【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態の状況
(資産)
当第2四半期会計期間末における資産合計は3,543,102千円となり、前事業年度末に比べ136,558千円増加いたしました。これは主に現金ベース売上増に伴う現金及び預金の増加67,942千円、テレビCM制作費用の計上に伴う前払費用の増加65,616千円によるものであります。
(負債)
当第2四半期会計期間末における負債合計は2,704,268千円となり、前事業年度末に比べ263,447千円増加いたしました。これは主に現金ベース売上増に伴う前受金の増加330,542千円、リスティング広告費用の支払いに伴う未払金の減少46,377千円、及び借入金の返済に伴う長期借入金並びに1年内返済予定の長期借入金の減少27,984千円によるものであります。
(純資産)
当第2四半期会計期間末における純資産合計は838,833千円となり、前事業年度末に比べ126,888千円減少いたしました。これは主に、四半期純損失132,168千円によるものであります。
(2)経営成績の状況
当第2四半期会計期間につきましては、個人向け資格取得事業(スタディング事業)においては、引き続きサービスの強化や、スタディング講座の新規開発、既存講座の改良及びマーケティング強化等による販売拡大に注力いたしました。サービス面においては、AI(機械学習)を活用して、個人の学習データから現在の実力をリアルタイムで判定・確認できる「AI実力スコア」機能を、1級建築士講座で開始いたしました。「AI実力スコア」機能の導入は、当社講座ラインナップにおいて9講座目となりました。また、AIが受講者毎に試験の予測得点が最も高くなる学習スケジュールを作成する「AI学習プラン」機能を宅建士講座で開始いたしました。
当社が属する資格取得市場は、学習のDXがより一層加速すると予想され、リスキリングや学び直しといった、生涯にわたって学び続けることが重視される環境になりつつあります。このような環境下では、当社の強みであるITを活用しオンラインに特化した講座は着実に存在感を増してきております。「学びやすく、わかりやすく、続けやすい」学習手段を提供し、サービスの機能充実・新規講座のラインナップ拡大をはかり、最も信頼され、資格を取るときの第一想起のサービスとなることを目指して事業を展開してまいります。
法人向け教育事業につきましては、引き続き社員教育クラウドサービス「エアコース」の拡販や動画制作案件の新規受注獲得に向けた営業活動、及びスタディング講座の法人販売を積極的に行ってまいりました。サービス面においては、受け放題コースのコース数拡充を積極的に進めており、2022年12月末時点の648コースから、2023年6月末現在で750コース(対前年末比+102コース)まで増加しております。
システム面においては、4月にエアコースにおいてAIを活用した動画への「字幕」を自動で生成できる新機能を開発・リリースしております。動画教材は、音声や映像が主な情報源となり、多くの人が学びやすい環境を実現するためにも、字幕機能は動画教材に欠かせない要素と考えております。エアコースの字幕機能は、AIを活用した字幕の自動生成が可能であり、誰でも簡単に字幕付き動画を作成・編集することが可能となっております。
また、5月にエアコースの新サービスとして、「Air Courseナレッジ」の提供を開始いたしました。Air Courseナレッジは、直感的な操作で誰でも簡単にナレッジが社内で共有できるサービスです。マニュアルや規定などの社内共有、提案書や営業ノウハウの共有、社内FAQ作成、IT活用のノウハウ共有など、様々な目的でお使いいただけます。これにより、eラーニングとナレッジマネジメントサービスを組み合わせた、人的資本経営の基盤を提供することが可能になりました。
このように、法人向け教育事業においては、今後の成長を支える事業基盤の整備充実を実現し、プロダクト競争力を高め、サービスの拡大とともに、スタディングで培ってきたノウハウを活かしながら、より「使いやすさ」も追及してまいります。今後も、社員教育のプラットフォームとしてより多くの企業様にご採用いただけるよう、新たなコースやサービスの開発を積極的に進めてまいります。
このような状況のなか、当第2四半期累計期間の業績は売上高1,703,683千円(前年同期比36.0%増)となり、引き続き対前年同期と比べ大きく伸長いたしました。費用面につきましては、各事業部において原価、販管費とも予算統制を実施した結果、営業損失は126,768千円(前年同期は402,485千円の営業損失)、経常損失は131,021千円(前年同期は405,182千円の経常損失)、四半期純損失は132,168千円(前年同期は440,413千円の四半期純損失)となり、対前年同期と比べ各段階利益は大きく改善いたしました。
(経営成績に関する特記事項)
当社が個人向け資格取得支援サービスで展開している「スタディング」は、会計上の売上高がサービス提供期間(コースの受講期間)に対応して期間按分されます。当社の主力の資格講座については、試験の終了後にコースの受講期限を設定しており、主力の資格講座の試験日は下期に集中しているため、コースの受講期限についても同様に下期に集中しております。
受講者が購入したタイミングが年度のどの時期であっても、受講期限は同じタイミングとなり、主力の資格講座の受講期限である下期に売上高が積みあがることから、売上高の季節的変動があります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前事業年度末に比べて67,942千円増加し、2,855,275千円となりました。当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は148,280千円となりました。これは主に、前受金の増加額330,542千円があったものの、税引前四半期純損失131,021千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は54,226千円となりました。これは主に、システム開発に伴う無形固定資産の取得による支出54,106千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は26,111千円となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出27,984千円によるものであります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
#C7353JP #KIYOラーニング #サービス業セクター
