【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間(2022年3月1日~2022年11月30日)の業績は、売上高が352億92百万円(前年同期比6.6%増)、営業利益は23億34百万円(同19.9%増)、経常利益は26億91百万円(同11.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は17億37百万円(同24.7%減)となりました。
国内店舗の状況につきましては、新型コロナウイルス感染症の第7波の影響はあったものの、3月下旬にまん延防止等重点措置が全面解除となって以降、客数は堅調に推移し、10月から始まった全国旅行支援による人流回復の影響も加わり、直営店とフランチャイズ加盟店(以下、FC店という)を合計した国内店舗の売上高は、全店ベースで574億40百万円(同4.5%増)となりました(既存店ベースで同5.5%増(客数:同4.2%増、客単価:同1.3%増))。
また、海外店舗の状況につきましては、ゼロコロナ政策を維持する中国において、一部エリアでロックダウンが断続的に行われた影響が売上の押し下げ要因となりましたが、その他の国やエリアでは概ね売上は回復に向かい、全店ベースの売上高は97億53百万円(同28.0%増)となりました。
利益面につきましては、トッピングのチーズをはじめとする食材価格の上昇や、店舗で使用するフライオイル、テイクアウト用の弁当容器、水道光熱費、物流費等さまざまなコストアップ要因はありましたが、売上が順調に推移したことなどから、営業利益は前年同期を上回りました。
一方、経常利益は、営業外収益として計上した時短協力金等の補助金収入が減少したことなどから、前年同期を下回りました。
また、親会社株主に帰属する四半期純利益につきましても、前年に特別利益として計上した投資有価証券売却益が、当期は発生しなかったことなどから、前年同期を下回りました。
なお、当社グループは、飲食事業並びにこれらの付帯業務の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載
を省略しております。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における総資産は416億95百万円となり、前連結会計年度末比7億71百万円減少いたしました。このうち流動資産は219億45百万円となり前連結会計年度末比4億22百万円減少いたしました。これは主に現金及び預金が12億36百万円減少したこと等によるものであります。また固定資産は197億50百万円となり、前連結会計年度末比3億48百万円の減少となりました。これは主にリース資産(純額)が1億55百万円、繰延税金資産が1億28百万円減少したこと等によるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における負債は113億10百万円となり、前連結会計年度末比5億48百万円減少いたしました。これは主に未払法人税等が10億45百万円減少したこと等によるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における純資産は303億85百万円となり、前連結会計年度末比2億22百万円減少いたしました。自己資本比率は前連結会計年度末の71.3%から71.9%となっております。
(3)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
特記すべき事項はありません。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通しについて重要な変更はありません。