【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)
財務状態及び経営成績の状況当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、経済活動が正常化しつつありましたが、新型コロナウイルス感染第7波や急激な円安、エネルギー価格の高騰等が、景気回復のペースを鈍化させました。また、世界経済は、新型コロナウイルス感染症に対する防疫と経済活動の両立が更に進む一方、ウクライナ紛争の長期化に伴う資源価格の高騰、欧米におけるインフレ加速に伴う政策金利の引き上げ、中国のゼロコロナ政策による経済活動抑制の影響等、先行きに対する不透明感が継続しています。当社の主要なお客さまである鉄道事業者でも、当初回復基調にあった旅客需要が、夏季の新型コロナウイルス感染者増加の影響等により減少となりました。同ウイルスの感染懸念後退や政府の観光支援策等により、今後、旅客需要の高まりが期待されるものの、設備投資計画の見直しや発注時期の延期等、当社受注に関する影響が続く状況となっております。このようななか、当社グループは、新型コロナウイルス感染症拡大抑制に留意し、テレワーク等の実施により従業員の感染リスクを低減しつつ、事業活動の維持に努めてまいりました。また、国内市場の維持・拡大、時代のニーズにマッチした受注の獲得と拡大および経費削減等にも取り組んでまいりました。現状は、世界的な電子部品入手困難や急激な円安進行に伴うコスト増等、不透明かつ厳しい環境が継続しておりますが、きめ細やかな受注予測に基づく部材の先行手配や、徹底した納期管理を通じた戦略的な製品展開等に継続的に取り組んでまいりました。この結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は88億57百万円(前年同期比12.1%減)となりました。営業利益は3億52百万円(前年同期比51.9%減)、経常利益は4億21百万円(前年同期比47.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2億49百万円(前年同期比46.2%減)となりました。
セグメントごとの経営成績の状況は、次のとおりであります。[鉄道信号関連事業]鉄道信号関連事業については、電子連動等のシステム製品が増加したものの、運行管理システムやATC(自動列車制御装置)等のシステム製品や、踏切装置・機器や踏切障害物検知装置等のフィールド製品が減少し、売上高は82億25百万円(前年同期比12.2%減)、セグメント利益は9億28百万円(前年同期比28.1%減)となりました。[産業用機器関連事業]産業用機器関連事業については、需要の低迷及び部材入手困難の影響もあり、鉄道車両用自動すきま調整器や非接触耐熱IDシステム等主要製品において減少し、売上高は4億25百万円(前年同期比14.9%減)、セグメント利益は5百万円(前年同期比17.6%減)となりました。[不動産関連事業]不動産関連事業については、売上高は2億6百万円(前年同期比1.0%増)、セグメント利益は98百万円(前年同期比4.9%増)となりました。
財政状態につきましては次のとおりであります。当第2四半期連結累計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ12億55百万円減少し、411億87百万円となりました。これは、棚卸資産が9億54百万円増加しましたが、現金及び預金が15億22百万円、受取手形、売掛金及び契約資産が7億59百万円それぞれ減少したこと等によるものです。当第2四半期連結累計期間末における負債は、前連結会計年度末に比べ12億56百万円減少し、142億28百万円となりました。これは、短期借入金が4億39百万円、支払手形及び買掛金が3億82百万円それぞれ減少したこと等によるものです。当第2四半期連結累計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べ0百万円増加し、269億58百万円となりました。これは、その他有価証券評価差額金が50百万円、非支配株主持分が18百万円それぞれ減少しましたが、利益剰余金が71百万円増加したこと等によるものです。
(2)
キャッシュ・フローの状況当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ15億22百万円減少し、50億89百万円となりました。(営業活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期連結累計期間における営業活動による資金は、5億75百万円の減少(前年同期は12億14百万円の増加)となりました。これは、売上債権の減少により7億59百万円、税金等調整前四半期純利益により4億21百万円それぞれ資金が増加しましたが、棚卸資産の増加により9億54百万円、仕入債務の減少により3億82百万円、法人税等の支払により2億68百万円それぞれ資金が減少したこと等によるものです。(投資活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期連結累計期間における投資活動による資金は、1億93百万円の減少(前年同期は2億15百万円の減少)となりました。これは、有形及び無形固定資産の取得による支出により1億89百万円資金が減少したこと等によるものです。(財務活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期連結累計期間における財務活動による資金は、7億53百万円の減少(前年同期は7億円の減少)となりました。これは、短期借入金の返済により4億20百万円、配当金の支払により1億77百万円それぞれ資金が減少したこと等によるものです。
(3)
優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第2四半期連結累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)
研究開発活動当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は3億90百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
