【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況①経営成績の状況当第2四半期累計期間(2023年4月1日~2023年9月30日)における我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症の行動制限が緩和されたことを受け経済活動の正常化が進み、景気は緩やかな回復傾向にあります。一方で、ウクライナ情勢の長期化等による原材料価格及びエネルギー価格の高騰や円安による物価の上昇など、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。このような状況のもと、当社は「私たちは、常に顧客視点で変化を先取りし、社会インフラとして成長し続けるEコマースの進化に貢献します」をパーパスとして、多様なお客様のニーズに寄り添った対応をより深い次元で実現することに取り組んでおります。当社は2000年の創業以来、通販物流代行サービスを提供してきました。現在は、これまでに培ったEコマース領域でのナレッジを活かし、クライアントをトータル支援するBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービスとコンサルティング・人材育成サービスを提供しております。当第2四半期累計期間の売上高は、前年同期を下回ったものの計画比では順調に推移し、前期に比べ381,762千円減収の6,157,045千円(前年同四半期比5.8%減)となりました。販売費及び一般管理費については、体制強化に向けた積極的な人員拡充により採用費及び人件費が増加したことや、業務効率改善を目的とした営業支援システムの導入等によるシステム関連費用の増加により、481,571千円(前年同四半期比21.1%増)となりました。以上の結果、営業損失は271,147千円(前年同四半期は営業利益263千円)、経常損失は270,955千円(前年同四半期は経常利益6,245千円)となりました。さらに、投資有価証券売却益82,647千円を特別利益に、フルフィルメントセンターの閉鎖等に伴う移転費用16,065千円を特別損失に計上し、税引前四半期純損失は204,372千円(前年同四半期は税引前四半期純利益5,109千円)、四半期純損失は209,132千円(前年同四半期は四半期純利益344千円)となりました。なお、当社は通販物流事業の単一セグメントであるため、セグメント別の業績の記載をしておりません。
②財政状態の分析(資産の部)当第2四半期会計期間末における資産合計は、前事業年度末に比べて、368,603千円減少し4,929,327千円となりました。これは主に、現金及び預金が796,701千円減少した一方、売掛金が112,916千円、前払費用が47,614千円、投資有価証券が149,035千円増加したことによるものです。(負債の部)当第2四半期会計期間末における負債合計は、前事業年度末に比べて、176,544千円減少し3,903,115千円となりました。これは主に、長期借入金が150,405千円、移転損失引当金が19,506千円減少したことによるものです。(純資産の部)当第2四半期会計期間末における純資産合計は、前事業年度末に比べて、192,058千円減少し1,026,211千円となりました。これは主に、その他有価証券評価差額金が10,040千円増加した一方、四半期純損失209,132千円を計上したことによるものです。この結果、自己資本比率は、前事業年度末比2.3ポイント減の20.6%となりました。
(2)
キャッシュ・フローの状況
当第2四半期会計期間度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、1,303,956千円となり、前事業年度末と比べて796,701千円の減少となりました。当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果、使用した資金は596,703千円(前年同期は87,575千円の支出)となりました。これは主に、減価償却費36,668千円の計上、仕入債務の増加66,807千円等により資金増加があった一方、税引前四半期純損失204,372千円の計上、売上債権の増加158,356千円、移転損失引当金の減少19,506千円等による資金減少があったことによるものです。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果、使用した資金は212,129千円(前年同期は253,916千円の支出)となりました。これは主に、投資有価証券の取得による支出137,360千円、資産除去債務の履行による支出79,500千円等による資金減少があったことによるものです。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果、得られた資金は12,131千円(前年同期は400,845千円の収入)となりました。これは主に、短期借入れによる収入150,000千円等の資金増加があった一方、長期借入金の返済による支出129,347千円等による資金減少があったことによるものです。
(3)
会計上の見積り及び当該見積もりに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定について重要な変更はありません。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動該当事項はありません。
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