【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(経営成績等の状況の概要)(1) 経営成績の状況当第2四半期連結累計期間における日本経済は、新型コロナウイルス感染症による行動制限が緩和され、感染症の分類も5類感染症へ移行し、国内外での人流も回復するなど、感染症対策と経済活動の両立により、社会経済活動の正常化が進みつつあります。一方で、緊迫した世界情勢に加え、不安定な円相場やインフレによる経済停滞が懸念され、依然として不透明な事業環境が続いております。当社を取り巻く事業環境は、紙の出版市場が縮小している一方で、電子出版市場は継続的に拡大しており、インプレス総合研究所「電子書籍ビジネス調査報告書2022」によると、2023年度の成長率は9%程度になると予測されており、今後も電子書籍及び電子コミックの市場規模はゆるやかな拡大が続くことが予想されております。このような市場環境の中で、プラットフォームセグメントにおいては、電子コミック配信サービス「まんが王国」のブランド構築に注力しつつ効率的な投資を、コンテンツセグメントにおいては継続的なデジタル成長による安定的な利益創出を実行しました。さらに、コンテンツプロデュースカンパニーとしての機能強化や成長加速のため、2021年11月に資本業務提携契約を締結した日本テレビ放送網株式会社(以下、「日本テレビ」という。)との協業案件を継続的に推進いたしました。これらの結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は9,427,984千円(前年同期比1.3%増)、営業利益は733,230千円(前年同期比28.5%減)、経常利益は705,444千円(前年同期比26.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は340,744千円(前年同期比18.9%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(プラットフォームセグメント)プラットフォームセグメントの主力サービスである「まんが王国」においては、ユーザーの訪問・定着・課金の流れを促し、課金者数と顧客単価を上げるべく、お得感を訴求するキャンペーンや幅広いユーザー層獲得のための販売促進活動を積極的に行いました。さらに、原作付きのコミカライズ作品や異世界ファンタジー等の人気ジャンル作品といった“ここだから読める”作品の創出に注力いたしました。この結果「まんが王国」は、お得感No.1(2023年4月に実施された第三者調査機関による電子コミックサービスに関する調査で最もお得に感じるサービス第1位を獲得。)のコミック配信サービスとして、2023年5月に累計ダウンロード数が20億冊を突破、2023年4月に会員登録者数が750万人を突破いたしました。小説投稿サービス「ノベルバ」においては、投稿作品を原作としたコミカライズ・メディアミックス展開を推進するため、アプリ利用者数並びに投稿作品数の増加を目的とした施策の実施や小説コンテストを開催いたしました。また、国内コミック配信事業で培ったノウハウを生かし、諸外国の中でも、特に拡大が予想されている北米の電子コミック市場において、2023年6月に北米向けコミック配信サービス「yomoyo(ヨモーヨ)」の提供を開始いたしました。
日本テレビとの取り組みにおいては、「まんが王国」にて昨年末より連載を開始した漫画家発掘ドキュメントバラエティ―「THE TOKIWA」発のコミカライズ作品「ようこそ!パラダイス劇場へ」の電子コミック版が完結し、2023年8月に紙書籍を販売いたしました。これらの結果、当セグメントの売上高は6,208,308千円(前年同期比2.5%増)、営業利益は241,477千円(前年同期比39.1%減)となりました。
(コンテンツセグメント)コンテンツセグメントにおいては、デジタルコンテンツを中心に、新たなコミック誌の発刊や、電子書店ごとの特徴やユーザー層に合わせた販売促進活動を積極的に行いました。2021年に創刊したデジタルコミック誌「PRIMOプリモ」「COMICヤミツキ」や、2020年に創刊したBLレーベル「&Emo.」のコミックスが堅調に推移し、売上の増加に寄与いたしました。2023年4月にはデジタルコミック誌「comic Killa」を新たに創刊する等、読者の嗜好性に合わせたコンテンツの創出とジャンルの拡大を推進いたしました。また、BLコミック誌「GUSH」が20周年を迎えたことを期に、コラボカフェの開催といった様々な施策を実行いたしました。さらに、異世界&令嬢作品に特化した、女性向けライトノベルのコミカライズレーベル「BKコミックスf」では「ノベルバ」と共同で「第2回BKコミックスf令嬢小説コンテスト」を開催する等、セグメント間の連携を強化するとともに、レーベルの特徴を活かした作品の創出に注力いたしました。このほか、ぶんか社の人気グルメ漫画「半熟ファミリア 腹ペコ兄妹の熟成レシピ」が日本テレビホールディングス株式会社の子会社である株式会社日テレ アックスオン制作にてテレビドラマ化いたしました。また、2023年6月には、ぶんか社刊の「お姫様クラブ」がフジテレビ系の番組内にて映像化されました。これらの結果、当セグメントの売上高は3,292,031千円(前年同期比1.3%減)、営業利益は491,482千円(前年同期比21.9%減)となりました。
(2) 財政状態の状況① 資産の部当第2四半期連結会計期間末における資産合計は17,966,287千円となり、前連結会計年度末に比べ1,073,644千円減少しました。流動資産は8,158,918千円となり、前連結会計年度末に比べ648,838千円減少しました。これは主に、現金及び預金が170,818千円、売掛金が358,609千円、未収還付法人税等が105,588千円減少したことによるものです。固定資産は9,807,368千円となり、前連結会計年度末に比べ424,806千円減少しました。これは主に、無形固定資産が426,310千円減少したことによるものです。② 負債の部当第2四半期連結会計期間末における負債合計は11,371,505千円となり、前連結会計年度末に比べ1,353,734千円減少しました。流動負債は7,860,088千円となり、前連結会計年度末に比べ816,516千円減少しました。これは主に、支払手形及び買掛金が351,418千円、未払金が50,889千円、未払法人税等が82,519千円、未払消費税等が121,508千円、契約負債が54,074千円、返金負債が164,829千円減少したことによるものです。固定負債は3,511,417千円となり、前連結会計年度末に比べ537,218千円減少しました。これは主に、長期借入金が510,000千円減少したことによるものです。③ 純資産の部当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は6,594,781千円となり、前連結会計年度末に比べ280,089千円増加しました。これは主に、利益剰余金が267,613千円増加したことによるものです。この結果、自己資本比率は、36.7%となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は4,047,162千円となり、前連結会計年度末に比べ170,818千円減少しました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
① 営業活動によるキャッシュ・フロー当第2四半期連結累計期間における営業活動においては、税金等調整前四半期純利益705,444千円から、主な加算項目として、減価償却費213,238千円、のれん償却額295,324千円、売上債権の減少額361,743千円等がありました。これに対して主な減算項目として、仕入債務の減少額351,418千円、未払金の減少額49,781千円、契約負債の減少額54,074千円、返金負債の減少額164,829千円、未払又は未収消費税等の増減額121,508千円、法人税等の支払額329,325千円等がありました。この結果、獲得した資金は490,279千円(前年同期は1,191,088千円の獲得)となりました。② 投資活動によるキャッシュ・フロー当第2四半期連結累計期間における投資活動においては、主な資金減少要因として、無形固定資産の取得による支出74,661千円等がありました。この結果、使用した資金は83,016千円(前年同期は116,608千円の使用)となりました。③ 財務活動によるキャッシュ・フロー当第2四半期連結累計期間における財務活動においては、主な資金減少要因として、長期借入金の返済による支出510,000千円、配当金の支払額71,584千円等がありました。この結果、使用した資金は578,080千円(前年同期は1,017,978千円の使用)となりました。
(4) 研究開発活動該当事項はありません。
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