【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。(1)財政状態及び経営成績の状況当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の5類移行により、行動制限が緩和されたことにより経済活動も緩やかに回復するなど明るい兆しも見られました。しかしながら国内外において資源・エネルギー価格や原材料価格の高騰による影響を受けており、またウクライナ情勢の長期化、加えて円安の影響などもあり、当社グループを取り巻く経営環境は厳しい状況で推移しました。 このような状況下にあって、当社グループは引き続き、新製品・新サービスの市場導入強化、新技術・新発想による安全・安心なモノづくり、海外市場への積極的な展開による輸出の増加、新規チャネル・新規顧客の開拓、新ビジネスモデルへの取り組みなどに努めてまいりました。 この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高はアウトドア・レジャー・スポーツ関連事業は減収となりましたが車関連事業は増収となり7,314,686千円(前年同四半期比3.7%増)となりました。 損益面につきましては、円安による輸入仕入コストの高騰などによる原価率の悪化並びに販売費及び一般管理費も増加したため128,493千円の営業損失(前年同四半期は営業損失36,278千円)となりました。営業外損益では為替差益が減少したことなどにより経常損失は67,546千円(前年同四半期は経常利益96,199千円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は54,782千円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益14,856千円)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。①車関連事業車関連事業につきましては、運搬架台・タイヤ滑止部門は減収となりましたが、車用品部門、ケミカル類部門、電子・電気機器部門ともに増収となり、売上高は6,823,897千円(前年同四半期比7.4%増)となりました。損益面につきましては、原価率の悪化、販売費及び一般管理費の増加により、330,149千円の営業利益(前年同四半期比5.5%減)となりました。②アウトドア・レジャー・スポーツ関連事業 アウトドア・レジャー・スポーツ関連事業につきましては、主力のスノーボード関連製品が減収となり、売上高は490,788千円(前年同四半期比29.5%減)となりました。損益面につきましては、原価率は改善したものの減収による粗利の減少により、営業利益は43,378千円(前年同四半期比55.3%減)となりました。
財政状態は次のとおりであります。
(資産)流動資産は、前連結会計年度末に比べ78,822千円減少の17,533,544千円となりました。この主な要因は、製品は1,024,911千円、受取手形及び売掛金は733,336千円増加しましたが、現金及び預金は2,041,074千円減少したことなどによるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ109,637千円増加の3,357,991千円となりました。この主な要因は、投資有価証券が91,481千円増加したことなどによるものであります。 この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べ30,814千円増加の20,891,535千円となりました。
(負債)流動負債は、前連結会計年度末に比べ83,315千円増加の3,779,609千円となりました。この主な要因は、その他は158,084千円、賞与引当金は93,150千円減少しましたが、支払手形及び買掛金が280,123千円、製品保証引当金が111,196千円増加したことなどによるものであります。 固定負債は、前連結会計年度末に比べ140,492千円減少の2,535,635千円となりました。この主な要因は、社債が135,000千円減少したことなどによるものであります。 この結果、負債合計は前連結会計年度末に比べ57,176千円減少の6,315,245千円となりました。 なお、有利子負債残高は165,000千円減少の1,425,000千円となりました。(純資産)純資産は、前連結会計年度末に比べ87,991千円増加の14,576,290千円となりました。この主な要因は、利益剰余金は160,593千円減少しましたが、為替換算調整勘定が185,097千円、その他有価証券評価差額金が63,541千円増加したことなどによるものであります。
(2)キャッシュ・フローの状況当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物は、前第2四半期連結累計期間末に比べ1,121,299千円減少し、当第2四半期連結累計期間末には7,462,003千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純損失を67,502千円計上し、棚卸資産の増加、売上債権の増加、法人税等の支払などがあり、1,653,397千円の現金及び現金同等物の減少(前年同四半期は1,855,300千円の現金及び現金同等物の減少)となりました。(投資活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出、定期預金の預入による支出等があり、439,402千円の現金及び現金同等物の減少(前年同四半期は21,138千円の現金及び現金同等物の減少)となりました。(財務活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、社債の償還による支出、配当金の支払額等があり270,806千円の現金及び現金同等物の減少(前年同四半期は266,447千円の現金及び現金同等物の減少)となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は917,770千円であります。
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