【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1)経営成績の分析
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症に対する活動制限の緩和と経済活動の両立により、景気回復の動きがみられるようになりました。しかしながら、物価高騰や為替変動等、先行きは依然として不透明な状況が継続しております。海外経済においても、ロシアのウクライナ侵攻による地政学リスクの長期化や資源エネルギー価格の高騰、サプライチェーンへの影響は続いております。加えて、世界規模でのインフレの進行や為替金融動向、中国におけるゼロコロナ政策の転換や半導体需要の落ち込みなど様々な変動リスクへの警戒が必要な状態となっております。
当社事業におきましては、航空機需要の段階的な回復に加え、チタンのサプライチェーン再編によりスポンジチタンの需要は更に高まってきております。こうした中でチタン事業では、航空機用途向けが主体である輸出スポンジチタンの売上高が前年同期比52.4%増、一般産業用途向け主体の国内スポンジチタン等の売上高が同77.2%増といずれも大幅に改善し、チタン事業の売上高は27,967百万円(前年同期比60.4%増)となりました。
高機能材料事業では、半導体関連のスパッタリングターゲット用高純度チタンや球状チタン合金粉末の販売増加が継続したことにより、売上高は3,087百万円(前年同期比29.8%増)となりました。
以上の結果、当第3四半期累計期間の売上高は、31,055百万円(前年同期比54.3%増)となりました。損益につきましては、チタン鉱石や電力価格の上昇といった悪化要因はありましたが、販売量の増加、価格是正、稼働率の向上等により、営業利益は2,657百万円(前年同期は1,328百万円の損失)、経常利益は2,709百万円(前年同期は1,135百万円の損失)、四半期純利益は2,064百万円(前年同期は1,166百万円の損失)となりました。
(参考)事業別売上高
(単位:百万円)
当第3四半期累計期間
前第3四半期累計期間
増減率(%)
チタン事業
国 内
9,922
5,598
77.2
輸 出
18,044
11,840
52.4
計
27,967
17,439
60.4
高機能材料事業
3,087
2,378
29.8
その他
―
311
―
合 計
31,055
20,129
54.3
(注)その他欄に記載の売上高は生産を終了したポリシリコン事業に関する残存在庫の売却によるものです。2021年度にて全て販売完了しております。
(2)財政状態の分析
資産、負債及び純資産の状況
①資産
当第3四半期会計期間末の総資産の残高は、80,462百万円と前事業年度末と比べ3,875百万円増加いたしました。これは、現金及び預金並びに固定資産が減少したものの、売掛金及び棚卸資産が増加したことが主な要因であります。
②負債
当第3四半期会計期間末の負債の残高は、52,312百万円と前事業年度末と比べ2,235百万円増加いたしました。これは、未払消費税等及び長期借入金が減少したものの、買掛金及び未払法人税等並びに短期借入金が増加したことが主な要因であります。
③純資産
当第3四半期会計期間末の純資産の残高は、28,150百万円と前事業年度末と比べ1,640百万円増加いたしました。これは、四半期純利益により利益剰余金が増加したことが主な要因であります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期累計期間の研究開発費の総額は、553百万円であります。なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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