【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
2022年12月期
第3四半期累計
売上高
営業損益
経常利益
親会社株主に帰属する四半期純利益
個別(百万円)
40,321
△1,835
9,590
3,667
連結(百万円)
88,614
579
12,404
2,529
当四半期連結会計期間末における財政状態については、以下のとおりです。
総資産の額は、円安ペソ高により固定資産が増加、円安ドル高による長期預け金、関係会社長期預け金の増加、持分法適用会社への貸付金が増加した一方、リース契約の変更によるリース資産の減少、持分法投資損失の計上による減少により、前連結会計年度末に比べて41,091百万円増加し613,473百万円となりました。
総負債の額は、連結子会社における短期借入金の返済による減少、リース契約の変更によるリース債務の減少があったものの、円安ドル高の進行による社債、長期借入金、関係会社長期預り金の増加、建設関係に関する未払費用の増加もあり、前連結会計年度末に比べて40,507百万円増加し273,969百万円となりました。
純資産の額は、利益剰余金が親会社株主に帰属する四半期純利益の計上もあり、前連結会計年度末に比べて584百万円増加し339,504百万円となりました。
当四半期連結累計期間における経営成績は以下のとおりです。
遊技機事業については、パチスロ機において、前期からの継続販売となる『沖ドキ!DUO』の増産販売や、『バーサスリヴァイズ』、『パチスロ デビル メイ クライ 5』、『SLOT えとたま』、「A PROJECT」の最新作『ニューゲッターマウス』、新基準6.5号機『パチスロ新鬼武者2』、パチンコ機においては、『Pミリオンゴッド-一撃-』、『P真バジリスク~甲賀忍法帖~』、『Pバジリスク~桜花忍法帖~早咲き桜99ver.』等の市場投入を行いました。その結果、当四半期連結累計期間の販売台数は88,378台(前年同期比 6,375台増)となりました。
統合型リゾート(IR)事業については、オカダ・マニラの業績は堅調に推移しており、来場者数がパンデミック前に近い水準まで回復したこともあり、売上高は増加しました。また、不法占拠に伴う損失には含まれないものの、当該不法占拠に付随する販管費(主に訴訟関連費用)の増加により営業利益が減少した一方、円安ドル高の進行により為替差益を計上、リース契約の変更による賃貸借契約解除益、リース資産負債の減少差額を営業外収益に計上したことから、経常利益が大幅に増加した一方、特別損失に固定資産除売却損、不法占拠に伴う損失を計上しております。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は88,614百万円(前年同期比 53.6%増)、営業利益は579百万円(前年同期 営業損失4,330百万円)、経常利益は12,404百万円(前年同期 経常損失7,735百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,529百万円(前年同期 親会社株主に帰属する四半期純損失18,398百万円)となりました。なお、事業セグメント別の業績は以下のとおりであります。各業績数値はセグメント間売上高又は振替高を調整前の金額で記載しております。
①遊技機事業
当第3四半期連結累計期間における遊技機事業の売上高は39,130百万円(前年同期比 11.2%増)、営業利益は6,779百万円(前年同期比 37.1%増)となりました。
当第3四半期における市場環境は、パチスロ市場において、新たなゲーム性を有した新基準6.5号機の本格的な市場投入が開始され、パチスロ機における平均稼働が回復する等、パチスロ市場の好転に大きく貢献しております。特に主力となる一部タイトルは、パチンコホールの期待に応える稼働を見せており、パチンコホールの新台入替の軸はパチンコからパチスロへと移行しつつあります。
かかる状況下で当社は、パチスロ機では、「A PROJECT」の最新作『ニューゲッターマウス』、株式会社カプコンとの業務提携による遊技機第3弾、新基準6.5号機『パチスロ新鬼武者2』の販売を行いました。この『パチスロ新鬼武者2』は6.5号機屈指の稼働水準を誇り、パチンコホールから高い評価を得ております。パチンコ機では、『Pバジリスク~桜花忍法帖~早咲き桜99ver.』の販売を行いました。なお、当第3四半期連結累計期間においても、当社はパチスロ機総販売台数上位のシェアを確保しております。
②統合型リゾート(IR)事業
当第3四半期連結累計期間における統合型リゾート(IR)事業の売上高(1) は48,775百万円(前年同期比 124.7%増)、営業利益は2,197百万円(前年同期 営業損失2,541百万円)となりました。また、当第3四半期における調整後EBITDA(2) は13,459百万円(前年同期比 607.0%増)となりました。
2022年5月31日から2022年9月2日までの期間、岡田和生氏とその指示を受けたグループが起こした施設占拠等による影響を受けたものの、オカダ・マニラの業績は堅調に推移しており、メインアトラクションである世界最大級のマルチカラー演出による噴水「ザ・ファウンテン」の再稼働、クリスタルコリドーエリアを利用したイベントの誘致や新たなリテイル店舗の開店等により、来場者数がパンデミック前に近い水準まで回復しました。
2022年9月5日付「(開示事項の経過)オカダ・マニラの施設及び運営奪還に関するお知らせ」に記載のとおり、当社グループはTIGER RESORT, LEISURE AND ENTERTAINMENT, INC.が運営する統合型リゾート施設「オカダ・マニラ」の施設及び運営の管理権を奪還しており、運営体制の正常化には時間を要しますが、そのために必要な調査を実施しております。
(1)売上高は、総売上高からゲーミング税及びジャックポット費用を控除したもの
(2)調整後EBITDA = 営業損益 + 減価償却費 + その他の調整項目
③その他
当第3四半期連結累計期間におけるその他の売上高は578百万円(前年同期比 13.2%減)、営業損失は110百万円(前年同期 営業損失79百万円)となりました。
メディアコンテンツ事業においては、『ハナビ通』のシミュレータアプリをApp Store・Google Playにて配信いたしました。月額制サービスの「ユニバ王国」では、『アナザーゴッドポセイドン-海皇の参戦-』(iOS版)、『ミリオンゴッド』(iOS版)、『バジリスク~甲賀忍法帖~絆』(iOS版)を配信し、Android版:計44機種/iOS版:計15機種となりました。基本プレイ無料のソーシャルカジノゲーム「スロットストリート」では、パチスロ機『タコスロ』の世界観をモチーフにしたビデオスロットを追加し、計53機種となりました。またDMM GAMESにおいて、2022年8月よりPC版の提供を開始いたしました。いずれのサービスも、機種数を増やすことでユーザーの新規獲得と満足度向上に努めております。
(2)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間において、グループ全体の研究開発活動の金額は3,482百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)経営成績に重要な影響を与える要因
経営成績に重要な影響を与える要因については、「1 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
(6)資本の財源及び資金の流動性についての分析
資金需要は統合型リゾート施設「オカダ・マニラ」の建設費、遊技機事業の材料費、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用、研究開発費等が主なものであります。これらの資金需要に対する資金財源は、手持資金、私募債、金融機関からの借入により必要とする資金を調達しております。当四半期連結会計期間末における社債・借入金等(リース債務除く)有利子負債の残高は127,992百万円、現金及び現金同等物の残高は28,452百万円となります。
(7)経営戦略の現状と見通し
①遊技機事業
遊技機業界では、パチスロ市場における6.5号機主力タイトルの好調な稼働に加え、2022年11月よりスマートパチスロの市場投入が開始しており、さらなる市場の活性化が予測されます。
第4四半期においては、株式会社カプコンとの業務提携による遊技機第4弾となる『パチスロ バイオハザード RE:2』、ドンちゃん3兄弟シリーズの最新作『花火絶景』の市場投入を開始しております。また本年10月より、沖ドキ!シリーズの最新作『沖ドキ!GOLD』の販売を開始しており、いずれの機種においても受注台数は好調に推移しております。
当社は引き続き、独自性のある魅力的な遊技機創出に努めてまいります。またその魅力ある遊技機を通して、遊技機業界全体の活性化に貢献してまいります。
(ご参考)2022年12月期 パチスロ・パチンコ販売台数
第1四半期
第2四半期
第3四半期
第4四半期(受注済)
販売台数(台)
37,739
24,926
25,713
61,670
(注)第3四半期までの実績については、「2022年12月期 第3四半期決算補足資料」
( www.universal-777.com/corporate/ir/library/result/ )をご参照ください。
②統合型リゾート(IR)事業
当社グループが運営する統合型リゾート施設「オカダ・マニラ」は、政府による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策に係る規制と緩和に対応しながら運営を続けております。第4四半期においては、リワードサークルメンバーに対するプロモーションの強化に加え、カジノ事業以外でも複数のリテイルテナントの開店やイベント誘致等により、来場者数のさらなる増加が見込まれます。
2022年11月14日付「2022年12月期第3四半期報告書の提出期限延長に係る承認申請書提出のお知らせ」にてお知らせしましたとおり、最高裁判所での判決等の交付については、当初の予定よりも控訴裁判所から最高裁判所へ事実認定結果の提出が延長されました。そのため引き続き最高裁判所の判決等の交付を待っている状況です。今後公表すべき事項が生じた場合には速やかにお知らせいたします。
③その他
メディアコンテンツ事業においては、2022年10月より『SLOT マッピー』のシミュレータアプリをApp Store・Google Playにて配信を開始しており今後も高品質なシミュレータアプリを配信してまいります。月額制サービスの「ユニバ王国」では『サンダーVリボルト』、『SLOT魔法少女まどか☆マギカ』(iOS版)を配信いたしました。基本プレイ無料のソーシャルカジノゲーム「スロットストリート」は、本年10月に5周年を迎え、パチスロ機『SLOTシャドウハーツⅡ-運命の道標-』の世界観をモチーフにしたビデオスロットを追加しました。引き続き新規機能の追加、コンテンツの拡充、サービスの改善を行い、ユーザー満足度の向上を図るとともに、音楽配信サービスでの楽曲配信を随時拡充してまいります。
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