【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度は、世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大により多くの国で経済活動が制限され、甚大な影響を及ぼしました。各種の経済対策とワクチン接種の進展により改善の兆しが見えているものの、先行きはいまだに不透明な状況となっております。国内においても度重なる緊急事態宣言等により飲食店を中心に活動が抑制され、経済への影響が広がっております。
一方で、ソーシャルディスタンスや新しい生活様式により、都市集中型の生活から、郊外に住み自宅や近くのサテライトオフィスに勤務するなど、暮らし方や働き方が変わり、社会環境も変化してまいりました。
このような情勢のなか、変化に伴い発生したテレワーク等オフィススペース設置などの新たな空間ニーズ、3密対策のために既存の空間を拡張するといったニーズの高まりを受け、ホームページへのお問い合わせや展示販売場へのご来場者は大きく増加し、レンタルの出荷数についても比較的堅調に推移いたしました。また、展示販売場やトランクルーム店舗の出店と、本建築に特化した展示販売場の新設など、販売拠点の拡充を進めました。
これらの結果、当連結会計年度のユニットハウス事業の売上高は47,992百万円(前年同期比5.4%増)、その他の事業の売上高は190百万円(前年同期比14.2%減)となり、合計した当連結会計年度の売上高は48,183百万円(前年同期比5.3%増)となりました。
利益面におきましては、製造及び物流部門を中心に原価低減及び経費削減を推進し、営業利益7,904百万円(前年同期比8.9%増)、経常利益7,918百万円(前年同期比8.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益5,102百万円(前年同期比10.0%増)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ1,350百万円増加し、4,286百万円となりました。
資金の主な増加要因は、税金等調整前当期純利益、減価償却費、売上債権の減少であります。主な減少要因は、たな卸資産の増加、借入金の返済、法人税等の支払、仕入債務の減少であります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により獲得した資金は6,146百万円(前連結会計年度は2,805百万円の獲得)となりました。
主な増加要因は、税金等調整前当期純利益7,895百万円、減価償却費5,292百万円、売上債権の減少451百万円であり、主な減少要因は、たな卸資産の増加3,793百万円、法人税等の支払2,634百万円、仕入債務の減少1,386百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は1,677百万円(前連結会計年度は1,891百万円の使用)となりました。
主な減少要因は、工場等への設備投資、新規出店等に伴う有形固定資産の取得による支出1,358百万円、無形固定資産の取得による支出319百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用した資金は3,123百万円(前連結会計年度は1,965百万円の使用)となりました。
主な増加要因は、セール・アンド・リースバックによる収入172百万円であり、主な減少要因は、配当金の支払1,332百万円、短期及び長期借入金の純減1,549百万円、リース債務の返済による支出402百万円であります。
③生産・レンタル資産増加実績及び受注並びに販売の実績
(ア)生産実績
当連結会計年度の生産実績は次のとおりであります。
セグメントの名称
当連結会計年度
(自 2020年4月1日
至 2021年3月31日)
前年同期比(%)
ユニットハウス事業(百万円)
18,094
94.5
(注)1.金額は製造原価で表示しております。
2.記載の金額には消費税等は含まれておりません。
(イ)レンタル資産増加実績
セグメントの名称
品目区分
当連結会計年度
(自 2020年4月1日
至 2021年3月31日)
前年同期比(%)
ユニットハウス事業
ユニットハウス(棟)
13,221
77.2
(注) 増加実績は、自社生産のうちレンタル資産に振り替えた数量であります。
(ウ)受注実績
当社は販売計画に基づき見込生産をしておりますので、該当事項はありません。
(エ)販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称
当連結会計年度
(自 2020年4月1日
至 2021年3月31日)
前年同期比(%)
ユニットハウス事業(百万円)
47,992
105.4
その他(百万円)
190
85.8
合計(百万円)
48,183
105.3
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の経営成績等は以下の通りであります。
経営成績の分析
(売上高)
当連結会計年度のユニットハウス事業の売上高は、前連結会計年度に比べ2,459百万円増加し、47,992百万円(前年同期比5.4%増)となりました。これは主に、店舗・一般事務所といった本建築において大型物件の受注が大幅に増加したことによるものであります。その他の事業につきましては、前連結会計年度に比べ31百万円減少し、当連結会計年度売上高は、190百万円(前年同期比14.2%減)となりました。上記の結果、当連結会計年度の売上高は前連結会計年度と比べ2,428百万円増加し、48,183百万円(前年同期比5.3%増)となりました。
当社グループは、事業領域としては、本建築の販売およびレンタルの強化と、不動産領域の拡大を中心に進めております。全県に配置した展示場の展示品を増強するとともに、ホームページからの集客にも積極的に取り組み、WEBと実店舗が融合した提案力のある営業体制構築を進めております。
(売上総利益)
当連結会計年度の売上総利益は、前連結会計年度と比べ1,226百万円増加し、20,169百万円(前年同期比6.5%増)となりました。
(営業利益)
当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、宣伝広告を強化したことによる販売促進費の増加等により、前連結会計年度に比べ578百万円増加し、12,265百万円(前年同期比4.9%増)となりました。
以上の結果、当連結会計年度の営業利益は、前連結会計年度と比べ648百万円増加し、7,904百万円(前年同期比8.9%増)となりました。
(経常利益)
当連結会計年度の経常利益は、前連結会計年度と比べ645百万円増加し、7,918百万円(前年同期比8.9%増)となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度と比べ464百万円増加し、5,102百万円(前年同期比10.0%増)となりました。
財政状態の分析
(資産の部)
当連結会計年度末の資産の額は、前連結会計年度末に比べ912百万円増加し、59,234百万円となりました。主な要因は、現金及び預金の増加1,330百万円、土地の増加278百万円、無形固定資産の増加272百万円、建設仮勘定の増加225百万円、売上債権の減少523百万円、リース資産の減少414百万円などであります。
(負債の部)
当連結会計年度末の負債の額は、前連結会計年度末に比べ2,875百万円減少し、24,753百万円となりました。主な要因は、未払法人税等の増加274百万円、短期及び長期借入金の純減1,549百万円、仕入債務の減少1,392百万円、リース債務の減少398百万円などであります。
(純資産の部)
当連結会計年度末の純資産の額は、前連結会計年度末に比べ3,788百万円増加し、34,480百万円となりました。主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益5,102百万円および配当金の支払1,333百万円などであります。自己資本比率は58.2%となっており、健全な財務状況を保っております。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
(ア)キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの分析については、「(1)経営成績等の状況の概要②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
(イ)財務政策
当社グループは現在、必要な運転資金及び設備投資資金については、自己資金又は借入により資金調達することとしております。当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は、8,385百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は4,286百万円となっております。
なお、当社グループは、今後も営業活動により得られるキャッシュ・フローを基本に将来必要な運転資金及び設備資金を調達していく考えであります。
③重要な会計方針及び会計上の見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
この連結財務諸表の作成に当たりまして当社グループは、決算日における資産・負債の報告数値及び偶発債務の開示並びに報告期間における収入・費用の報告数値等会計上の見積りを必要とする事象及びその見積りに影響を与える要因を把握し、把握した要因に関し、適切な仮定を設定しております。さらに設定した仮定に基づき適切な情報を収集し、適切な仮定及び情報による見積り金額を計算しています。
以上の方針に基づき、継続して評価を行っております。また、過去の実績や状況に応じ合理的だと考えられる様々な要因に基づき、見積り及び判断を行い、その結果は他の方法では判断しにくい資産・負債の簿価及び収入・費用の報告数値についての判断の基礎としております。実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。なお、当期の連結財務諸表の作成にあたって、新型コロナウイルス感染症の影響について、当連結会計年度末時点で入手可能な情報をもとに検証等を行っておりますが、現時点において重要な影響を与えるものはないと判断しております。ただし、今後の状況の変化によって判断を見直した結果、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において重要な影響を与える可能性があります。
当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
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