【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。(1) 業績の状況当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行されたことにより、回復へと進み始めました。その一方で、長期化するロシアのウクライナ侵攻による燃料価格高騰、円安による物価の上昇があり、依然として先行きの不安定な状況が続いております。外食業界におきましても同様で、国内消費が徐々に回復しつつありましたが、燃料価格高騰や物価高による食材価格の上昇の影響を受けており厳しい状況が続いております。このような経営環境の下、当社グループは、新エリアの開拓、新業態の開発に注力しつつ、新規出店及び業態転換を実施いたしました。新エリアとして長野県に出店、また新業態として、手仕込み餃子を売りにした「ひとくち餃子の頂」を奈良県奈良市にオープンし、鮮魚と天ぷらの海鮮大衆盛場「あいよ!」を埼玉県所沢市にオープンしました。飲食事業の主力業態である「や台ずし」業態は新規出店5店舗を実施し、店舗数が307店舗(フランチャイズ含む)、総店舗数の91.6%を占め、当業態の売上高は4,598百万円となりました。また、均一低価格居酒屋である「ニパチ」業態は、店舗数が17店舗、総店舗数の5.1%を占め、当業態の売上高は175百万円となりました。以上の結果、店舗数につきましては、新規出店6店舗、退店3店舗を実施し、当第1四半期連結会計期間末の店舗数は335店舗(フランチャイズ含む)となりました。その上で、当第1四半期連結累計期間における売上高は5,039百万円(前年同期比29.6%増)、営業利益は476百万円(前年同期比291.2%増)、経常利益は529百万円(前年同期比27.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は340百万円(前年同期比33.2%減)となりました。一方、建装事業につきましてはグループ会社の強みとして最大限活用し、店舗展開する際のイニシャルコストの徹底的な抑制、投資回収の早期実現等の達成に大きく寄与しました。なお、当社はセグメント情報の記載を省略しているため、セグメントごとの業績の記載を省略しております。
(2) 財政状態の分析当第1四半期連結会計期間末における総資産は12,142百万円、負債は3,133百万円、純資産は9,008百万円であり、自己資本比率は74.2%となりました。
(流動資産)流動資産につきましては前連結会計年度末に比べ81百万円減少し、8,758百万円となりました。これは主に売掛金が62百万円減少したことによるものであります。
(固定資産)固定資産につきましては前連結会計年度末に比べ162百万円増加し、3,383百万円となりました。これは主に建物及び構築物が59百万円、工具、器具及び備品が67百万円増加したことによるものであります。
(流動負債)流動負債につきましては前連結会計年度末に比べ126百万円減少し、2,402百万円となりました。これは主に未払法人税等が82百万円増加した一方、未払消費税等が261百万円減少したことによるものであります。
(固定負債)固定負債につきましては前連結会計年度末に比べ11百万円減少し、730百万円となりました。これは主に長期借入金が10百万円減少したことによるものであります。
(純資産)純資産につきまして前連結会計年度末に比べ219百万円増加し、9,008百万円となりました。これは主に利益剰余金が216百万円増加したことによるものであります。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略について重要な変更はありません。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動 該当事項はありません。