【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染状況に応じた社会状況から、経済活動の正常化が一段と進み、緩やかな改善傾向で推移しましたが、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化、主要国中央銀行の金融引き締めによる金利上昇、エネルギー資源価格の高騰など先行き不透明な状況が続いております。
当社グループが属する情報サービス業界におきましては、ウィズコロナ社会で加速するデジタル技術を活用した課題解決や新たな事業創出などデジタルトランスフォーメーション(DX)関連の需要は強く、競争力の強化や業務効率化を含めたIT投資は中長期的に底堅く推移していくものと見込まれます。
当社グループはICTソリューション事業を柱とし、先端技術を基盤とした高付加価値ソリューションや業界特化型プラットフォームのサービスの提案設計から開発、運用保守まで、ワンストップの支援体制を整え、顧客企業におけるDX推進の共創パートナーとして事業成長に取り組んでおります。また、創業以来、独立系のソフトウエア会社として様々な業種で蓄積したICTの知見とノウハウを活用し、農水産物輸出ソリューション事業を始めとした、デジタル化が遅れている産業にイノベーションを起こすことでITを通した社会貢献に努め、グループの事業基盤、収益力の強化を目指しております。
当第2四半期連結累計期間の経営成績は、売上高は3,419,709千円(前年同四半期比30.6%増)、営業利益は185,171千円(前年同四半期比285.7%増)、経常利益は196,422千円(前年同四半期比194.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は121,622千円(前年同四半期比352.3%増)となりました。
セグメント別の経営成績は、以下のとおりであります。
(ICTソリューション事業)
ICTソリューション事業においては、売上高は製造業向けの開発案件が伸長し、流通サービス向け開発案件の終了に伴う減少など増減はありますが、既存顧客からの引合いが多く、概ね計画どおりに推移しております。大型案件へ対応するための投資については、引き続き進捗管理、外部パートナーの増強等、開発規模に合わせたオペレーションの最適化を進めており、安定した利益を確保できる体制構築に取り組んでおります。そのため、新規案件については抑制しておりますが、メタバース領域の広がりを見据え、5GやXRに対応する次世代ソリューションを活用した先端技術案件獲得を強化する方針を掲げており、事業環境の変化に合わせた開発体制構築と需要の拡大にも対応してまいります。
上記により、当第2四半期連結累計期間のICTソリューション事業の売上高は3,214,300千円(前年同四半期比32.5%増)、セグメント利益は512,345千円(前年同四半期比41.8%増)となりました。
(農水産物輸出ソリューション事業)
農水産物輸出ソリューション事業においては、主要輸出先であるシンガポールを含む東南アジアエリアの新型コロナウイルス感染症対策の簡素化も進み、現地需要も回復傾向にあります。燃料高騰による運賃、梱包資材の価格上昇は、採算性を重視する取り組みの中で、利益への影響を最小限に抑えることができております。
注力する海外販路開拓支援サービス「コネクトアジア」は、地方自治体・経済団体や金融機関との連携を進めたことで、中小生産者から大手食品メーカーまで幅広く関心をいただいております。また、食品輸出で培った販路開拓のノウハウを日本産の高付加価値美容品に広げ、「コネクトアジアビューティ」として、輸出に関するブランディングやプロモーションなどのマーケティング活動から現地での販売、物流までを一貫して支援する取り組みをスタートしました。コロナ禍でインバウンド需要の回復が遅れるなか「コネクトアジア」の取り扱い品目を美容品に広げることで更なる日本産品の輸出拡大への貢献と収益機会の創出を狙います。
上記により、当第2四半期連結累計期間の農水産物輸出ソリューション事業の売上高は205,408千円(前年同四半期比5.9%増)、セグメント損失は17,171千円(前年同四半期はセグメント損失29,690千円)となりました。
(2) 財政状態の状況
(資産)
流動資産は、前連結会計年度末に比べ11,304千円増加し、3,275,391千円となりました。この主な要因は、現金及び預金が383,954千円、その他流動資産が101,812千円減少したものの、有価証券が500,000千円増加したことによるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ2,047千円増加し、427,958千円となりました。この主な要因は、投資その他の資産が7,239千円増加したことによるものであります。
繰延資産は、前連結会計年度末に比べ553千円減少し、1,569千円となりました。
以上の結果、当第2四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ12,797千円増加し、3,704,919千円となりました。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末に比べ71,036千円減少し、851,590千円となりました。この主な要因は、未払法人税等が84,198千円増加したものの、受注損失引当金が156,782千円減少したことによるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べ2,012千円増加し、530,735千円となりました。
以上の結果、当第2四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ69,024千円減少し、1,382,325千円となりました。
(純資産)
純資産は、前連結会計年度末に比べ81,822千円増加し、2,322,593千円となりました。この主な要因は、配当金の支払があったものの、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が86,191千円増加したことによるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ383,954千円減少し、1,597,897千円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において営業活動の結果得られた資金は、154,057千円(前年同四半期は91,110千円の支出)となりました。
この主な内訳は、税金等調整前四半期純利益196,422千円、法人税等の還付額114,457千円による資金の増加、受注損失引当金の減少額156,782千円による資金の減少であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において投資活動の結果使用した資金は、495,747千円(前年同四半期は8,935千円の支出)となりました。
この主な内訳は、有価証券の取得による支出500,000千円による資金の減少であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において財務活動の結果使用した資金は、36,621千円(前年同四半期は32,631千円の支出)となりました。
この主な内訳は、配当金の支払額35,189千円による資金の減少であります。
(4) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(6) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(7) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、8,877千円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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