【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。(1) 経営成績の分析当第3四半期連結累計期間における当社グループの連結業績は、主にOEM供給する化粧品の伸長により売上高2,266,448千円(前年同四半期比24.1%増)、損益面では主に自社ブランド化粧品の先行投資負担が重く営業損失123,910千円(前年同四半期は営業損失74,310千円)、経常損失139,852千円(前年同四半期は経常損失83,879千円)、特別利益に固定資産売却益31,249千円が計上されたこと等から親会社株主に帰属する四半期純損失109,727千円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失102,571千円)となり、既存事業の事業構造の見直しや、新規事業への参入が数値となって表れる結果となりました。セグメントの業績は、次のとおりであります。なお、第1四半期連結会計期間、第2四半期連結会計期間及び当第3四半期連結会計期間より、報告セグメントとして記載する事業セグメントを変更しており、当第3四半期連結累計期間の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。①
食品事業食品事業においては、飲料全商品の大幅な減収傾向に歯止めがかからなかったことに加え、ビーフジャーキーも自社ブランド商品で同様の傾向が続いたこと、OEM供給商品は値上げによる商品切替えで一時的に受注が停止されたこと等から、食品事業合計では売上高200,745千円(前年同四半期比24.3%減)となりました。損益面では、減収にも関わらず、OEM商品を中心とした商品の値上げ効果、飲料商品のファブレス化及びビーフジャーキーの中国生産子会社の体制変更等に伴う損益改善が見られ、営業損失は21,835千円(前年同四半期は営業損失13,911千円)と第2四半期連結累計期間の24,414千円から縮小いたしました。 ② インターネット通信販売事業インターネット通信販売事業は、システムの改善に伴う売れ筋商品の取扱強化などが寄与して、売上高1,584,947千円(前年同四半期比2.5%増)となりました。損益面では、外部委託業務の内製化比率を高水準で維持するなど利益構造の見直しの効果で、営業利益17,867千円(前年同四半期比44.3%増)となりました。③
化粧品事業化粧品事業は、OEM供給商品で多額の売上高を計上し、利益も堅調に計上する一方で、自社ブランド商品の売上計上は苦戦し、また先行する費用負担が重く、売上高377,798千円、営業損失66,334千円となりました。④
雑貨事業雑貨事業は、当第3四半期連結会計期間に研究用新型コロナウイルス抗原検査キットの売上がなかったことから売上高102,957千円、営業利益11,754千円と、第2四半期連結累計期間から増減がありませんでした。 ⑤ その他事業だしのもとやOEM供給するサプリメント商品の売上が計上されない一方で、参入準備を始めた自社ブランドのサプリメント商品の準備費用が発生し、売上高はなく(前年同四半期は売上高14,294千円)、営業損失59千円(前年同四半期は営業損失111千円)となりました。
(2) 財政状態の分析当第3四半期連結会計期間末における財政状態は、主に親会社株主に帰属する四半期純損失の計上等により、総資産は989,151千円(前連結会計年度末は1,012,897千円)、負債は855,982千円(前連結会計年度末は759,949千円)、純資産は133,169千円(前連結会計年度末は252,948千円)となり、自己資本比率は13.1%(前連結会計年度末は25.0%)となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、4,418千円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。