【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
①経営成績
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中で、国内外において経済活動の制限が段階的に緩和され、企業の生産活動や設備投資には持直しの動きが見られました。一方、ウクライナ情勢を背景とした資源価格の高騰、多岐におよぶ物価の高騰、為替市場での急激な変動、新たな変異株の感染による感染再拡大等、景気に悪影響を及ぼす様々な要因があり、先行きは依然として不透明な状況が継続すると見込まれます。
このような状況下にあって当社は、市場の多様なニーズへの対応力を高め、受注拡大に向けての製品の差別化や、コスト削減、工場の生産性を高める取り組みを継続・強化してまいりました。コロナによる制限が緩和されたことにより国内外の受注動向に改善の傾向が見られ積極的に営業活動を行ってまいりました。一方、原材料やエネルギーコスト等の高騰に対応するため販売価格の見直しなど展開しておりますが、改善には一定の時間が必要と見込まれます。
この結果、当第3四半期累計期間の業績は、売上高は2,958百万円(前年同四半期比21.5%増)、営業利益113百万円(前年同四半期比68.4%増)、経常利益132百万円(前年同四半期比87.1%増)、四半期純利益87百万円(前年同四半期比3,569.5%増)となりました。
セグメントごとの業績は次のとおりであります。
a.チェーン事業
国内では、搬送機械業界・運搬機械業界や工作機械業界向けが大きく増加し、多くの業界向けに回復の兆しが見られました。一方、輸出においても、北米、アジア向けが大きく増加しました。これらの結果、売上高は2,761百万円(前年同四半期比22.8%増)、営業利益は214百万円(前年同四半期比36.6%増)となりました。
b.金属射出成形事業
医療機器分野での受注が増加し、一時的に自動車業界向けの受注が増加しました。その結果、売上高は191百万円(前年同四半期比24.3%増)、営業利益は36百万円(前年同四半期比132.2%増)となりました。
c.不動産賃貸事業
賃貸不動産事業につきましては、テナントの移転の影響により、売上高は5百万円(前年同四半期比81.7%減)、営業損失は9百万円(前年同四半期は営業利益17百万円)となりました。
②財政状態
(資産)
当第3四半期会計期間末における総資産は、4,304百万円で、前期末に比べて194百万円増加しました。これは、前期末と比べ、受取手形、棚卸資産等が増加したことを主要因として、流動資産が2,584百万円と211百万円増加、また、固定資産が1,719百万円と17百万円減少したことによるものです。
(負債)
当第3四半期会計期間末における負債合計は、2,751百万円で、前期末に比べて98百万円増加しました。これは、前期末と比べ、支払手形等の増加を主要因として、流動負債が1,499百万円と51百万円増加したこと(支払手形が86百万円、短期借入金が106百万円増加、未払法人税等が44百万円、その他の流動負債に含まれる設備未払金、設備支払手形がそれぞれ58百万円、57百万円減少)、また、固定負債が1,251百万円と46百万円増加(長期借入金が73百万円増加、退職給付引当金が26百万円減少)したことによるものです。
(純資産)
当第3四半期会計期間末における純資産は、1,552百万円で、前期末と比べ95百万円増加しました。
この結果、自己資本比率は前期末の35.4%から当第3四半期会計期間末は36.1%になりました。
(2) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期累計期間における研究開発活動の金額は、5百万円であります。
なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5) 経営成績に重要な影響を与える要因
当社の経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、前事業年度の有価証券報告書に記載した要因から重要な変更はありません。新型コロナウイルス感染症が再び拡大の様子をみせておりますが、再度感染が拡大すると生産調整や営業活動の制限が生じる可能性があります。新型コロナウイルス感染症の状況を予測することは困難であり、感染拡大は当社の経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。
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