【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、コロナ禍による経済社会活動への制約がほぼ解消され、内需を中心に景気は緩やかな回復基調を維持しました。一方で、ウクライナ情勢の長期化、資源価格、原材料価格の高騰、円安による物価の上昇などにより、依然として先行き不透明な状況が続いております。
当社グループの関係する自動車業界では、半導体不足の解消による生産拡大により回復基調が見込まれており、当社グループにおきましては、生産の回復により順調に受注を伸ばし、売上高は前年同期と比べて28.3%増加となりました。各利益につきましては、売上高の増加による利益率の増加等により、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当四半期純利益ともに、前年同期を上回る結果となりました。この結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は3,751百万円(前年同期比28.3%増加)、営業利益37百万円(前年同四半期は営業損失27百万円)、経常利益44百万円(前年同四半期は経常損失21百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益26百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失59百万円)となりました。
(2) 財政状態
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における流動資産は5,977百万円となり、前連結会計年度末に比べ103百万円増加しました。主な内訳は、現金及び預金71百万円が減少、棚卸資産関係146百万円増加したこと等によるものです。有形固定資産は7,545百万円となり、前連結会計年度末に比べ355百万円増加しました。主な内訳は、連結子会社PT.IKUYO INDONESIAの自社工場建設等により建物及び構築物665百万円、機械装置及び運搬具558百万円増加したこと等によるものです。投資その他の資産は510百万円となり、前連結会計年度末に比べ2百万円減少しました。主な内訳は、投資有価証券19百万円増加、繰延税金資産21百万円が減少したこと等によるものです。
この結果、資産合計は14,490百万円となり、前連結会計年度末に比べ489百万円増加しました。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における流動負債は6,468百万円となり、前連結会計年度末に比べ460百万円増加しました。主な内訳は、短期借入金420百万円が増加したこと等によるものです。固定負債は2,625百万円となり、前連結会計年度末に比べ96百万円減少しました。主な内訳は、長期借入金90百万円が減少したこと等によるものです。
この結果、負債合計は9,093百万円となり、前連結会計年度末に比べ363百万円増加しました。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産は5,396百万円となり、前連結会計年度末に比べ125百万円増加しました。主な内訳は配当金の支払により30百万円減少し、親会社株主に帰属する四半期純利益26百万円計上し、利益剰余金4百万円が減少、為替換算調整勘定108百万円が増加したこと等によるものです。
(3) 対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、14百万円です。
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