【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 財政状態及び経営成績の状況① 経営成績の状況当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症に関する行動制限の解除以降、経済活動は緩やかに正常化への動きが見られたものの、ウクライナ情勢の長期化や急速な円安進行、物価上昇等により、先行きは依然として不透明な状況が続いております。当業界におきましては、原材料価格やエネルギーコストの高騰、物価上昇による個人消費の減退など、厳しい事業環境が続いております。このような状況の中で、当社グループは感染予防対策の徹底を継続し、商品の安定供給を図ってまいりました。また、業務改革を推進して原価低減や生産性の向上を図り全体経費の抑制に努めるとともに、原材料の安定した仕入れと仕入価格の低減を図るため、新たな原産地の開拓等を行ってまいりました。しかしながら、急激な原材料価格やエネルギーコストの上昇に対して企業努力だけでは吸収することが難しく、価格改定を実施し収益の安定化を図ってまいりました。この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、物価上昇等による消費マインドの低下から販売数量が減少したことにより228億22百万円(前年同期比0.1%減)となりました。損益面につきましては、売上高の減少および原材料価格やエネルギーコストの高騰から、営業損失79百万円(前年同期2億59百万円の営業利益)、経常損失36百万円(前年同期3億19百万円の経常利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失95百万円(前年同期2億93百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)の計上となりました。食肉加工品部門食肉加工品部門につきましては、ハム・ソーセージ等の販売数量が減少いたしました。この結果、この部門の売上高は94億75百万円(前年同期比1.5%減)となりました。惣菜その他加工品部門惣菜その他加工品部門につきましては、CVS向け惣菜品の売上が減少いたしました。この結果、この部門の売上高は38億1百万円(前年同期比4.4%減)となりました。食肉部門食肉部門につきましては、輸入食肉は売上が減少いたしましたが、国産食肉は豚肉の売上が増加いたしました。この結果、この部門の売上高は94億48百万円(前年同期比3.2%増)となりました。その他部門その他部門につきましては、外食部門等の売上高は96百万円(前年同期比5.2%増)となりました。
② 財政状態の分析当第3四半期連結会計期間末の資産は、前連結会計年度末と比べ10億30百万円増加し145億14百万円となりました。これは主に季節的要因により受取手形及び売掛金が17億43百万円増加したことによるものです。当第3四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末と比べ11億69百万円増加し108億17百万円となりました。これは主に季節的要因により買掛金が12億23百万円増加したことによるものです。
当第3四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末と比べ1億39百万円減少し36億96百万円となりました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純損失の計上等により利益剰余金が1億36百万円減少したことによるものです。
(2) 経営方針・経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当第3四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について、既に提出した有価証券報告書に記載された内容に比して重要な変更又は新たに定めたものはありません。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第3四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は53百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究活動の状況に重要な変更はありません。