【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。
(1)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間における国内と海外を合わせた総販売台数は、前第1四半期連結累計期間に比べ9,772台(5.8%)減少し158,126台となりました。
国内車両販売台数につきましては、部品不足が改善し、前第1四半期連結累計期間に比べ5,334台(54.2%)増加の15,184台となりました。海外車両販売台数につきましては、インフレーション及び金利上昇による影響を受けた結果、CV(商用車(トラック及びバス))はアジアを中心に9,699台(15.1%)減少し、LCV(ピックアップトラック及び派生車)はタイを中心に5,407台(5.8%)減少しました。
車両以外の商品の売上高につきましては、産業用エンジンは中国における建機需要が低迷しており、前第1四半期連結累計期間に比べ8億円(2.7%)減少の290億円となりました。また、その他の売上高につきましては、保有事業の伸長により前第1四半期連結累計期間に比べ83億円(4.9%)増加の1,790億円となりました。
これらの結果、売上高につきましては、7,755億円と前第1四半期連結累計期間に比べ873億円(12.7%)増加しました。内訳は、国内が2,533億円(前第1四半期連結累計期間比22.0%増)、海外が5,222億円(前第1四半期連結累計期間比8.6%増)です。
損益につきましては、資材費等が高騰したものの、価格対応、仕向け及び車型構成が改善しており、営業利益は686億円(前第1四半期連結累計期間比25.3%増)、経常利益は749億円(前第1四半期連結累計期間比27.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は450億円(前第1四半期連結累計期間比24.9%増)となりました。
当第1四半期
連結累計期間
前第1四半期
連結累計期間比増減
売上高
7,755億円
873億円
12.7%
営業利益
686億円
138億円
25.3%
経常利益
749億円
161億円
27.3%
親会社株主に帰属する
四半期純利益
450億円
89億円
24.9%
(為替レート)
USD/JPY
138円
(130円)
THB/JPY
3.99円
(3.77円)
AUD/JPY
92円
(93円)
注:( )内は前年同期の為替レート
(2)財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ、838億円増加の3兆1,306億円となりました。主な要因としましては、受取手形、売掛金及び契約資産が55億円及び繰延税金資産が48億円減少した一方で、棚卸資産が523億円、その他流動資産が235億円及び投資有価証券が167億円増加したことによります。
負債は、前連結会計年度末に比べ、196億円増加の1兆5,562億円となりました。主な要因としましては、仕入債務が120億円、未払費用が111億円減少した一方で、有利子負債が292億円増加したことによります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ、642億円増加の1兆5,744億円となりました。これは主に配当により利益剰余金が334億円減少した一方で、親会社株主に帰属する四半期純利益450億円を計上したことや、為替換算調整勘定が289億円増加したことによります。
自己資本比率は43.5%(前連結会計年度末42.9%)となりました。
有利子負債につきましては、前連結会計年度末に比べて292億円増加の5,423億円となりました。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、250億円です。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
#C7202JP #いすゞ自動車 #輸送用機器セクター