【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日時点において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における国内経済は、新型コロナウイルス感染症拡大防止に対する行動制限が緩和され経済活動の正常化が進む一方で、ウクライナ情勢の長期化に伴う原材料価格の高騰や欧米諸国の政策金利引き上げの影響による急速な為替変動等、先行きは依然として不透明な状況が続いてまいりました。
こうした中、当社企業グループでは、首都圏及び国内主要都市におきまして、不動産活用における建設から不動産賃貸及び売買の仲介、不動産管理までワンストップのサービス提供とともに、関連する各事業間での連携を図りながら、お客様とともに安定的かつ持続的な成長及び事業展開を目指してまいりました。
その結果、当社グループの安定収益基盤となります不動産管理物件数は、2022年9月末現在、アパート・マンション管理戸数144,071戸、月極駐車場台数97,136台、時間貸駐車場「ナビパーク」の運営は50,920台、企業の社宅管理代行業におきましては住宅97,665戸、駐車場13,308台(受託企業数404社)を受託、これに分譲マンション管理戸数3,789戸、24時間緊急対応サービス「アクセス24」受託戸数557,516戸を加えますと、住宅803,041戸、駐車場161,364台となり、ビル・施設管理件数は2,552件となっております。
不動産営業店舗「ピタットハウス」は、2022年9月末現在で全国656店舗のネットワーク(スターツグループ店119店舗、ネットワーク店537店舗)となっております。また、高齢者支援・保育施設につきましては、2022年9月末現在118事業所を運営しており、首都圏エリアにおきまして5事業所の開設を準備しております。
海外拠点におきましては、2022年9月末現在で世界21カ国、34都市(国と地域を含む)において、海外進出を図る日本企業のオフィスや駐在員の社宅の仲介、工場等の売買仲介、レンタルオフィス・サービスアパートメント・ホテルの運営等、各国のニーズに合わせたサービスの提供を行っております。
当第2四半期連結累計期間の業績は、建設事業におきましては概ね予定どおり工事は進捗し、賃貸仲介事業及び不動産管理事業におきましては管理物件数の増加に伴う仲介手数料、管理手数料収入が増加、売買仲介事業におきましても取扱高が堅調に推移いたしました。出版事業におきましては引き続き書籍や電子書籍の販売が好調に推移し、ホテル・レジャー事業におきましては、まん延防止等重点措置の解除による行動制限緩和によって需要回復の兆しが見られました結果、売上高は985億98百万円(前年同期比8.4%増加)、営業利益は118億64百万円(前年同期比16.7%増加)、経常利益は営業外収益として為替差益20億73百万円を計上いたしました結果、142億41百万(前年同期比33.5%増加)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は95億86百万円(前年同期比34.0%増加)となりました。
当社グループ図及びセグメントの業績は次のとおりであります。
■スターツ海外ネットワーク/21ヵ国(※)34都市
(※)国と地域を含む
①建設事業
建設事業におきましては、資産運用及び資産継承のコンサルティングとして創業から変わらぬ地域密着営業を行っており、賃貸住宅をはじめ商業ビル・ホテル・高齢者支援施設・保育施設・物流倉庫などグループの総合力を活かした豊富なコンテンツによる土地有効活用の提案を行っております。
社会インフラとして普及に注力しております『免震構造の建物』におきましては、地域特性を踏まえ『土地・所有者・入居者』すべてに最適な土地活用を提案してまいりました結果、累計受注棟数は2022年9月末現在では601棟となりました。
当第2四半期連結累計期間の業績は、新型コロナウイルス感染予防に努めながら順調に工事を進めてまいりました結果、売上高325億79百万円(前年同期比18.8%増)、営業利益34億35百万円(前年同期比4.4%増)、受注残高は1,240億55百万円(前年同期比1.0%増)となりました。
②賃貸仲介事業
賃貸仲介事業におきましては、管理物件数の増加に伴い、仲介手数料及び更新手数料が堅調に推移いたしました。また、グループの総合力を活かし、地域密着営業による法人取引の拡大にも注力してまいりました結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高33億64百万円(前年同期比8.9%増)、営業利益8億70百万円(前年同期比19.9%増)となりました。
③売買仲介事業
売買仲介事業におきましては、グループ各社と連携したCRE(企業不動産)ソリューションの提案による法人取引の強化を図りながら、不動産売却サポートサービス「マイホームオークション」を積極的に活用し、売主・買主双方に透明性の高い取引を推進してまいりました結果、仲介手数料及び取扱高は堅調に推移いたしました。
当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高34億42百万円(前年同期比39.3%増)、営業利益9億26百万円(前年同期比76.0%増)となりました。
④不動産管理事業
不動産管理事業におきましては、管理物件数の増加に伴い、管理手数料売上が堅調に推移するとともに、メンテナンス売上や時間貸駐車場「ナビパーク」などの賃貸事業売上も順調に進捗いたしました結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高419億77百万円(前年同期比4.0%増)、営業利益55億77百万円(前年同期比7.2%増)となりました。
⑤分譲不動産事業
分譲不動産事業におきましては、「スターツプロシード投資法人」へ賃貸住宅1棟の譲渡、分譲戸建「クオンガーデン新浦安」(千葉県浦安市)等の販売により、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高14億82百万円(前年同期比67.4%減)、営業損失1億75百万円(前年同期営業利益2億90百万円)となりました。
なお、新築分譲マンション「アルファグランデ成田八番街」(千葉県成田市:総戸数198戸)の販売活動の進行、新築分譲戸建「クオンガーデン成城」(東京都世田谷区:総戸数2戸)の販売開始により、当第2四半期連結累計期間における契約残高は、164戸73億77百万円となりました。
⑥出版事業
出版事業におきましては、会員数400万人超を有する女性向けウェブサイト「オズモール」の成功報酬型送客サービス「オズのプレミアム予約」では、少人数での利用を中心に利用者数が復調してまいりました。また、昨年創刊いたしました異世界ファンタジーレーベル「グラストコミックス」と「グラストノベルス」では発行点数が着実に増加、「スターツ出版文庫」レーベルでは『鬼の花嫁』シリーズが累計50万部を超えるヒットとなり、書籍・電子書籍及び電子コミックの販売も順調に推移しております。
当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高28億65百万円(前年同期比14.1%増)、営業利益5億81百万円(前年同期比77.5%増)となりました。
⑦ホテル・レジャー事業
ホテル・レジャー事業におきましては、2022年3月にまん延防止等重点措置が解除され行動制限が緩和されたことから、国内レジャー需要に回復の兆しが見られました。当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高36億14百万円(前年同期比115.4%増)、営業損失2億16百万円(前年同期営業損失10億10百万円)となりました。
⑧高齢者支援・保育事業
高齢者支援・保育事業におきましては、認可保育園「篠崎きらきら保育園」(東京都江戸川区)、グループホ
ーム「きらら千歳船橋」(東京都世田谷区)を開設いたしました。既存事業所の稼働も堅調に推移いたしましたが、エネルギー価格高騰の影響による水道光熱費の上昇や人材採用・育成活動に積極的に取り組みました結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高55億4百万円(前年同期比7.8%増)、営業利益3億41百万円(前年同期比7.4%減)となりました。
⑨コンサルティング事業
コンサルティング事業におきましては、不動産管理信託報酬、少額短期保険契約件数が堅調に推移するとともに火災保険の保険期間改定に伴い、損害保険代理店手数料が増加いたしました結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高33億95百万円(前年同期比7.5%増)、営業利益7億11百万円(前年同期比16.9%増)となりました。
⑩物販・文化事業
物販・文化事業におきましては、カードキーシステム「シャーロック」シリーズの製造・販売、美術館の運営を行っております。当第2四半期連結累計期間の業績は前連結会計年度にコンビニエンスストアの運営を終了したことに伴い、売上高3億71百万円(前年同期比33.0%減)、営業利益24百万円(前年同期比59.9%減)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末と比べて5億79百万円の資金を使用し、670億58百万円の残高となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、仕掛販売用不動産の仕入等による棚卸資産の増加27億7百万円、法人税等の支払44億24百万円の一方で、税金等調整前四半期純利益143億87百万円等により64億75百万円の資金を獲得(前年同四半期は54億93百万円の資金を獲得)いたしました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、賃貸等不動産等の取得や「布袋駅東複合公共施設等整備事業」の建設等により41億85百万円の資金を使用(前年同四半期は78億32百万円の資金を使用)いたしました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、運転資金等の銀行借入金返済、剰余金の配当19億83百万円により35億6百万円の資金を使用(前年同四半期は95億37百万円の資金を使用)いたしました。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)資産、負債、純資産に関する分析
当第2四半期連結会計期間末の総資産額は2,806億40百万円となり、前連結会計年度末と比較し73億53百万円増加いたしました。これは、主に仕掛販売用不動産及び有形固定資産の増加によるものであります。
負債総額は1,445億11百万円となり、前連結会計年度末と比較し10億99百万円減少いたしました。これは、主に借入金返済による減少であります。
純資産額は1,361億29百万円となり、前連結会計年度末と比較し84億52百万円増加いたしました。これは、主に利益剰余金の増加によるものであります。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません
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