【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当社グループの「鮮魚の販売事業」は、主力商品であるタイ・カンパチの販売数量が伸び悩んだものの魚価の安定推移に伴い増収となりました。一方、「餌料・飼料の販売事業」は、配合飼料の販売数量が増加し、価格上昇も重なって大幅な増収となりました。
利益面では、諸経費の高騰や高止まりなどの影響を受け、また、ウナギの養殖原価高も相まって各利益は前年実績を下回るものとなりました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は118億79百万円(前年同期比26.6%増)、営業利益は6億6百万円(前年同期比37.2%減)、経常利益は8億35百万円(前年同期比26.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は5億54百万円(前年同期比36.5%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は以下のとおりであります。
セグメントの名称
2023年3月期
第1四半期連結
累計期間売上高
(百万円)
2024年3月期
第1四半期連結
累計期間売上高
(百万円)
対前年同期比較
金額差異
(百万円)
増減率
(%)
鮮魚の販売事業
6,941
7,748
806
11.6
餌料・飼料の販売事業
2,420
4,114
1,694
70.0
その他の事業
20
16
△4
△21.2
合 計
9,383
11,879
2,496
26.6
(注) セグメント間の取引については、相殺消去しております。
「鮮魚の販売事業」は、売上高は77億48百万円(前年同期比11.6%増)、セグメント利益は3億29百万円(前同期比50.7%減)となりました。
「餌料・飼料の販売事業」は、売上高は41億14百万円(前年同期比70.0%増)、セグメント利益は2億72百万円(前年同期比11.0%減)となりました。
「その他の事業」は、売上高は16百万円(前年同期比21.2%減)、セグメント利益は0百万円(前第1四半期連結累計期間はセグメント損失16百万円)となりました。
なお、セグメント間の取引については相殺消去しております。
当社グループの財政状態は、当第1四半期連結会計期間末の資産合計は477億43百万円で前連結会計年度末に比べ4億77百万円(1.0%)増加し、負債合計は125億17百万円で前連結会計年度末に比べ1億59百万円(1.3%)増加し、純資産合計は352億25百万円で前連結会計年度末に比べ3億17百万円(0.9%)増加いたしました。
この結果、自己資本比率は73.8%(前連結会計年度末は73.8%)となりました。
(2) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の総額は0百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。