【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中における将来に関する事項につきましては、当四半期報告書提出日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第1四半期累計期間(2023年4月1日から2023年6月30日まで)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症が5類に引き下げられたことで、経済活動が正常化に向けて動き出しているものの、原油・原材料価格の高騰や為替レートの変動により物価の上昇が続いていることなど、個人の消費マインドを低下させる要因となっており、先行きに対する不透明感が依然として続いております。
このような環境の中、当社では、新規顧客の獲得と更なる顧客サービスの向上に努めてまいりました。
当第1四半期累計期間におきましては、基軸部門である車販売部門と車検部門、業務スーパー部門を中心に堅調に推移いたしました。車販売部門においては、新車の供給遅れが徐々に回復してきたことや、中古車販売の取扱店舗の拡大、オークション販売の増加により堅調に推移いたしました。車検部門においては、安全・安心・明朗会計を基本方針として入庫促進に努めた結果、お客様からのご支持をいただき堅調に推移いたしました。業務スーパー部門においては、千葉県匝瑳市へ6店舗目となる「業務スーパー八日市場店」を6月22日にオープンいたしました。地域のお客様にご好評をいただき、既存店舗とともに堅調に推移いたしました。今後についても、株式会社神戸物産や関係取引先と緊密に連携しながら出店候補物件の調査・選定を継続し、業務スーパーの積極的な出店を視野に成長エンジンとして更なる強化を図ってまいります。
また、引き続き異業種との店舗複合化を推進することで、地域の皆様の利便性の向上や新たな客層の来店促進に繋げ、収益基盤の強化を図ってまいります。
以上の結果、当社の当第1四半期累計期間における売上高は1,988百万円(前年同四半期比14.5%増)、営業利益は59百万円(前年同四半期比92.6%増)、経常利益は84百万円(前年同四半期比38.0%増)、四半期純利益は52百万円(前年同四半期比29.9%増)となりました。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財務状況、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)財政状態の状況
当第1四半期会計期間末の総資産は7,376百万円と、前事業年度末比83百万円(1.1%)の減少となりました。負債は3,673百万円となり前事業年度末比107百万円(2.8%)の減少、純資産は3,703百万円で、前事業年度末比23百万円(0.6%)の増加となりました。この結果、自己資本比率は、前事業年度末比0.9ポイント増の50.2%となりました。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題についての重要な変更、または、新たに生じた優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。