【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
2023年12月期
第1四半期累計
売上高
営業利益
経常損益
親会社株主に帰属する四半期純損益
個別(百万円)
11,734
393
△1,264
△1,484
連結(百万円)
35,502
4,760
3,159
2,946
当四半期連結会計期間末における財政状態については、以下のとおりです。
総資産の額は、円安ペソ高により固定資産が増加した一方、現預金、受取手形及び売掛金の減少により、前連結会計年度末に比べて4,794百万円増加し600,972百万円となりました。
総負債の額は、連結子会社における長期借入金の返済による減少、未払金、未払費用の減少があったものの、円安ペソ高の進行によるリース債務の増加もあり、前連結会計年度末に比べて5,919百万円減少し240,941百万円となりました。
純資産の額は、利益剰余金が親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により増加、為替換算調整勘定についても円安ペソ高により増加したことで、前連結会計年度末に比べて10,714百万円増加し360,030百万円となりました。
当四半期連結累計期間における経営成績については、以下のとおりです。
遊技機事業においては、販売台数は24,903台となり前年同期比で12,836台減少した一方、統合型リゾート(IR)事業では、海外からのお客様の来場者数増加やフィリピン国内でも人気のある飲食店の誘致等により、来場者数が大幅に増加したことから売上高が増加しました。また前第1四半期においては、リース契約の解約による収益を8,550百万円計上し、円安ドル高の進行による為替差益4,097百万円がありましたが、当第1四半期においてはそのような多額の営業外収益の計上はありませんでした。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は、35,502百万円(前年同期28.0%比増)、営業利益は4,760百万円(前年同期比 104.7%増)、経常利益は3,159百万円(前年同期比 71.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,946百万円(前年同期比 64.8%減)となりました。なお、事業セグメント別の業績は以下のとおりであります。各業績数値はセグメント間売上高又は振替高を調整前の金額で記載しております。
①遊技機事業
当第1四半期連結累計期間における遊技機事業の売上高は11,145百万円(前年同期比 31.4%減)営業利益は3,102百万円(前年同期比 41.3%減)となりました。
当第1四半期連結累計期間における市場環境は、パチスロ機においては新基準6.5号機ならびにスマートパチスロが引き続きパチンコホールの期待に応える稼働を維持し、稼働水準の上昇に大きく貢献しました。パチンコホールの新台入替の軸は、パチンコ機からパチスロ機へと移行傾向にあり、低迷が続いていたパチスロ市場は順調に回復しております。
かかる状況下で当社は、市場から非常に高い評価を得ている『沖ドキ!GOLD』『パチスロ新鬼武者2』の増産販売を行いました。パチンコ機においては、『P真バジリスク~甲賀忍法帖~豪塊W319ver.』『Pバベル5000』の新機種2タイトルを市場導入いたしました。
②統合型リゾート(IR)事業
当第1四半期連結累計期間における統合型リゾート(IR)事業の売上高(1) は24,117百万円(前年同期比 113.7%増)、営業利益は4,134百万円(前年同期 営業損失498百万円)となりました。また、当第1四半期における統合型リゾート(IR)事業の調整後EBITDA(2) は7,925百万円(前年同期比 226.2%増)となりました。
当社グループが運営する統合型リゾート施設「オカダ・マニラ」は、フィリピン政府による新型コロナウイルス感染症対策に係る規制と緩和に対応しながら運営を続けてきました。第1四半期においては、フィリピン国内在住のお客様だけでなく、海外からのお客様も徐々に増加しており、業績は堅調に推移しております。また、「RED SPICE」や「割烹 今村」等のオカダ・マニラが運営する直営レストランと競合することのないフィリピン国内でも人気のある飲食店の誘致により相乗効果が生まれ、来場者数の増加に寄与しました。
その結果、第1四半期は非常に高い調整後EBITDAを記録し、パンデミックによる不況からの着実な回復と成長を見せております。
(1)売上高は、総売上高からゲーミング税及びジャックポット費用を控除したもの
(2)調整後EBITDA = 営業損益 + 減価償却費 + その他の調整項目
③その他
当第1四半期連結累計期間におけるその他の売上高は181百万円(前年同期比 1.4%増)、営業利益は158百万円(前年同期 営業損失27百万円)となりました。
メディアコンテンツ事業においては、『沖ドキ!GOLD』のシミュレータアプリをApp Store・Google Playにて配信し、有料アプリ・ゲーム・カジノカテゴリーでダウンロードランキング2位を獲得するなど大変好評を博しております。月額制サービスの「ユニバ王国」では『花火絶景』を配信し、基本プレイ無料のソーシャルカジノゲーム「スロットストリート」においても、パチスロ機『花火絶景』をモチーフにしたビデオスロットを追加し、計55機種となりました。楽曲配信では、アルバム『バベル』を主要サイトApple Music・Spotify・YouTube Musicをはじめとする24サイトへ提供いたしました。いずれのサービスも、機種数及び楽曲数を増やすことでユーザーの新規獲得と満足度向上に努めております。
(2)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間において、グループ全体の研究開発活動の金額は1,360百万円であります。なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)経営成績に重要な影響を与える要因
経営成績に重要な影響を与える要因については、「1 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
(6)資本の財源及び資金の流動性についての分析
資金需要は統合型リゾート施設「オカダ・マニラ」の建築費、遊技機事業の材料費、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用が主なものであります。投資活動については研究開発費等によるものであります。これらの資金需要に対する資金財源は、手持資金、私募債、金融機関からの借入により必要とする資金を調達しております。当四半期連結会計期間末における社債・借入金等(リース債務除く)有利子負債の残高115,052百万円、現金及び現金同等物の残高は33,993百万円となっております。
(7)経営戦略の現状と見通し
①遊技機事業
パチスロ機においては幅広いユーザーに支持される新たな6.5号機やスマートパチスロの市場導入、パチンコ機においてはゲーム性の幅が広がったスマートパチンコの本格的な市場導入による需要拡大等、今後一層の活性化が期待されます。
第2四半期においては、パチスロ6号機初のGODシリーズ、新基準6.5号機『アナザーゴッドハーデス-解き放たれし槍撃ver.-』の市場導入、大人気アニメ「メイドインアビス」の世界観や魅力を活かした『SLOTメイドインアビス』、パチンコ機では『Pやじきた道中記』の販売を開始しております。なお、いずれの機種もパチンコホールから高い評価を得て、受注台数は好調に推移しております。
当社は引き続き、独自性のある魅力的な遊技機創出に努めてまいります。またその魅力ある遊技機を通して、遊技機業界全体の活性化に貢献するとともに、販売シェアの拡大に努めてまいります。
(ご参考)2023年12月期 パチスロ・パチンコ販売台数
第1四半期
第2四半期(受注済)
第3四半期
第4四半期
販売台数(台)
24,903
50,000
未定
未定
(注)第1四半期の実績については、「2023年12月期 第1四半期決算補足資料」
( www.universal-777.com/corporate/ir/library/result/ ) をご参照ください。
②統合型リゾート(IR)事業
2023年12月期は、新型コロナウイルス感染症による旅行などへの影響の減少により、海外からの訪問者数は回復基調が続くと予想されます。しかしながら、フィリピン観光省の発表によると、2023年の海外観光客の目標数は約480万人となっており、2019年に記録した約826万人にはまだ及ばない状況です。
かかる状況下でゲーミング事業については、引き続きフィリピン国内顧客層の拡大を目指し、フィリピン国内向けのオンラインゲームの規模拡大に注力し、マニラの所在するルソン島以外からの国内需要を取り込んでまいります。また、海外観光客の誘致を目的とした日本・韓国・タイ等のアジア市場でのマーケティング活動を積極的に実施します。非ゲーミング事業においても、クリスタルコリドーを利用した大型イベントの開催を継続することで、オカダ・マニラへの来場者数の増加を図ってまいります。
フィリピン最高裁判所が発出したSQAO(Status Quo Ante Order: 原状回復命令)の撤回については、フィリピン弁護団が継続的に必要な法的手続きを行っており、引き続き判決等を待っている状況です。今後公表すべき事項が生じた場合には速やかにお知らせいたします
③その他
メディアコンテンツ事業においては、引き続き高品質なシミュレータアプリや楽曲の配信を行ってまいります。月額制サービスの「ユニバ王国」及び基本プレイ無料のソーシャルカジノゲーム「スロットストリート」でも、コンテンツの拡充とサービスの改善、ユーザー満足度の向上に努めてまいります。
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