【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による行動制限が解除され、各種政策の効果もあり、緩やかな回復傾向にあるものの、消費者物価の上昇や海外景気の下振れがわが国の景気を下押しするリスクもあり、先行きは依然として不透明な状況で推移しております。
このような状況のもと、当社グループにおいては、昨年4月27日付で取得したペット用品事業の売上が増加したものの、行動制限の解除により消費行動が変化したことや節約志向の高まりなどの影響により、塗料事業及びDIY用品事業の売上が減少したため、当第1四半期連結累計期間の売上高は46億円(前年同期比2.3%減)となりました。
売上高の減少に伴い、営業利益は3億4千6百万円(前年同期比8.0%減)となり、前年同期において、東日本物流センター開設に伴う補助金収入及び株式会社ザ・ペットにおける生命保険解約返戻金収入の計上があった影響により、経常利益は3億6千9百万円(前年同期比26.3%減)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は2億3千2百万円(前年同期比18.9%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
<塗料事業>
当事業の売上高は21億8千8百万円(前年同期比8.9%減)、セグメント利益は2億3千4百万円(前年同期比20.4%減)となりました。
<DIY用品事業>
当事業の売上高は15億2千5百万円(前年同期比4.5%減)、セグメント利益は8千7百万円(前年同期比27.3%減)となりました。
<ペット用品事業>
当事業の売上高は8億2千7百万円(前年同期比26.1%増)となりましたが、のれん償却費の計上により、5百万円のセグメント損失(前年同期は6千7百万円のセグメント損失)となりました。
<その他>
その他の事業の売上高は5千8百万円(前年同期比1.8%増)、セグメント利益は2千9百万円(前年同期比2.6%増)となりました。
② 財政状態
<資産>
当第1四半期連結会計期間末における資産合計は213億1千8百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億円減少いたしました。これは主に、現金及び預金の減少7億9千9百万円、受取手形の増加1億8千1百万円、売掛金の増加1億6千6百万円、電子記録債権の増加3億3千3百万円、商品及び製品の減少1億5千3百万円、投資その他の資産の増加1億3千5百万円によるものです。
<負債>
当第1四半期連結会計期間末における負債合計は75億7千2百万円となり、前連結会計年度末に比べ4億1千7百万円減少いたしました。これは主に、短期借入金の減少2億2千万円、1年内返済予定の長期借入金の増加1億円、未払法人税等の減少1億3千6百万円、引当金の減少1億7百万円、長期借入金の減少1億8千5百万円によるものです。
<純資産>
当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は137億4千6百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億1千6百万円増加いたしました。これは主に、利益剰余金の増加1億2千3百万円によるものです。
この結果、自己資本比率は64.5%(前連結会計年度末は62.9%)となりました。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、4千4百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。