【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症が5類に移行され、社会経済活動の正常化が進み景気は緩やかな回復基調となりましたが、海外における金融政策や紛争の緊迫化、また円安進行に伴う物価上昇の影響等、依然として景気の先行きは不透明な状況が続いております。
このような経済状況下、当第2四半期連結累計期間の経営成績は、商事セグメントの輸入炭販売数量が減少したこと等により、売上高は202億56百万円(前年同期比11.7%減)、営業利益は5億93百万円(同21.9%減)、経常利益は4億80百万円(同33.0%減)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は3億11百万円(同40.1%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
①不動産セグメント
マンションの買取販売の減少等により、売上高は14億54百万円(前年同期比0.3%減)となったものの、賃貸ビル等の修繕費コスト減少により、営業利益は4億33百万円(同1.5%増)となりました。
②商事セグメント
輸入炭の販売数量が減少したこと等により、売上高は128億8百万円(同22.5%減)となり、営業利益は2億63百万円(同48.1%減)となりました。
③サービスセグメント
有料老人ホームの稼働率増加等により、売上高は26億28百万円(同1.3%増)となり、営業利益は2億28百万円(同20.6%増)となりました。
④建設工事セグメント
建設工事の受注が増加したことにより、売上高は21億12百万円(同82.7%増)となり、営業利益は3百万円(前年同期は10百万円の営業損失)となりました。
⑤肥料セグメント
農業用肥料等の販売数量が増加したことにより、売上高は12億53百万円(前年同期比3.0%増)となり、営業利益は99百万円(同37.1%増)となりました。
(2)財政状態に関する説明
当第2四半期連結会計期間末における総資産は485億41百万円となり、前連結会計年度末に比べて28億55百万円増加となりました。この主な要因は、受取手形、売掛金及び契約資産が17億24百万円、商品及び製品が14億97百万円増加したこと等によるものであります。
負債は326億7百万円となり、前連結会計年度末に比べて27億11百万円増加となりました。この主な要因は短期借入金が17億57百万円、支払手形及び買掛金が16億52百万円増加したこと等によるものであります。
純資産は159億34百万円となり、前連結会計年度末に比べて1億44百万円増加となりました。この主な要因は、その他有価証券評価差額金が1億64百万円増加したこと等によるもので、この結果、自己資本比率は31.8%(前連結会計年度は33.5%)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、48億97百万円となり、前第2四半期連結累計期間に比べて12億45百万円減少となりました。また、前連結会計年度末に比べて6億88百万円減少となりました。
なお、当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は16億85百万円(前年同期は7億87百万円の収入)となりました。これは、主に事業活動に伴う商品及び製品の輸入炭等の購入によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は3億82百万円(前年同期は2億65百万円の支出)となりました。これは、主に固定資産の取得によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は13億47百万円(前年同期は1億91百万円の収入)となりました。これは、主に借入金の増加によるものであります。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(7)研究開発活動
該当事項はありません。