【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績等の状況の概要
①経営成績の状況当第3四半期連結累計期間(2023年1月1日~2023年9月30日)における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症を感染症法上の「5類感染症」に引き下げることを政府が決定するなど、経済活動の正常化が進み、景気持ち直しの動きがみられました。一方、世界的な半導体供給不足に起因するサプライチェーンのひっ迫状況は依然として続いているほか、ロシア・ウクライナ情勢の長期化による原材料価格の上昇、供給面での制約や金融市場の変動など、先行きは極めて不透明な状況となっております。国内の情報サービス業においては、新型コロナウイルス感染症の拡大を契機にリモートワークを前提とした新しい働き方への移行が進んだことで、企業向けのシステムにおけるクラウドサービスの需要が継続的に高まっております。また、企業のDX化の流れに伴い、生産性向上及び業務効率化に対して高いコストパフォーマンスと利便性を備えた情報システムが求められております。また、法改正に伴う電子帳簿保存法への対応、及び2023年10月1日より始まる適格請求書保存方式(インボイス制度)への対応に関する需要が高まっております。
インターネット業界においては、大手企業を中心として既存のビジネスモデルや業界構造を大きく変化させる新たなデジタル化(DX)の流れが引き続き力強く、特に広告市場においては次々とメディアのデジタルシフトが起こっています。このような市場環境の中、当社グループは製販一体体制を継続し、クラウドサービス・デジタルソリューションの提供を行ってきました。クラウドソリューション事業の主力製品であるクラウドERP「ZAC」及び「Reforma PSA」は、プロジェクト管理を必要としている企業を軸とした業界・業種に幅広く求められ安定的に伸長し、業績に寄与いたしました。デジタルトランスフォーメーション事業においてはデータ分析に基づくウェブ広告の戦略策定・運用・効果検証、ウェブサイトやデジタルコンテンツの制作、アプリケーションの企画・制作、SNS活用の戦略立案・運用支援など、デジタルを基軸に顧客のビジネスを全方位から支援するさまざまなソリューションを提供してまいりました。そして持続的な企業価値の向上を実現すべく、各事業において新規顧客の開拓、重点顧客の深掘活動、マーケティング活動への投資、採用強化にも取り組みました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上収益5,158,794千円(前年同期比15.6%増)、営業利益1,880,659千円(同23.0%増)、税引前四半期利益1,978,916千円(同20.6%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益1,366,245千円(同21.5%増)となりました。当第3四半期連結累計期間の業績の進捗を踏まえ、期末配当を1株当たり30円に増配し、過去最高となる見通しです。
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
(a)クラウドソリューション事業売上収益は3,184,561千円(前年同期比24.6%増)、セグメント利益は1,505,388千円(同37.0%増)となりました。計画に対し売上収益・セグメント利益ともに順調に推移しております。
(b)デジタルトランスフォーメーション事業売上収益は1,974,232千円(前年同期比3.6%増)、セグメント利益は413,159千円(同1.1%減)となりました。計画に対し売上収益は軟調、セグメント利益は堅調に推移しております。
②財政状態の分析当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比べ588,505千円増加し、11,634,261千円となりました。主な要因は、現金及び現金同等物が1,233,657千円増加、営業債権及びその他の債権が377,300千円、契約資産が184,152千円それぞれ減少したことによります。負債については、前連結会計年度末と比べ493,666千円減少し、3,214,653千円となりました。主な要因は、営業債務及びその他の債務が108,614千円、リース負債が115,567千円及び未払法人所得税等が346,949千円それぞれ減少したことによります。資本については、前連結会計年度末と比べ1,082,171千円増加し、8,419,608千円となりました。主な要因は、親会社の所有者に帰属する四半期利益1,366,245千円の計上による増加、配当金の支払い322,343千円による減少があったことによります。
(2) キャッシュ・フローの状況当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は8,065,602千円となり、前連結会計年度末と比べ1,233,657千円の増加となりました。当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果獲得した資金は1,775,845千円(前第3四半期連結累計期間は749,356千円の獲得)となりました。これは主に、税引前四半期利益1,978,916千円の計上による資金の獲得及び法人所得税の支払903,556千円による資金の使用があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果使用した資金は101,341千円(前第3四半期連結累計期間は130,653千円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出51,309千円及び無形資産の取得による支出37,666千円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は469,361千円(前第3四半期連結累計期間は386,984千円の使用)となりました。これは主に、リース負債の返済による支出147,311千円及び配当金の支払322,050千円があったことによるものであります。
(3) 研究開発活動当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は32,115千円であり、クラウドソリューション事業において発生したものであります。
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