【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。なお、当社は、前第2四半期連結累計期間については四半期連結財務諸表を作成していないため、前年同四半期連結累計期間との比較分析は行っておりません。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(自 2022年4月1日 至 2022年9月30日)における世界経済は、新型コロナウイルス感染症の影響継続や、ロシアによるウクライナ侵攻長期化等による食料やエネルギー等の価格高騰、米国や欧州を中心とした物価上昇への対策としての金利上昇等により、景気の減速が進んでおり、先行きに対する不透明感が増しております。また、各国、地域の金融政策の違いにより、急激かつ大幅な円安が進みました。
一方、当社グループの製造委託先において供給が追いつかない状況は、相対的に先端テクノロジを中心に解消が進み、製造キャパシティの充足率の改善が進みました。
このような状況下において、当社グループは、5Gネットワーク、オートモーティブ、スマートデバイス向けの注力分野において、2019年度以降獲得した7nm以降の微細なプロセスを使用する商談の一部で開発が終了し量産段階に入ったこと、生産が想定よりも前倒しに進んだこと、加えて円安影響もあり、当第2四半期連結累計期間の製品売上は66,325百万円となりました。また、NRE売上についても、先端プロセスを使用した開発案件が増加したこともあり16,087百万円となり、当第2四半期連結累計期間の売上高は82,767百万円となりました。
利益については、当第2四半期連結累計期間の営業利益は10,456百万円、経常利益は12,295百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は10,013百万円となりました。
なお、当社グループは、ソリューションSoC事業の単一セグメントであるため、セグメント情報に関連付けた記載を行っておりません。
[売上高] (単位:百万円)
当第2四半期連結累計期間
製品
66,325
NRE
16,087
その他
355
売上高合計
82,767
(2)財政状態の状況
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は135,434百万円となり、前連結会計年度末に比べ44,818百万円増加しました。これは主に、ウエハーの供給が逼迫していることから顧客要望に基づく先行手配を行っていることで棚卸資産及び未収入金が増加しました。また、製品売上の拡大及びそれに伴う利益の計上により棚卸資産、売掛金、現預金等の営業循環にある資産が増加しました。固定資産は33,425百万円となり、前連結会計年度末に比べ5,613百万円増加しました。これは主に、獲得した商談の製品開発に係るレチクルやIPマクロ等の取得に伴うものであります。
この結果、総資産は168,859百万円となり、前連結会計年度末に比べ50,431百万円増加しました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は66,635百万円となり、前連結会計年度末に比べ39,194百万円増加しました。これは主に、顧客要望に基づく先行手配や、製品売上拡大に伴い、製造委託先からの購入金額増加による買掛金や、有償支給に係る負債及び未払金等の増加によるものであります。
この結果、負債合計は68,390百万円となり、前連結会計年度末に比べ39,571百万円増加しました。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は100,469百万円となり、前連結会計年度末から10,860百万円増加しました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加10,013百万円によるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は前連結会計年度末より6,701百万円増加し、52,972百万円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
営業活動によるキャッシュ・フローは14,953百万円の収入となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益12,295百万円、減価償却費5,032百万円、法人税等の支払額2,195百万円等によるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは9,728百万円の支出となりました。これは主に、獲得した商談の製品開発に係る、レチクル、テストボード及び開発環境増設のための有形固定資産の取得による支出7,094百万円と、IPマクロ等の無形固定資産の取得による支出2,661百万円によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは151百万円の支出となりました。これは、リース債務の返済によるものであります。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
有価証券届出書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(7)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、22,080百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(8)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの資本の財源及び資金の流動性についての分析に重要な変更はありません。
