【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響による行動制限が緩和され、徐々に経済活動の正常化が進む一方で、資源価格の高騰や世界的な金融引き締め等により依然として先行き不透明な状態が続いております。
このような状況の中で、当社は「感動プロデュース企業へ」という経営ビジョンのもと「文化と笑顔の需要創造」をミッションに掲げ、紙・電子出版による書籍、コミック、雑誌の発行、「野いちご」等の小説サイトの運営、女性向けWEBサイト「オズモール」での情報発信や施設予約サービスの提供、オンラインを含むイベント開催等とそれらを掛け合わせたPR・販促ソリューションの提供を軸として事業を運営してまいりました。
このような営業活動の結果、当第1四半期累計期間の売上高は20億52百万円(前年同期比45.9%増)、営業利益は6億19百万円(前年同期比161.3%増)、経常利益は6億22百万円(前年同期比155.4%増)、四半期純利益は5億17百万円(前年同期比268.5%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
<書籍コンテンツ事業>
書籍コンテンツ事業では、自社で運営する小説サイト「野いちご」「ベリーズカフェ」「ノベマ!」を起点に、独自のマーケティングにより恋愛小説から異世界ファンタジー、ライト文芸まで幅広いジャンルの作品を書籍・コミックとして発刊しております。
当第1四半期累計期間は、書籍・コミックの発刊点数の増加、マーケティングの徹底による読者ニーズに沿った商品展開、映像化等のIP展開やSNS等を活用した販促施策に注力してまいりました。書籍・コミックの売上高は、女性向けコミックレーベル「ベリーズコミックス」「noicomi」、男性向け異世界ファンタジーレーベル「グラストコミックス」「グラストノベルス」、ライト文芸レーベル「スターツ出版文庫」が順調に売り上げを伸ばしたこと等により増加いたしました。個別のコンテンツでは、コミックと小説で展開しております『鬼の花嫁』が、本年2月に紙コミック第2巻及び小説7作目が発刊したこともあり、昨年に引き続き業績に寄与いたしました。
このような営業活動の結果、書籍コンテンツ事業の売上高は12億83百万円(前年同期比62.6%増)、営業利益は6億51百万円(前年同期比92.9%増)となりました。
<メディアソリューション事業>
メディアソリューション事業では、オリジナルのマーケティング・モデルを創造するという戦略のもと、当社独自の基準で厳選したビューティサロン・ホテル・レストラン等の施設予約サービスを提供する「オズのプレミアム予約」と、「オズモール」「オズマガジン」「メトロミニッツ」等の東京地域密着の自社メディアとSNSコミュニティ「東京女子部」等を活用したPR・販促ソリューションを展開してまいりました。
「オズのプレミアム予約」では、利用者満足度の高い施設の開拓と予約プランの開発やSEO等のユーザー集客施策の強化、クーポン施策等のCRM強化によるユーザー満足度の向上に注力してまいりました。当第1四半期累計期間は、新型コロナウイルス感染症の影響が軽減し、前年同期と比較してレストラン予約を中心に利用者数が改善したことにより売上高が増加し、コロナ禍前の2019年同四半期の売上高を上回る結果となりました。
PR・販促ソリューションでは、SNSコミュニティ「東京女子部」のブランド化や「オズマガジン」等の東京地域密着メディアを活用したお出かけ支援の強化、デジタルマーケティングによる新たなマーケットの開拓に注力してまいりました。当第1四半期累計期間は、商業施設向けの集客支援等の売り上げが伸長した一方で、自治体向けのお出かけ支援等の売り上げが低調に推移したことにより前年同期と比較して売上高は微増となりました。
このような営業活動の結果、メディアソリューション事業の売上高は7億68百万円(前年同期比24.6%増)、営業利益は0百万円(前年同期は、営業損失69百万円)となりました。
②財政状態の状況
(資産)
当第1四半期会計期間末の総資産は、前事業年度末と比べて46百万円増加し、86億円となりました。
流動資産は、現金及び預金が2億60百万円、その他流動資産が36百万円増加した一方で、売掛金及び契約資産が2億61百万円減少したこと等により、前事業年度末に比べて45百万円増加し、76億14百万円となりました。
固定資産は、前事業年度末からほぼ横ばいで推移し、9億86百万円となりました。
(負債)
当第1四半期会計期間末の負債は、前事業年度末と比べて3億56百万円減少し、18億8百万円となりました。
流動負債は、未払法人税等が2億56百万円、買掛金が1億7百万円減少した一方で、賞与引当金が82百万円増加したこと等により、前事業年度末と比べて3億24百万円減少し、17億14百万円となりました。
固定負債は、前事業年度末と比べて31百万円減少し、94百万円となりました。
(純資産)
当第1四半期会計期間末の純資産は、利益剰余金が四半期純利益の計上により5億17百万円増加した一方で、配当金の支払により1億15百万円減少したこと等により、前事業年度末に比べて4億2百万円増加し、67億92百万円となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第1四半期累計期間における現金および現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ2億60百万円増加し、36億14百万円となりました。
当第1四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、法人税等の支払額3億79百万円、仕入債務の減少1億7百万円、未払消費税の減少59百万円等による資金の使用の一方で、税引前四半期純利益6億22百万円、売上債権の減少2億61百万円等の資金の獲得により、3億85百万円の資金を獲得(前年同四半期は1億42百万円の資金を獲得)いたしました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、「オズモール」のシステム開発等の無形固定資産の取得等により、11百万円の資金を使用(前年同四半期は53百万円の資金を使用)いたしました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払等により、1億13百万円の資金を使用(前年同四半期は74百万円の資金を使用)いたしました。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因について
当第1四半期累計期間において、重要な変更はありません。
(7)資本の財源及び資金の流動性についての分析
①キャッシュ・フローについて
当第1四半期会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前事業年度末残高33億53百万円に対して2億60百万円増加し、36億14百万円となりました。なお、当第1四半期累計期間におけるキャッシュ・フローの概況は「(2)キャッシュ・フローの状況」をご参照下さい。
②資金需要
当社の事業活動における資金需要は、運転資金需要と設備資金需要の二つがあります。運転資金需要のうち主なものは、雑誌、書籍等の製品の製造費や販売費及び一般管理費等の営業費用によるものであります。また、設備資金需要としては、オズモールや小説サイトを運営するためのシステム開発やインフラ強化等によるものであります。
③財務政策
当社は現在、運転資金につきましては、全て自己資金により充当しております。また、設備資金につきましても全て自己資金の範囲内で計画をしております。
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