【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 経営成績の分析(売上高・営業利益)当社グループの当第2四半期連結累計期間の業績は、精密減速機においてEV関連への設備投資による大型産業用ロボット向けの高い需要が継続したことに加え、航空機器での需要が順調に回復し、舶用機器でも需要が好調であったことから、売上高は、前年同期比20,802百万円(14.6%)増加し162,997百万円、営業利益については、同804百万円(10.2%)増加し8,690百万円となりました。売上高営業利益率は5.3%となりました。
セグメント別の業績は次のとおりです。
① コンポーネントソリューション事業コンポーネントソリューション事業の売上高は、前年同期比10,063百万円(15.5%)増加し74,785百万円、営業利益は、同190百万円(2.6%)増加し7,394百万円となりました。精密減速機は、EV関連への高い設備需要が継続し、特に大型の産業用ロボット向け需要が好調であったことから、売上高は前年同期比で増加となりました。建設機械向け油圧機器は、中国市場において需要低迷が続いたものの、欧米、東南アジア市場での需要が堅調に推移し、売上高は前年同期並みとなりました。
② トランスポートソリューション事業トランスポートソリューション事業の売上高は、前年同期比5,047百万円(16.2%)増加し36,171百万円、営業利益は、同1,640百万円(81.5%)増加し3,651百万円となりました。鉄道車両用機器は、MRO(Maintenance, Repair, Overhaul)は堅調に推移したものの、国内市場で新車向け投資の抑制が継続し、売上高は前年同期比で減少となりました。航空機器は、防衛省向け及び民間航空機向けともに需要が順調に回復し、売上高は前年同期比で大幅な増加となりました。商用車用機器は、国内における顧客の減産影響が軽微となったことに加え、東南アジア向け需要が堅調であったことから、売上高は前年同期比で増加となりました。舶用機器は、国内外ともに新造船向けに加えMROでも高い需要が継続し、売上高は前年同期比で大幅な増加となりました。
③ アクセシビリティソリューション事業アクセシビリティソリューション事業の売上高は、前年同期比4,799百万円(12.1%)増加し44,347百万円、営業利益は、同394百万円(△13.9%)減少し2,435百万円となりました。自動ドア事業は、国内外の建物用ドア需要が堅調に推移したことに加え、為替及びフランスでの販売会社の買収効果により売上高は前年同期比で増加となりました。
④ その他その他の売上高は、前年同期比893百万円(13.1%)増加し7,694百万円、営業利益は、同355百万円(530.5%)増加し422百万円となりました。包装機は、電子部品不足が一部解消されたことにより、売上高は前年同期比で増加となりました。
(税引前四半期利益)金融収益は、株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ(以下、「ハーモニック社」という)株式の売却完了に伴う評価益3,485百万円、及び為替差益等を計上したことにより5,023百万円となりました。金融費用は、デリバティブ評価損等を計上したことにより518百万円となりました。持分法による投資利益は2,289百万円となりました。その結果、税引前四半期利益は前年同期比21,159百万円増加し、15,485百万円となりました。
(親会社の所有者に帰属する四半期利益)以上の結果、法人所得税費用5,219百万円、及び非支配持分に帰属する四半期利益815百万円を差引いた親会社の所有者に帰属する四半期利益は前年同期比14,558百万円増加し、9,452百万円となりました。また、基本的1株当たり四半期利益は同121.30円増加し、78.74円となりました。
(2) 財政状態の分析 (単位:百万円)
前連結会計年度末 (2022年12月31日)
当第2四半期連結会計期間末(2023年6月30日)
増減額
資産
459,293
425,466
△33,826
負債
196,064
151,045
△45,019
資本
263,228
274,421
11,193
① 資産当第2四半期連結会計期間末の流動資産は245,377百万円、非流動資産は180,089百万円であり、その結果、資産合計は425,466百万円と前連結会計年度末比33,826百万円の減少となりました。主な増加要因は、棚卸資産の増加11,224百万円、有形固定資産の増加5,174百万円、及びのれんの増加5,674百万円です。主な減少要因は、現金及び現金同等物の減少20,727百万円、営業債権の減少6,677百万円、及びハーモニック社株式の売却完了による売却目的で保有する資産の減少34,030百万円です。
② 負債当第2四半期連結会計期間末の流動負債は126,624百万円、非流動負債は24,421百万円であり、その結果、負債合計は151,045百万円と前連結会計年度末比45,019百万円の減少となりました。主な増加要因は、営業債務の増加4,575百万円です。主な減少要因は、ハーモニック社株式の売却完了等によるその他の金融負債の減少47,177百万円、未払法人所得税の減少7,791百万円です。
③ 資本当第2四半期連結会計期間末の資本合計は274,421百万円となりました。親会社の所有者に帰属する持分合計は259,963百万円と前連結会計年度末比11,267百万円の増加となりました。主な増加要因は、親会社の所有者に帰属する四半期利益9,452百万円、及び在外営業活動体の換算差額等によるその他の資本の構成要素の増加6,372百万円です。主な減少要因は、配当による利益剰余金の減少4,693百万円です。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析 (単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間(自 2022年1月1日
至 2022年6月30日)
当第2四半期連結累計期間(自 2023年1月1日至 2023年6月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
1,096
11,637
投資活動によるキャッシュ・フロー
△901
△27,772
フリーキャッシュ・フロー
196
△16,136
財務活動によるキャッシュ・フロー
△10,297
△6,906
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、営業活動により獲得した資金を、主に設備投資、子会社の取得、ハーモニック社株式の売却に係る支出、及び配当金の支払に充てた結果、103,686百万円と前連結会計年度末比20,727百万円の減少となりました。
① 営業活動によるキャッシュ・フロー当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、11,637百万円の資金の増加となりました。主な増加要因は、四半期利益、減価償却費及び償却費等の非資金損益項目、及び営業債権の減少によるものです。主な減少要因は、棚卸資産の増加、及び法人所得税の支払によるものです。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、27,772百万円の資金の減少となりました。主な減少要因は、有形固定資産の取得による支出、連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出、及びハーモニック社株式の売却に係る支出(投資有価証券の売却価格の精算による支出)です。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、6,906百万円の資金の減少となりました。主な減少要因は、配当金の支払です。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について、重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は5,385百万円です。
