【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
財政状態及び経営成績の状況当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症に対する経済活動の制限が緩和され、概ね回復基調で推移しました。一方で、世界的な金融引き締めに伴う為替動向の懸念や、ウクライナ問題の長期化による資源価格高騰などから、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いています。このようななか、財政状態及び経営成績は以下のとおりであります。
①財政状態(資産の部)当第2四半期連結会計期間末における総資産は、790億61百万円となり、前連結会計年度末と比較して92億円の減少となりました。主な要因として、前渡金の減少等により流動資産が88億38百万円減少したことによるものであります。(負債の部)当第2四半期連結会計期間末における負債合計は510億2百万円となり、前連結会計年度末と比較して103億90百万円の減少となりました。この主な要因は、契約負債の減少等により流動負債が99億77百万円減少したことによるものであります。(純資産の部)当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は280億58百万円となり、前連結会計年度末と比較して11億89百万円の増加となりました。この結果、自己資本比率は35.5%となりました。
②経営成績当第2四半期連結累計期間の売上高は、339億8百万円(前年同四半期比50億51百万円増、17.5%増)となりました。売上総利益は47億96百万円(前年同四半期比6億40百万円増、15.4%増)、営業利益17億6百万円(前年同四半期比3億60百万円増、26.8%増)、経常利益20億59百万円(前年同四半期比4億63百万円増、29.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益12億98百万円(前年同四半期比5億45百万円増、72.6%増)となりました。
セグメントの経営成績を示すと、次のとおりであります。
(電力事業)売上高は43億12百万円と前年同四半期に比べ1億98百万円の増加となっております。また、セグメント利益は5億58百万円と、前年同四半期に比べ5百万円の増加となりました。(環境・化学・機械事業)売上高は271億74百万円と前年同四半期に比べ42億12百万円の増加となっております。また、セグメント利益は11億28百万円と、前年同四半期に比べ3億1百万円の増加となりました。(生活産業事業)売上高は24億20百万円と前年同四半期に比べ6億39百万円の増加となっております。また、セグメント利益は20百万円(前年同四半期はセグメント損失33百万円)となりました。
③キャッシュ・フローの状況当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ46億38百万円増加し、新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額93百万円を加味した結果、132億13百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果、増加した資金は26億78百万円(前年同四半期は23億4百万円減)となりました。主な資金の増加要因としては、税金等調整前四半期純利益の計上19億9百万円、売上債権の減少額53億90百万円、前渡金の減少額94億49百万円であり、主な資金の減少要因としては、仕入債務の減少額42億9百万円、契約負債の減少額94億37百万円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果、減少した資金は4億4百万円(前年同四半期は9億3百万円増)となりました。収入の主な内訳は、貸付金の回収による収入4億50百万円であり、支出の主な内訳は、有形固定資産の取得による支出2億35百万円、貸付けによる支出5億9百万円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果、増加した資金は20億8百万円(前年同四半期は2億23百万円増)であります。収入の主な内訳は、短期借入れによる収入139億円であり、支出の主な内訳は、短期借入金の返済による支出112億円であります。