【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は緩やかな回復基調が続く一方で、ロシア・ウクライナ情勢の長期化や、為替変動に伴う物価上昇、円安の進行などにより先行き不透明な状況が続いております。当社が属するリユース業界におきましては、SDGsの浸透によるリユース意識の高まりに加え、インフレに伴うリユース品需要の拡大もあり、市場は順調に成長をしております。
当第2四半期連結累計期間のリユース店舗の出店につきましては、直営店9店舗、FC加盟店5店舗を新規出店いたしました。以上の結果、リユース店舗数は直営店417店舗、FC加盟店528店舗となり、合計945店舗となりました。
当第2四半期連結会計期間末時点における各業態別の店舗数は次表のとおりであります。
(単位:店)
店舗数
ハードオフ
オフハウス
モードオフ
ガレージ
オフ
ホビーオフ
リカーオフ
ブックオフ
海外
リユース
合計
ブックオン
直営店
145
(+5)
127
(+1)
15
(±0)
10
(±0)
59
(+3)
4
(±0)
50
(±0)
7
(±0)
417
(+9)
1
(±0)
FC加盟店
238
(+1)
196
(+1)
2
(±0)
5
(±0)
79
(+3)
1
(±0)
-
7
(±0)
528
(+5)
-
合計
383
(+6)
323
(+2)
17
(±0)
15
(±0)
138
(+6)
5
(±0)
50
(±0)
14
(±0)
945
(+14)
1
(±0)
(注)1.(
)内は期中増減数を表しております。
2.子会社の株式会社ハードオフファミリーおよび株式会社エコプラスが運営する店舗は直営店に含めております。
3.子会社の台湾海德沃福股份有限公司およびECO TOWN USA INC.が運営する店舗は海外直営店に含めております。
第2四半期連結累計期間の経営成績は、既存店売上高が4.5%増と堅調に推移し、直営店を9店舗新規出店した結果、全社売上高は14,177百万円(前年同期比9.3%増)となり、過去最高を更新しました。
利益面におきましては、期中オープンの新店9店舗に加え、2店舗分の開業費用が先行発生したほか、既存店2店舗分の移転費用、既存店22店舗分のリニューアル費用が発生した結果、販売費及び一般管理費は10.4%増となりました。売上高が若干計画比未達だったものの、販売費及び一般管理費が計画内に収まったことから、営業利益は1,083百万円(前年同期比2.8%増)、経常利益は1,201百万円(前年同期比4.9%増)とそれぞれ減益計画に対し増益を確保し、過去最高を更新しました。親会社株主に帰属する四半期純利益も757百万円(前年同期比2.5%増)と、減益計画に対し増益を確保し、683百万円の特別利益を計上した2012年3月期第2四半期を除くと過去最高を更新しました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
①リユース事業
当第2四半期連結累計期間の売上高は、既存店の堅調な業績推移と前連結会計年度に増加した店舗が寄与し、13,451百万円(前年同期比9.1%増)、営業利益は1,946百万円(前年同期比7.4%増)となりました。
②FC事業
当第2四半期連結累計期間の売上高は、709百万円(前年同期比12.4%増)、営業利益は468百万円(前年同期比11.9%増)となりました。
(2)財政状態の状況
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は11,190百万円となり、前連結会計年度末に比べ169百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が543百万円減少、商品が645百万円増加したことによるものであります。
固定資産は10,193百万円となり、前連結会計年度末に比べ492百万円増加いたしました。これは主に有形固定資産が276百万円増加、投資その他の資産が194百万円増加したことによるものであります。
この結果、総資産は21,383百万円となり、前連結会計年度末に比べ661百万円増加いたしました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は4,668百万円となり、前連結会計年度末に比べ479百万円増加いたしました。これは主に短期借入金が550百万円増加したことによるものであります。固定負債は1,183百万円となり、前連結会計年度末に比べ1百万円減少いたしました。
この結果、負債合計は5,851百万円となり、前連結会計年度末に比べ478百万円増加いたしました。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は15,532百万円となり、前連結会計年度末に比べ183百万円増加いたしました。これは主に、その他有価証券評価差額金が209百万円増加したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は72.2%(前連結会計年度末は73.7%)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、2,366百万円(前年同四半期は2,451百万円)となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは333百万円の収入(前年同四半期は668百万円の収入)となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益1,185百万円、および棚卸資産の増加額626百万円、法人税等の支払額514百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の投資活動によるキャッシュ・フローは555百万円の支出(前年同四半期は189百万円の支出)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出396百万円、無形固定資産の取得による支出125百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の財務活動によるキャッシュ・フローは344百万円の支出(前年同四半期は675百万円の支出)となりました。
これは主に短期借入金の増加額550百万円、配当金の支払832百万円による支出によるものであります。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更および新たに発生した課題はありません。
(7)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第2四半期連結累計期間において、当社の財務および事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
(8)研究開発活動
該当事項はありません。
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