【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、個人消費を中心に緩やかに持ち直しの傾向が見られるものの、ロシア・ウクライナ情勢の激化や急速な円安の影響もあり、先行き不透明な状況で推移しています。当社が属するリユース業界におきましては、社会全体でSDGsの推進が拡大する中でのリユース意識の高まり、インフレに伴うリユース品需要の増加等の追い風を受け、市場は順調に成長をしております。
当第2四半期連結累計期間のリユース店舗の出店につきましては、直営店9店舗を新規出店し8店舗を閉店、FC加盟店5店舗を新規出店し3店舗を閉店いたしました。以上の結果、リユース店舗数は直営店397店舗、FC加盟店520店舗となり、合計917店舗となりました。
当第2四半期連結会計期間末時点における各業態別の店舗数は次表のとおりであります。
(単位:店)
店舗数
ハードオフ
オフハウス
モードオフ
ガレージ
オフ
ホビーオフ
リカーオフ
ブックオフ
海外
リユース
合計
ブックオン
直営店
135
(+2)
124
(△1)
15
(△3)
10
(△1)
53
(+3)
4
(±0)
50
(±0)
6
(+1)
397
(+1)
1
(△1)
FC加盟店
236
(+3)
196
(△1)
2
(±0)
5
(±0)
73
(±0)
1
(±0)
-
7
(±0)
520
(+2)
-
合計
371
(+5)
320
(△2)
17
(△3)
15
(△1)
126
(+3)
5
(±0)
50
(±0)
13
(+1)
917
(+3)
1
(△1)
(注)1.(
)内は期中増減数を表しております。
2.子会社の株式会社ハードオフファミリーおよび株式会社エコプラスが運営する店舗は直営店に含めております。
3.子会社の台湾海德沃福股份有限公司およびECO TOWN USA INC.が運営する店舗は海外直営店に含めております。
当第2四半期連結累計期間の経営成績は、既存店売上高が10.4%増と好調に推移しました。また、インターネット売上高が29.4%増、米国および台湾の店舗も好調を継続した結果、全社売上高は12,968百万円(前年同期比10.4%増)となりました。
利益面におきましては、売上総利益率が0.2%ポイント改善し、売上総利益は8,895百万円(前年同期比10.7%増)となりました。販売費及び一般管理費は前年同期比3.4%増となった結果、営業利益は1,054百万円(前年同期比131.4%増)、経常利益は1,145百万円(前年同期比119.0%増)とそれぞれ大幅増益を確保しました。
また、特別利益が大きく減少したものの、親会社株主に帰属する四半期純利益は738百万円(前年同期比84.6%増)と大幅増益になりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
①リユース事業
当第2四半期連結累計期間の売上高は、既存店の堅調な業績推移と前連結会計年度に増加した店舗が寄与し、12,324百万円(前年同期比10.9%増)、営業利益は1,812百万円(前年同期比57.2%増)となりました。
②FC事業
当第2四半期連結累計期間の売上高は、630百万円(前年同期比3.7%増)、営業利益は418百万円(前年同期比40.7%増)となりました。
(2)財政状態の状況
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は10,041百万円となり、前連結会計年度末に比べ258百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が153百万円減少、商品が343百万円増加したことによるものであります。
固定資産は9,124百万円となり、前連結会計年度末に比べ171百万円増加いたしました。これは主に有形固定資産が34百万円増加、投資その他の資産が138百万円増加したことによるものであります。
この結果、総資産は19,165百万円となり、前連結会計年度末に比べ429百万円増加いたしました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は3,843百万円となり、前連結会計年度末に比べ25百万円減少いたしました。これは主に短期借入金が30百万円減少したことによるものであります。固定負債は1,075百万円となり、前連結会計年度末に比べ41百万円減少いたしました。
この結果、負債合計は4,919百万円となり、前連結会計年度末に比べ66百万円減少いたしました。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は14,246百万円となり、前連結会計年度末に比べ496百万円増加いたしました。これは主に利益剰余金が193百万円増加し、その他有価証券評価差額金が257百万円増加したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は74.0%(前連結会計年度末は73.1%)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、2,451百万円(前年同四半期は1,966百万円)となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは668百万円の収入(前年同四半期は304百万円の収入)となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益1,143百万円、および棚卸資産の増加額317百万円増加、法人税等の支払額295百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の投資活動によるキャッシュ・フローは189百万円の支出(前年同四半期は16百万円の支出)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出146百万円、無形固定資産の取得による支出106百万円、および投資有価証券売却による収入56百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の財務活動によるキャッシュ・フローは675百万円の支出(前年同四半期は532百万円の支出)となりました。
これは主に配当金の支払554百万円による支出によるものであります。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更および新たに発生した課題はありません。
(7)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第2四半期連結累計期間において、当社の財務および事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
(8)研究開発活動
該当事項はありません。
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