【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間における世界経済は、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻の継続や原油をはじめとする資源価格の高騰、部材不足の長期化、新型コロナウイルス感染症による中国国内の一部都市封鎖、各国金利の上昇など制約要因の多い状況で推移しました。
国内においては、新型コロナウイルス感染対策の進展と行動制限の緩和により経済活動の正常化が進んだものの、為替相場において急激な円安が進み、エネルギー価格の高騰と相まって物価上昇を招くなど、経済活動に大きな影響が及んでおります。
こうした状況下、当社グループにおいては半導体・各種分析関連装置市場向け駆動システム商品の受注が引き続き堅調であったことに加えて自動車向け金型システム商品の需要が好調に推移し、受注高は11,856百万円(前年同期比1,781百万円、17.7%増)となりました。売上高は駆動システムの増産や、金型システムの売上増が寄与し10,637百万円(前年同期比2,516百万円、31.0%増)となりました。
利益面に関しては、増収効果が寄与して営業利益は664百万円(前年同期比266百万円、67.0%増)、経常利益は為替差益229百万円、受取ロイヤリティー111百万円等の営業外収益もあり1,026百万円(前年同期比629百万円、158.4%増)と、大幅な増益となりました。以上の結果、親会社株主に帰属する四半期純利益は657百万円(前年同期比404百万円、160.3%増)となりました。
セグメントの業績は以下のとおりです。
なお、下記セグメントの売上高は、セグメント間の内部売上高を含めて表示しております。
○ 駆動システム
当セグメントでは、受注高は4,548百万円(前年同期比776百万円、14.6%減)となりました。部材不足による顧客の生産調整等の影響により前年同期の急激に拡大した受注には及ばなかったものの、主要市場である半導体製造装置・各種分析関連装置分野向けを中心に引き続き高い水準を維持しております。売上高は潤沢な受注残を背景に生産体制増強に努めた結果4,476百万円(前年同期比387百万円、9.5%増)となり、営業利益は622百万円(前年同期比92百万円、17.4%増)と、増収増益となりました。
○ 金型システム
当セグメントでは、車載用モーター向け金型及び周辺システムに加えモータコア等の受注急増により、受注高は5,250百万円(前年同期比2,477百万円、89.3%増)と大幅な増加となりました。受注高の増加に伴い売上高も同様に4,434百万円(前年同期比1,856百万円、72.0%増)と大幅な増収となりました。営業利益は166百万円(前年同期比93百万円、129.0%増)と増益となりました。
○ 機工・計測システム
当セグメントでは、自動車業界の生産減や部品納期の長期化等の影響を受けましたが、積極的な受注活動や調達努力により、受注高は2,065百万円(前年同期比81百万円、4.1%増)、売上高は1,734百万円(前年同期比273百万円、18.7%増)と前年同期を上回りました。収益面では依然として厳しい状況が続いていますが、前年同期と比較して売上を伸ばしたことにより、営業損失110百万円(前年同期は営業損失192百万円)と損失減少の結果となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前連結会計年度末に比較して769百万円減の2,077百万円となりました。各キャッシュ・フロ-の状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロ-)
営業活動の結果、増加した資金は143百万円(前年同四半期は1,973百万円の増加)となりました。これは主に棚卸資産の増加1,147百万円、売上債権の増加454百万円等により資金が減少した一方、税金等調整前四半期純利益の計上1,042百万円、仕入債務の増加831百万円等により資金が増加したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロ-)
投資活動の結果、減少した資金は414百万円(前年同四半期は254百万円の減少)となりました。これは主に有形固定資産等の取得427百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロ-)
財務活動の結果、減少した資金は544百万円(前年同四半期は1,325百万円の減少)となりました。これは主に短期借入金の増加200百万円により資金が増加した一方、長期借入金の返済528百万円等により資金が減少したことによるものであります。
(3)資産、負債及び純資産の状況
当第2四半期連結会計期間末における総資産は23,215百万円となり、前連結会計年度末と比較して1,168百万円増加しました。これは主に有形固定資産等の増加により固定資産が11百万円増加し、棚卸資産の増加等により流動資産が1,156百万円増加したことによるものです。
負債合計額は12,807百万円となり、前連結会計年度末と比較して566百万円増加しました。これは主に電子記録債務等の増加により流動負債が878百万円増加したものの、長期借入金等の減少により固定負債が312百万円減少したことによるものです。
また、当第2四半期連結会計期間末の純資産は10,407百万円となり、前連結会計年度末と比較して601百万円増加しました。これは主に利益剰余金の増加等により株主資本合計が533百万円増加し、為替換算調整勘定等の増加により、その他の包括利益累計額が68百万円増加したことによるものです。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は131百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
