【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期報告書の提出日現在において判断したものであります。
(1)業績の状況
当社は2022年9月1日付で当社の完全子会社である株式会社しんしん丸を吸収合併したことに伴い、第3四半期累計期間においては期首から2ヵ月は連結決算でありましたが、当第3四半期累計期間の末日においては非連結決算へと移行しております。上記により当第3四半期累計期間より四半期連結財務諸表を作成していないため、比較分析は行っておりません。
当第3四半期累計期間における外食業界は、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化しているものの、経済活動への制限が緩和され、お客様のご来店数は徐々に回復傾向の兆しが現れてきております。しかしながら、ロシアのウクライナ侵攻に端を発する世界的な物価高騰による、仕入原価の上昇及び水道光熱費の増加、パート・アルバイトの時給アップ、従業員確保に係る採用費用の増加等、販売管理費の増加が顕著になっております。
また、コロナ禍におけるお客様の勤務スタイルや会食機会の変化、大人数によるご宴会の縮小、二次会利用の激減等による店内飲食需要の減少に伴い、コロナ禍以前の売上状況には未だに届いていない厳しい状況で推移しております。
このような状況の中、当社が主力として運営しております居酒屋業態においては、コロナ禍においても飲食店でご飲食する素晴らしさを感じていただけるように、企業理念を具現化するための20項目を定め、スタッフ全員が一丸となってお客様に笑顔でお帰りいただくように注力をしております。さらに第2四半期会計期間より導入しましたミステリーショッパーによるお客様の声を店舗の営業に活かすことによって一人でも多くのお客様にご来店いただけるお店づくりをしてまいります。
また、前期に新たに業態変更した5店舗の業績への貢献を確かなものにし、店舗オペレーションの改善を通じて、店舗資源の効率化を図ってまいります。
この結果、当第3四半期会計期間末の店舗数は、大衆割烹「庄や」20店舗、「日本海庄や」4店舗、カラオケ
ルーム「うたうんだ村」1店舗、大衆すし酒場「じんべえ太郎」5店舗、Italian Kitchen「VANSAN」2店
舗の合計32店舗となっております。
上記の結果、当第3四半期累計期間の業績は売上高939,301千円、売上総利益は634,905千円、販売費及び一般
管理費については916,469千円となり、営業損失は281,564千円となりました。
経常損失につきましては273,118千円、税引前四半期純損失282,765千円となり、四半期純損失288,621千円とな
りました。
また、当社は、料理飲食事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(2)財政状態の状況
当第3四半期会計期間末における流動資産は829,211千円となり、前事業年度末に比べて254,611千円の減少となりました。これは主に、現金及び預金が203,659千円減少したことによるものであります。
また、固定資産は756,052千円となり、前事業年度末に比べて66,981千円の増加となりました。これは主に、建物等の有形固定資産が100,558千円増加、差入保証金が34,886千円減少したことによるものであります。
当第3四半期会計期間末における流動負債は279,930千円となり、前事業年度末に比べて103,410千円の増加となりました。これは主に、短期借入金の増加50,000千円、1年内返済予定の長期借入金の増加1,213千円、未払消費税の増加25,909千円によるものであります。
また、固定負債は444,930千円となり、前事業年度末に比べて20,021千円の増加となりました。これは主に、長期借入金の増加26,284千円によるものであります。
当第3四半期会計期間末における純資産は860,402千円となり、前事業年度末に比べて311,061千円の減少となりました。これは、四半期純損失計上及び配当金支払の結果、利益剰余金が310,512千円減少したことによるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。