【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態の状況
(資産)
当第2四半期会計期間末における流動資産は1,263,011千円となり、前事業年度末に比べ127,028千円減少いたしました。これは主に、現金及び預金が82,406千円減少、売掛金が42,737千円減少したことによるものであります。固定資産は134,880千円となり、前事業年度末に比べ19,827千円減少いたしました。これは、有形固定資産が1,669千円減少、投資その他の資産が18,158千円減少したことによるものであります。
この結果、総資産は1,397,892千円となり、前事業年度末に比べ146,855千円減少いたしました。
(負債)
当第2四半期会計期間末における流動負債は281,000千円となり、前事業年度末に比べ31,775千円減少いたしました。これは主に、未払法人税等が13,922千円増加、契約負債が4,132千円増加した一方で、未払金が57,782千円減少したことによるものであります。固定負債は106,220千円となり、前事業年度末に比べ35,000千円減少いたしました。これは、長期借入金が35,000千円減少したことによるものであります。
この結果、負債合計は387,220千円となり、前事業年度末に比べ66,775千円減少いたしました。
(純資産)
当第2四半期会計期間末における純資産合計は1,010,671千円となり、前事業年度末に比べ80,080千円減少いたしました。これは主に、利益剰余金が283,919千円増加した一方で、自己株式が364,000千円減少したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は72.2%(前事業年度末は70.6%)となりました。
(2)経営成績の状況
当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあって、緩やかな回復が続くことが期待されております。一方、世界的な金融引締め等が続く中、海外景気の下振れや国内での物価上昇等、注視すべき状況が続いております。
このような環境の中、当社はクラシファイドサイト「ジモティー」を通して、地域の情報が幅広く集まるプラットフォームを提供することで、地域の情報を可視化し、地域の人とのマッチングを推進してまいりました。
当社では、持続的なプラットフォームの成長のために、地域内で互いに必要なモノや情報を融通しあえる場所へと進化するべくサービスの改善に努めてまいりました。具体的には、モノや情報の量を増やし可視化させるための取り組みとして、プラットフォームの利便性向上やユーザーにとって有益な情報の充実化に注力してまいりました。また、ユーザー数拡大の取組みとして、行政と提携しリアルなリユース拠点を共同運営することで、ごみの減量とリユース数の最大化を図ってまいりました。また、収益モデル拡充の取組みとして、ジモティー上で行われる取引や付帯サービスに課金する機能の提供、及び収益基盤の安定化及び向上を目的とした自社広告枠の販売により、当第2四半期累計期間を通して引き続き改善と検証を重ねてまいりました。
以上の結果、当第2四半期累計期間における売上高は899,201千円(前年同期比0.7%減)、営業利益は348,618千円(同103.1%増)、経常利益は356,417千円(同96.3%増)、四半期純利益は283,919千円(同86.0%増)となりました。
なお、当社はクラシファイドサイト運営事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載をしておりません。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ82,406千円減少し、当第2四半期会計期間末には1,041,397千円となりました。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は316,811千円(前年同期は20,191千円の支出)となりました。これは主に、税引前四半期純利益348,757千円の計上、未払金の減少額57,782千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られた資金は1,238千円(前年同期は2,790千円の支出)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出381千円、敷金の回収による収入1,620千円の計上によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は400,456千円(前年同期は32,600千円の支出)となりました。これは、長期借入金の返済による支出35,000千円、自己株式の取得による支出365,456千円によるものであります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
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