第2四半期連結累計期間の売上収益は、127,954百万円(前年同四半期比21.9%増)、営業損失は、250百万円(前年同四半期は1,827百万円の営業損失)、親会社の所有者に帰属する四半期損失は、1,131百万円(前年同四半期は3,087百万円の親会社の所有者に帰属する四半期損失)となりました。セグメントの業績は次のとおりであります。車載部品事業は、四輪車用計器等が増加し、売上収益は100,879百万円(前年同四半期比27.5%増)となりましたが、営業損失は1,049百万円(前年同四半期は2,795百万円の営業損失)となりました。民生部品事業は、空調コントローラー等が増加し、売上収益は8,514百万円(前年同四半期比42.9%増)、営業利益は371百万円(前年同四半期は16百万円の営業損失)となりました。樹脂コンパウンド事業は、樹脂材料の販売が減少し、売上収益は4,167百万円(前年同四半期比16.4%減)、営業利益は96百万円(前年同四半期比72.8%減)となりました。ディスプレイ事業は、LCD製品が減少し、売上収益は461百万円(前年同四半期比40.9%減)、営業損失は542百万円(前年同四半期は399百万円の営業損失)となりました。自動車販売事業は、新車販売等が増加し、売上収益は10,813百万円(前年同四半期比0.1%増)、営業利益は539百万円(前年同四半期比31.4%増)となりました。その他は、情報システムサービス等が減少し、売上収益は3,116百万円(前年同四半期比7.0%減)、営業利益は398百万円(前年同四半期比28.8%減)となりました。 当第2四半期連結会計期間末の資産については、棚卸資産、その他の金融資産の増加等により、前連結会計年度末に比べ38,752百万円増加し、368,306百万円となりました。負債については、その他の金融負債が減少したものの、借入金、短期従業員給付の増加等により、前連結会計年度末に比べ19,883百万円増加し、154,563百万円となりました。資本については、利益剰余金が減少したものの、その他の資本の構成要素の増加等により、前連結会計年度末に比べ18,868百万円増加し、213,742百万円となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況当第2四半期連結累計期間の現金及び現金同等物の四半期末残高は、25,525百万円(前連結会計年度末と比較して728百万円の増加)となりました。当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況と、前年同四半期に対する各キャッシュ・フローの増減状況は以下のとおりであります。営業活動によるキャッシュ・フローは、12,226百万円の支出となりました。前年同四半期と比較して営業債権及びその他の債権の増減額が15,117百万円増加、営業債務及びその他の債務の増減額が2,174百万円減少したこと等により、13,919百万円支出増となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、4,402百万円の支出となりました。前年同四半期と比較して有形固定資産及び無形資産の取得による支出が1,853百万円増加したこと等により、1,264百万円の支出増となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、15,411百万円の収入となりました。前年同四半期と比較して短期借入金の純増減額が8,400百万円増加したこと等により、17,803百万円の収入増となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第2四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は1,658百万円であります。
(5) 経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し当第2四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因に重要な変更はありません。
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