【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態の状況
(資産)
当第3四半期会計期間末における総資産は、前事業年度末に比べて93,266千円増加し、1,454,159千円となりました。これは、主に現金及び預金が77,630千円減少した一方で、有形固定資産が131,817千円増加したことによるものです。 (負債)
当第3四半期会計期間末における負債は、前事業年度末に比べて26,491千円増加し、459,827千円となりました。これは、主に資産除去債務が20,133千円増加したことによるものです。 (純資産)
当第3四半期会計期間末における純資産は、前事業年度末に比べて66,774千円増加し、994,332千円となりました。これは、主に四半期純利益を65,968千円計上したことによるものです。
(2)経営成績の状況
当第3四半期累計期間におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症による厳しい状況が緩和される中で、経済活動の正常化に向けた動きが進み景気の持ち直しが期待されるものの、ウクライナ情勢の長期化や急激な円安による為替相場の変動なども相まって、依然先行き不透明な状況が続いております。
他方、当社が属するHR Techサービス領域については、従来からの「働き方改革」の推進に加えて、ニューノーマル(新常態)におけるテレワーク・在宅勤務への関心の高まりや、政府による電子化推進などを背景に、引き続き高い注目を集めております。
こうしたマクロ経済動向のなか、当社は「一人でも多くの人に、感動を届け、幸せを広める。」という経営理念のもと、エンゲージメント経営プラットフォーム「TUNAG(ツナグ)」の事業拡大を進めてまいりました。コロナ禍による企業活動の停滞や新規投資マインドの減退の影響がありましたが、Webマーケティングの強化やWeb商談の活用により、潜在的な需要へのアプローチに注力しております。加えて、利用企業向けのオンラインイベントの開催など、利用企業の支援(カスタマーサクセス)の強化にも取り組んでおります。それにより、エンゲージメント経営プラットフォーム「TUNAG」は堅調に成長を続け、2022年9月末時点で利用企業数は526社(前年同四半期比132社増)となりました。
また、当社では、「TUNAG」が保有する組織運営・組織活性化に有用な多数の機能をオンラインサロン向けに拡張・再構築し、2020年5月よりサブスクファンサロンアプリ「FANTS」の提供を開始しており、2022年9月末時点で利用サロン数は135サロン(前年同四半期比41サロン増)となりました。
以上の結果、当第3四半期累計期間の経営成績は売上高918,542千円(前年同四半期比41.4%増)、営業利益89,640千円(前年同四半期比415.3%増)、経常利益89,661千円(前年同四半期比436.7%増)、四半期純利益65,968千円(前年同四半期比635.4%増)となりました。
また、当社の事業セグメントはエンゲージメントプラットフォーム事業の単一セグメントですので、セグメント別の記載は省略しております。
なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期会計期間の期首から適用しております。詳細については、「第4 経理の状況 1 四半期財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」をご参照ください。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経理戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(7)主要な設備
前事業年度末において計画中であった主要な設備の新設等について、当第3四半期累計期間に完成した設備は、次のとおりであります。
①主要な設備計画の完了
会社名
事業所名
所在地
設備の内容
完了年月
当社 本社
愛知県名古屋市中村区
営業・開発・管理設備
2022年3月
(注)当社のセグメントはエンゲージメントプラットフォーム事業の単一セグメントであるため、セグメント
別の記載を省略しております。
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