【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 財政状態及び経営成績の状況 当第3四半期連結会計期間末のお客さま数は、ガス・LPG・電気の合計で前年同四半期末と比べて4万3千件増加し290万8千件となった。ガスのお客さま数は、同2万2千件減少し174万7千件となった。LPGのお客さま数は、同2千件減少し60万件となった。電気のお客さま数は、同6万7千件増加し56万1千件となった。 当第3四半期連結累計期間のガス販売量は、家庭用における高気温や巣ごもり需要の反動減に加え、業務用等における部品供給不足による生産稼働減等により、前年同四半期と比べて2.9%減少し24億9千万㎥となった。LPGの販売量は同0.9%減少し33万2千トン、電気の販売量は同14.5%増加し16億6千1百万kWhとなった。
当第3四半期連結累計期間の売上高は、前年同四半期と比べて1,498億9千2百万円増加し4,860億1千6百万円となった。売上原価は、同1,320億9千4百万円増加し3,714億2千4百万円となった。供給販売費及び一般管理費は、前年同四半期並みの933億8千4百万円となった。これらの結果、経常利益は前年同四半期と比べて184億7千5百万円増加し240億1千2百万円となった。親会社株主に帰属する四半期純利益は同133億3千6百万円増加し172億4千万円となった。
当第3四半期連結累計期間は、ガス販売量の減少や電気事業の調達費上昇による収支悪化があったものの、前年の期ずれ差損の反動等により、前年同四半期と比べて大幅な増益となった。
セグメントの業績を示すと、次のとおりである。
①ガスお客さま数は、前年同四半期末と比べて2万2千件減少し174万7千件となった。販売量は、前年同四半期と比べて2.9%減少し24億9千万m3となった。売上高は、前年同四半期比981億5千3百万円増の3,108億1千7百万円となった。セグメント利益は、同275億2千1百万円増の254億6千4百万円となった。
②LPG・その他エネルギーお客さま数は、前年同四半期末と比べて2千件減少し60万件、販売量は、前年同四半期と比べて0.9%減少し33万2千トンとなった。売上高は、前年同四半期比140億6千7百万円増の786億9百万円となった。セグメント損益は、同1億9百万円減の3億2百万円の損失となった。
③電気お客さま数は、前年同四半期末と比べて6万7千件増加し56万1千件、販売量は、前年同四半期と比べて14.5%増加し16億6千1百万kWhとなった。売上高は、前年同四半期比358億3千7百万円増の785億1千2百万円となった。セグメント損益は、同101億8千8百万円減の83億8千5百万円の損失となった。
④その他売上高は、前年同四半期比37億8千3百万円増の363億7千6百万円となった。セグメント利益は、同9億6千8百万円増の32億9千4百万円となった。
総資産は、前期末比625億9千万円の増加となった。これは、棚卸資産が増加したことなどによる。 負債は、前期末比549億5千8百万円の増加となった。これは、支払手形及び買掛金が増加したことなどによる。 純資産は、前期末比76億3千1百万円の増加となった。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益を172億4千万円計上したことなどによる。 これらの結果、自己資本比率は前期末の58.4%から54.4%となった。
(2) 研究開発活動当第3四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費は、10億1千2百万円である。
(3) 従業員数 ①連結会社の状況
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの従業員数の著しい増減はない。
②提出会社の状況当第3四半期累計期間において、当社の従業員数は前期末から1,027人減少し、1,675人となった。これは、2022年4月1日付で、当社の一般ガス導管事業等を会社分割の方法により東邦ガスネットワーク㈱へ承継したことなどにより減少したためである。
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