【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における世界経済情勢は、長引くロシアのウクライナ侵攻による影響からエネルギーや食糧価格の高騰、世界的な半導体等の部品不足や資源価格の高騰が止まらず、景気は減速懸念が広がりました。
日本経済も新型コロナウイルス感染症が再拡大し、世界的景気下振れ動向と、半導体等部品等の原材料不足及びコスト高に加え、原油高、円安の進行に伴う物価上昇などにより、消費者マインドが冷え込みました。
このような情勢下、当社グループの上期は、部材調達の困難による生産台数減少に伴いユーザーへの商品供給が滞り業績は減収損失が拡大いたしました。
ハードウェアセールス主体の事業からストックビジネスへ、ネットワーク対応型フルカラーサイネージ、キャッシュハイブリッド型セルフレジ「CashHive」等、ストック収入を実現する新たなビジネスモデルの企画・開発に取り組みました。今後はハードの販売に加え安定収入が得られるDXソリューションサービスに事業領域を拡大してまいります。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は、10億82百万円(前年同期比13.0%減)、営業損失1億59百万円(前年同期は1億6百万円の営業損失、52百万円の悪化)、経常損失1億39百万円(前年同期は67百万円の経常損失、72百万円の悪化)、親会社株主に帰属する四半期純損失は1億41百万円(前年同期は74百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失、66百万円の悪化)となりました。改善施策の業績への効果は下半期以降となり、原材料の供給不安のリスクはありますが増収増益を見込んでおります。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
〔LED&ECO事業〕
中小料飲食店を主な販売対象とする中小型LEDサイネージは、新型コロナウイルス感染症の影響や、半導体等の原材料不足、輸送費用高騰、急激な円安によるコスト高騰等により減収・減益となりました。主力機種のスーパーエコリア(フルカラー映像機種)が前期に続き市場からの支持を得て売上げに貢献いたしました。屋外型液晶デジタルサイネージシリーズの新機種スーパーブリッドは、高いネットワーク拡張性を持った高性能機として9月26日にリリースし、下期以降に収益貢献いたします。特注の大型ビジョン関連は、国立の競技施設、警察署・消防署やプラント設備に導入し、下期に納品予定ですが東京の地下鉄コンコースに大型案件を受注いたしました。
総じて部品不足・価格高騰・長納期化の厳しい環境の中、商品供給確保に努めてまいりましたが、主力の中小型商品群に欠品が発生したこともあり業績は低迷いたしました。
その結果、売上高は6億62百万円(前年同期比16.5%減)、セグメント損失は51百万円(前年同期は2百万円のセグメント損失、48百万円の悪化)となりました。
〔SA機器事業〕
電子レジスター及びPOS事業は、半導体・原材料不足の影響を受け、製品全般において供給の滞りが発生いたしました。また、半導体・原材料不足、輸送費用高騰、急激な円安によるコスト高等の影響により、業績に影響を及ぼしました。
中小料飲食店を主な販売対象とする電子レジスターは市況の低迷と製品供給が滞ったことから減収となりました。ソフトベンダーや大手チェーン店などを担当する法人部門は、グローリー株式会社が提供する「REGIX®」への製品供給や大手精密機器メーカーへのOEM供給などが進み増収となりましたが、部材調達等が困難となり黒字化には至りませんでした。また、海外部門においては欧州での経済活動が活発化したことから増収となりました。
新規事業のヘルステック分野はシステム、機器開発の生産体制の遅れもありましたが、地方中型病院より受注し、下期に納品の予定となりました。また、withコロナ事業としてスマートボード等営業活動を開始いたしました。課題のインバウンド事業の損失額は減少しましたが、業績不振は継続しております。
その結果、売上高は4億15百万円(前年同期比7.1%減)、セグメント損失は1億7百万円(前年同期は1億4百万円のセグメント損失、3百万円の悪化)となりました。
(2)財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末より43百万円減少して、15億17百万円となりました。これは主に、現金及び預金の減少1億78百万円及び、受取手形、売掛金及び契約資産の増加23百万円、商品及び製品の増加44百万円、原材料及び貯蔵品の増加53百万円によるものであります。
負債は、前連結会計年度末より98百万円増加して、8億51百万円となりました。これは主に、短期借入金の増加1億25百万円及び、未払消費税等の支払による流動負債のその他21百万円の減少によるものであります。
純資産は、前連結会計年度末より1億41百万円減少して、6億65百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純損失による利益剰余金の減少1億41百万円によるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1億76百万円減少し、当第2四半期連結会計期間末には2億59百万円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、資金の減少は2億99百万円(前年同期比65.7%増)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純損失1億40百万円、棚卸資産の増加による減少1億1百万円、法人税等の支払い37百万円により資金が減少したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、資金の減少は7百万円(前年同期は0百万円の減少)となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出7百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、資金の増加は1億27百万円(前年同期比63.7%減)となりました。これは主に、短期借入金の純増加額1億25百万円によるものであります。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更はありません。
(7)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は4百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
