【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)経営成績の状況
当第3四半期累計期間(2022年1月1日~2022年9月30日)におけるわが国経済は、景気は持ち直しの動きが続いているものの、新型コロナウイルス感染症による厳しい状況で推移いたしました。また、先行きにつきましては、ウィズコロナの新たな段階への移行が進められる中、各種政策の効果もあって、景気が持ち直していくことが期待されますが、世界的な金融引締め等が続く中、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクとなっており、また、物価上昇や供給面での制約、金融資本市場の変動等の影響に十分注意する必要があるとされております。
このような環境の中、当第3四半期累計期間の売上高は、915百万円(前年同四半期比30.2%増)に、営業損失は23百万円(前年同四半期は営業損失39百万円)に、経常損失は10百万円(前年同四半期は経常損失0百万円)に、災害による損失及び災害損失引当金繰入額の計上の一方、受取保険金を計上したことにより四半期純利益は6百万円(前年同四半期は四半期純損失188百万円)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。定款変更に伴い不動産賃貸事業を主要な営業活動の一つとして位置づけたことに伴い、基板事業と不動産賃貸事業の2つのセグメントに区分いたしました。
①基板事業
売上高は787百万円(前年同四半期比11.9%増)となりました。営業損失は、32百万円(前年同四半期は営業損失39百万円)となりました。
②不動産賃貸事業
売上高は128百万円となりました。営業利益は、9百万円となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期会計期間末の総資産は、前事業年度末と比べて29百万円減少し、1,639百万円となりました。
流動資産は、受取手形及び売掛金の減少等により8百万円減の801百万円に、固定資産は、減価償却費の計上等により20百万円減の838百万円となりました。
負債は、支払手形及び買掛金の減少等により36百万円減少し、944百万円となりました。
純資産は、四半期純利益の計上などにより6百万円増加し、694百万円となりました。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
(5)主要な設備
前事業年度末において計画中であった主要な設備の新設、休止、大規模改修、除却、売却等について、重要な変更はありません。
当第3四半期累計期間に新たに確定した主要な設備の新設計画は、次のとおりです。
事業所名
(所在地)
セグメントの
名称
設備の
内容
投資予定額(百万円)
資金調達方法
着手年月
完了予定
年月
総額
既支払額
若柳工場
(宮城県栗原市)
半導体加工事業
生産設備
203
63
自己資金
2022年9月
2022年11月
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