【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
2023年12月期
第2四半期累計
売上高
営業利益
経常利益
親会社株主に帰属する四半期純利益
個別(百万円)
31,855
2,878
5,716
3,083
連結(百万円)
79,305
10,726
28,405
20,952
当四半期連結会計期間末における財政状態については、以下のとおりです。
総資産の額は、円安ペソ高により固定資産が増加、賃貸借契約解除に伴う関係会社長期未収入金の増加があった一方、リース資産の減少、繰延税金資産の取崩による減少、持分法投資損失の計上による投資有価証券の減少により、前連結会計年度末に比べて44,880百万円増加し641,057百万円となりました。
総負債の額は、連結子会社における長期借入金の返済による減少、未払金、未払費用の減少があったものの、円安ペソ高の進行によるリース債務の増加、円安ドル高の進行による社債の増加により、前連結会計年度末に比べて5,327百万円増加し252,189百万円となりました。
純資産の額は、利益剰余金が親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により増加、為替換算調整勘定についても円安ペソ高により増加したことで、前連結会計年度末に比べて39,552百万円増加し388,867百万円となりました。
当四半期連結累計期間における経営成績は以下のとおりです。
遊技機事業においては、6.5号機ならびにスマートパチスロの導入が進んでおり、パチスロ6号機初のGODシリーズ『アナザーゴッドハーデス-解き放たれし槍撃ver.-』等の市場導入が開始され、当第2四半期連結累計期間における総販売台数は76,386台となりました。統合型リゾート(IR)事業では、海外からのお客様の来場者数増加やフィリピン国内でも人気のある飲食店の誘致等により、オカダ・マニラの業績は堅調に推移しております。
また、賃貸借契約解除に伴う賃貸借契約解約益、リース解約益の計上、円安ドル高の進行による為替差益の計上もありました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は79,305百万円(前年同期比 40.8%増)、営業利益は10,726百万円(前年同期 営業利益833百万円)、経常利益は28,405百万円(前年同期比 111.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は20,952百万円(前年同期比 209.5%増)となりました。なお、事業セグメント別の業績は以下のとおりであります。各業績数値はセグメント間売上高又は振替高を調整前の金額で記載しております。
①遊技機事業
当第2四半期連結累計期間における遊技機事業の売上高は30,793百万円(前年同期比 12.8%増)、営業利益は7,685百万円(前年同期比 49.6%増)となりました。
当第2四半期における市場環境は、パチスロ機においては6.5号機ならびにスマートパチスロが引き続きパチンコホールの期待に応える稼働を維持し、稼働水準の回復を後押ししている状況が続いております。またパチンコ機においては、ゲーム性の幅が広がったスマートパチンコの市場導入が開始されました。
かかる状況下で当社は、パチスロ機においてはGODシリーズ最新作『アナザーゴッドハーデス-解き放たれし槍撃ver.-』、人気アニメ版権を用いた初の遊技機化となる『SLOTメイドインアビス』の新機種2タイトルを市場導入いたしました。パチンコ機においては『Pやじきた道中記』の市場導入を行いました。なお、当第2四半期連結累計期間における総販売台数に関しても、当社はパチスロ機販売台数上位のシェアを確保しております。
②統合型リゾート(IR)事業
当第2四半期連結累計期間における統合型リゾート(IR)事業の売上高(1) は47,944百万円(前年同期比 68.0%増)、営業利益は7,313百万円(前年同期 営業利益417百万円)となりました。また、当第2四半期における調整後EBITDA(2) は15,069百万円(前年同期比 96.2%増)となりました。
当社グループが運営する統合型リゾート施設「オカダ・マニラ」は、フィリピン政府による新型コロナウイルス感染症対策に係る規制と緩和に対応しながら運営を続け、第2四半期においても引き続き業績は堅調に推移しました。フィリピン国内でも人気のある飲食店の誘致が進み、「RED SPICE」や「割烹 今村」等のオカダ・マニラ直営レストランとも競合することなく、互いに相乗効果を生んでおります。このようなリテイル施策に加えて、「コーブ・マニラ」を利用したデイケーションプラン等のサービスを提供することで、施設全体の来場者数の増加に寄与しました。
その結果、第2四半期は非常に高い調整後EBITDAを記録し、第1四半期に続きパンデミックによる不況からの着実な回復と成長を見せております。
(1)売上高は、総売上高からゲーミング税及びジャックポット費用を控除したもの
(2)調整後EBITDA = 営業損益 + 減価償却費 + その他の調整項目
③その他
当第2四半期連結累計期間におけるその他の売上高は431百万円(前年同期比 4.9%増)、営業利益は188百万円(前年同期 営業損失28百万円)となりました。
メディアコンテンツ事業においては、GODシリーズ最新作『アナザーゴッドハーデス-解き放たれし槍撃ver.-』のシミュレータアプリをApp Store・Google Playにて配信し、有料アプリ・ゲーム・カジノカテゴリーでダウンロードランキング1位を獲得するなど、大変好評を博しております。月額制サービスの「ユニバ王国」では『沖ドキ!GOLD』を配信し、基本プレイ無料のソーシャルカジノゲーム「スロットストリート」においても、オリジナルビデオスロット『スロストパーティー』を追加しました。楽曲配信では、主要サイトApple Music・Spotify・YouTube Musicをはじめとする24サイトにて、5月10日の「ミリオンゴッドの日」に合わせて『アナザーゴッドハーデス-解き放たれし槍撃ver.-』の配信を行いました。いずれのサービスも、機種数及び楽曲数を増やすことでユーザーの新規獲得と満足度向上に努めております。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、減価償却費、持分法投資損失、賃貸借契約解約益、リース解約益、円安ドル高の進行による為替差益、リース並びに借入金の支払利息・社債利息の計上により増減しました。また売掛債権の減少、持分法適用会社からの短期貸付金・長期貸付金の回収により増加した一方、社債・リース・借入金の利息支払、工事前渡金の支払に伴う支出(有形固定資産の取得による支出)、長期借入金の返済の支出により減少したこともあり、前連結会計年度末に比べて912百万円増加し、36,705百万円となりました。また、当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況及び主な増減要因は次のとおりであります。
<営業活動によるキャッシュ・フロー>
営業活動によるキャッシュ・フローは、6,494百万円の収入となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益 28,425百万円、減価償却費 8,401百万円、持分法投資損失 6,773百万円、支払利息・社債利息 7,185百万円、賃貸借契約解約益 18,698百万円、リース解約益 4,150百万円、為替差益 8,722百万円計上した他、売上債権の減少に伴い3,515百万円、利息の支払額 6,686百万円によるものです。
<投資活動によるキャッシュ・フロー>
投資活動によるキャッシュ・フローは、3,803百万円の支出となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出 5,592百万円、短期貸付金の回収による収入 1,500百万円、長期貸付金の回収による収入 208百万円によるものです。
<財務活動によるキャッシュ・フロー>
財務活動によるキャッシュ・フローは、4,146百万円の支出となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出 3,677百万円によるものです。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間において、グループ全体の研究開発活動の金額は2,937百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因
経営成績に重要な影響を与える要因については、「1 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
(7)資本の財源及び資金の流動性についての分析
資金需要は統合型リゾート施設「オカダ・マニラ」の建設費、遊技機事業の材料費、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用、研究開発費等によるものであります。これらの資金需要に対する資金財源は、手持資金、私募債、金融機関からの借入により必要とする資金を調達しております。当四半期連結会計期間末における社債・借入金等(リース債務除く)有利子負債の残高は123,194百万円、現金及び現金同等物の残高は36,705百万円となっております。
(8)経営戦略の現状と見通し
①遊技機事業
遊技機業界における市場環境は、パチスロ機においては幅広いユーザーに支持される新たな6.5号機やスマートパチスロの市場導入、パチンコ機においてはゲーム性の幅が広がったスマートパチンコの本格的な市場導入に伴い、さらなる市場の活性化が期待されております。
第3四半期においては、コラボ機種初のスマスロとして株式会社カプコンとの業務提携による遊技機第5弾『スマスロ 戦国BASARA GIGA』の市場導入が始まり、株式会社バンダイナムコエンターテインメントの国民的野球ゲームをモチーフとした『ファミスタ回胴版!!』の販売を開始しました。パチンコ機では『Pアナザーゴッドハーデス-狂乱-』の市場導入、『Pハイスクール・フリート オールスター』の販売を開始しました。なお、いずれの機種もパチンコホールから高い評価を得ており、受注台数は順調に推移しております。
当社は引き続き、独自性のある魅力的な遊技機創出に努めてまいります。またその魅力ある遊技機を通して、遊技機業界全体の活性化に貢献するとともに、販売シェアの拡大に努めてまいります。
(ご参考)2023年12月期 パチスロ・パチンコ販売台数
第1四半期
第2四半期
第3四半期(受注済)
第4四半期
販売台数(台)
24,903
51,483
36,000
未定
(注)第2四半期までの実績については、「2023年12月期 第2四半期決算補足資料」
( www.universal-777.com/corporate/ir/library/result/ )をご参照ください。
②統合型リゾート(IR)事業
2023年12月期は、新型コロナウイルス感染症による旅行などへの影響が減少し、海外からの訪問者数の回復基調が続くと予想されます。フィリピン観光省の発表によると2023年の海外観光客の目標数は約480万人でしたが、6月までに247万人を達成しており、下期には、夏休みやクリスマスシーズン等でさらなる増加が予想されます。
かかる状況下でゲーミング事業においては、すべての会員を対象に毎週抽選で旅行賞品(マニラ行きの航空券/バスチケット、ホテル宿泊券)が当たる「Okada Manila Go」キャンペーンを開催し、フィリピン国内外でのオカダ・マニラブランドの認知度向上に努めてまいります。現在、フィリピン国内に向けてのみ実施しておりますが、今後は海外会員向けにも拡大する予定です。併せて海外観光客の誘致を目的としたアジア各国でのマーケティング活動も積極的に実施してまいります。
また、引き続きフィリピン国内顧客層の拡大を目指し、国内向けのオンラインゲームの規模拡大に注力し、マニラのあるルソン島以外からの国内需要を取り込み順調に成長しております。非ゲーミング事業においても、クリスタルコリドーを利用した大型イベントの開催を継続することで、来場者数の増加を見込んでおります。
フィリピン最高裁判所が発出したSQAO(Status Quo Ante Order: 原状回復命令)の撤回については、フィリピン弁護団が継続的に必要な法的手続きを行っており、引き続き判決等を待っている状況です。今後公表すべき事項が生じた場合には速やかにお知らせいたします。
③その他
メディアコンテンツ事業においては、引き続き高品質なシミュレータアプリや楽曲の配信を行ってまいります。月額制サービスの「ユニバ王国」及び基本プレイ無料のソーシャルカジノゲーム「スロットストリート」でも、コンテンツの拡充とサービスの改善、ユーザー満足度の向上に努めてまいります。
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